解放の樹/Tree of Redemption

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自身の[[タフネス]]の値と[[あなた]]の[[ライフ]]総量という、おかしなものを[[交換]]してしまう[[クリーチャー]]。
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自身の[[タフネス]]の値と[[コントローラー]]の[[ライフ]]総量という、おかしなものを[[交換]]してしまう[[クリーチャー]]。
  
とりあえず4[[マナ]]で13という非常に高いタフネスを活かして[[壁 (俗語)|壁]]として役立ち、ライフが減ってきたときには[[能力]]によって(これ単体でも)最大12点の[[回復]]手段として使える。タフネスを[[強化]]すると回復量も上がるが、壁としての性能は単体ですでに十分過ぎるのでやや過剰だろう。
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とりあえず4[[マナ]]で13という非常に高いタフネスを活かして[[壁 (俗語)|壁]]として役立ち、ライフが減ってきたときには[[能力]]によって(これ単体でも)最大12点の[[回復]]手段として使える。
  
*[[パワー]]とタフネスを[[入れ替え]]るような能力の大多数は[[ターン終了時まで]]だが、この能力は[[効果]]の期限がない。従ってタフネスは、感覚的には[[クリンナップ・ステップ]]に13に戻ると勘違いしがちだが、実際には(戦場を離れたりしない限りは)ゲーム終了まで変更されたままとなる。
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タフネス[[強化]]と相性がよく、何らかの方法で永続強化ができていればじわじわとライフを回復させていくことも可能(下記ルール参照)だが、カード2枚を使ってまでやるには悠長すぎる感がある。手軽にライフを稼げる[[コンボ]]自体は悪くはないので、[[リミテッド]]などでは狙ってみてもいいだろう。
*ライフが13点未満になった場合の回復手段以外にも利用法は考えられる。ライフが14点以上の時に起動した場合、ライフは減ってしまうがタフネスは増えるため、[[冒涜の行動/Blasphemous Act]]の様な13点以上の大ダメージを受け止める際に有効となる。また、タフネスは元のライフのままになっているので入れ替えで得た13点のライフがなくなりそうになったときに再度能力を起動することで初回起動時のライフまで戻すこともできる。
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極めて防御特化の1枚で、[[構築]]でも[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]の[[サーチ]]先として仕込まれる場合が多い。
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*[[ダメージ]]を負うことと[[タフネス]]が減ることは別だということに注意が必要。例えば解放の樹が10点のダメージを受けた場合は、タフネスは13-10=3ではなく、10点のダメージを受けたタフネス13のクリーチャーである。
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*[[パワー]]とタフネスを[[入れ替え]]るような能力の大多数は[[ターン終了時まで]]だが、この能力は[[効果]]の期限がないため、タフネスは[[戦場を離れる]]まで永続的に変更されたままとなる。感覚的には[[クリンナップ・ステップ]]に13に戻ると勘違いしがちなので注意。
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*ライフが14点以上の時に起動することも考えられる。例えば、[[冒涜の行動/Blasphemous Act]]の様な13点以上の大ダメージに耐えねばならないときに有効。生き残って再び能力を起動できれば、減らしたライフもそのまま返してもらえる。
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*後述する通りタフネス強化と相性がいいが、裏返しでマイナス[[修整]]は天敵。直前の[[ミラディンの傷跡ブロック]]は[[感染]]や[[-1/-1カウンター]]が溢れており、逆風といえる。
 
*[[石の壁/Wall of Stone]]や[[新星追い/Nova Chaser]]が持っていた、「印刷されたパワーとタフネスの差」の記録を8点から13点と大きく塗り変えての1位となった。
 
*[[石の壁/Wall of Stone]]や[[新星追い/Nova Chaser]]が持っていた、「印刷されたパワーとタフネスの差」の記録を8点から13点と大きく塗り変えての1位となった。
 
*[[イニストラード]]の事前情報として与えられていた、「ライフ総量を、今まで交換できたことのないある値と交換するカード」である。
 
*[[イニストラード]]の事前情報として与えられていた、「ライフ総量を、今まで交換できたことのないある値と交換するカード」である。
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*{{Gatherer|id=274546}}の背景に描かれているのは[[獄庫/Helvault]]。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
*能力の[[解決]]時に解放の樹が[[戦場]]にいない場合、何も[[効果]]を起こさない。
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*能力の[[解決]]時に解放の樹が[[戦場]]に存在しない場合、交換は実行されない。
 
*現在のライフ総量と解放の樹のタフネスの値が異なる場合、その差分だけあなたはライフを[[得る]]、または[[失う]]ことになる。
 
*現在のライフ総量と解放の樹のタフネスの値が異なる場合、その差分だけあなたはライフを[[得る]]、または[[失う]]ことになる。
 
**たとえば[[対戦相手]]が[[精神クランク/Mindcrank]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しており、解放の樹の能力によってライフ総量が減った場合、その差分の値だけ[[ライブラリー]]が[[削る|削ら]]れる。
 
**たとえば[[対戦相手]]が[[精神クランク/Mindcrank]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しており、解放の樹の能力によってライフ総量が減った場合、その差分の値だけ[[ライブラリー]]が[[削る|削ら]]れる。
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*何らかの[[効果]]で解放の樹のタフネスの値が変動している場合、変動後の値を参照することに注意。
 
*何らかの[[効果]]で解放の樹のタフネスの値が変動している場合、変動後の値を参照することに注意。
 
**解放の樹が[[トロール皮/Trollhide]](+2/+2の[[修整]]、種類別第7c種)を[[つける|つけ]]ており、あなたのライフ総量が7だとする。解放の樹の能力を[[起動]]して解決すると、あなたのライフ総量は15(13+2)となり、解放の樹のタフネスは9(7+2)となる。ここで再び解放の樹の能力を起動して解決すると、あなたのライフ総量は9となり、解放の樹のタフネスは17(15+2)となる。
 
**解放の樹が[[トロール皮/Trollhide]](+2/+2の[[修整]]、種類別第7c種)を[[つける|つけ]]ており、あなたのライフ総量が7だとする。解放の樹の能力を[[起動]]して解決すると、あなたのライフ総量は15(13+2)となり、解放の樹のタフネスは9(7+2)となる。ここで再び解放の樹の能力を起動して解決すると、あなたのライフ総量は9となり、解放の樹のタフネスは17(15+2)となる。
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==関連カード==
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*[[地獄の樹/Tree of Perdition]] - タフネスと対戦相手のライフを交換する。
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*[[ハルシオンの目撃者、エヴラ/Evra, Halcyon Witness]] - パワーとあなたのライフを交換する。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[神話レア]]
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*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[神話レア]]

2020年5月13日 (水) 20:01時点における版


Tree of Redemption / 解放の樹 (3)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant)

防衛
(T):あなたのライフの総量と解放の樹のタフネスを交換する。

0/13

自身のタフネスの値とコントローラーライフ総量という、おかしなものを交換してしまうクリーチャー

とりあえず4マナで13という非常に高いタフネスを活かしてとして役立ち、ライフが減ってきたときには能力によって(これ単体でも)最大12点の回復手段として使える。

タフネス強化と相性がよく、何らかの方法で永続強化ができていればじわじわとライフを回復させていくことも可能(下記ルール参照)だが、カード2枚を使ってまでやるには悠長すぎる感がある。手軽にライフを稼げるコンボ自体は悪くはないので、リミテッドなどでは狙ってみてもいいだろう。

極めて防御特化の1枚で、構築でも緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithサーチ先として仕込まれる場合が多い。

  • ダメージを負うこととタフネスが減ることは別だということに注意が必要。例えば解放の樹が10点のダメージを受けた場合は、タフネスは13-10=3ではなく、10点のダメージを受けたタフネス13のクリーチャーである。
  • パワーとタフネスを入れ替えるような能力の大多数はターン終了時までだが、この能力は効果の期限がないため、タフネスは戦場を離れるまで永続的に変更されたままとなる。感覚的にはクリンナップ・ステップに13に戻ると勘違いしがちなので注意。
  • ライフが14点以上の時に起動することも考えられる。例えば、冒涜の行動/Blasphemous Actの様な13点以上の大ダメージに耐えねばならないときに有効。生き残って再び能力を起動できれば、減らしたライフもそのまま返してもらえる。
  • 後述する通りタフネス強化と相性がいいが、裏返しでマイナス修整は天敵。直前のミラディンの傷跡ブロック感染-1/-1カウンターが溢れており、逆風といえる。
  • 石の壁/Wall of Stone新星追い/Nova Chaserが持っていた、「印刷されたパワーとタフネスの差」の記録を8点から13点と大きく塗り変えての1位となった。
  • イニストラードの事前情報として与えられていた、「ライフ総量を、今まで交換できたことのないある値と交換するカード」である。
  • イラストの背景に描かれているのは獄庫/Helvault

ルール

  • 能力の解決時に解放の樹が戦場に存在しない場合、交換は実行されない。
  • 現在のライフ総量と解放の樹のタフネスの値が異なる場合、その差分だけあなたはライフを得る、または失うことになる。
  • 解放の樹のタフネスが変更されることは、種類別第7b種である。
  • 何らかの効果で解放の樹のタフネスの値が変動している場合、変動後の値を参照することに注意。
    • 解放の樹がトロール皮/Trollhide(+2/+2の修整、種類別第7c種)をつけており、あなたのライフ総量が7だとする。解放の樹の能力を起動して解決すると、あなたのライフ総量は15(13+2)となり、解放の樹のタフネスは9(7+2)となる。ここで再び解放の樹の能力を起動して解決すると、あなたのライフ総量は9となり、解放の樹のタフネスは17(15+2)となる。

関連カード

参考

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