Blaze of Glory

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==解説==
 
1体の[[クリーチャー]]を、その[[ターン]]限定で何体でも[[ブロック]]できるようにする。可能な限り全ての[[アタッカー]]をブロックしなければならないので、これを使われたクリーチャーはまず死んでしまう。
 
  
しかし、クリーチャー1体を犠牲にした一種の[[聖なる日/Holy Day]]のような[[効果]]は期待でき、[[コカトリス/Cockatrice]]のような[[バジリスク]][[能力]]持ちとの[[ギミック]]はかなり強い。特にこの[[カード]]が作られた時代では[[カード・プール]]も狭く、[[トランプル]]持ちもほとんどいなかったので非常に頼りになった。
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1体の[[クリーチャー]]を、その[[ターン]]限定で何体でも[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できるようにする[[呪文]]。可能な限り全ての[[アタッカー]]をブロックしなければならないので、これを使われたクリーチャーはまず死んでしまう。
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しかし、クリーチャー1体を犠牲にした一種の[[聖なる日/Holy Day]]のような[[効果]]を期待することもでき、また、[[コカトリス/Cockatrice]]のような[[バジリスク能力]]持ちとの[[ギミック]]はかなり強い。特にこの[[カード]]が作られた時代では[[カード・プール]]も狭く、[[トランプル]]持ちもほとんどいなかったので非常に頼りになった。
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また、この[[呪文]]は[[対戦相手]]のクリーチャーにも使用できる。強制的にブロックに参加させることで、一種のクリーチャー[[除去]]として機能する。
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==オラクルの変遷==
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印刷時の[[ルール文章]]では、「'''defending creature'''」を対象とし「防御が選ばれる前にプレイする」というタイミングの制限が設けられていた。defending creatureを「[[ブロック・クリーチャー]]」と解釈すると、現在のルールではブロック・クリーチャーは選ぶ前には存在しないので、この2文は矛盾していることになる。[[リバイズド]]時点では、当時[[NetRep]]の[[Tom Wylie]]によって「このカードは『defending creatureとは防御側に1体でもクリーチャーがいること』という古いルールの下で解釈せよ」という裁定が出されていた。また[[第4版]]時点では、同氏によって「defending creatureとは、防御プレイヤーによってコントロールされているクリーチャー1体を意味する」という裁定が出されていた。
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1998年7月頃の[[オラクル]]更新では、タイミング制限はそのままで対象の制限が取り払われた形に変更された。
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その後、印刷時のルール文章に近づけるため、2010年7月17日のオラクル更新で「[[攻撃クリーチャー指定ステップ]]」のみのタイミング制限、「防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー」のみの対象制限が加えられた。
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そのうちタイミング制限は、2012年1月のオラクル更新で、印刷時の言い回しにより近い「[[戦闘]]中でブロック・クリーチャーが指定されるより前」に変更され、[[戦闘開始ステップ]]にも[[唱える|唱え]]られるようになった。
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==関連カード==
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*のちの[[ディセンション]]で、これの[[ブロック強制]]を取り除いた[[真の武勇/Valor Made Real]]が登場した。
  
また、この[[呪文]]は[[対戦相手]]のクリーチャーにも使用できる。強制的にブロックに参加させることで、一種のクリーチャー[[除去]]になる。
 
===関連カード===
 
*[[複数のクリーチャーをブロックするカード]]
 
 
==参考==
 
==参考==
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*[[複数のクリーチャーをブロックするカード]]
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
 
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
*[[カード個別評価:アンリミテッド]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[アンコモン]]
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[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]

2016年11月25日 (金) 02:59時点における版


Blaze of Glory (白)
インスタント

この呪文は、戦闘中でブロック・クリーチャーが指定されるより前にのみ唱えられる。
防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。このターン、それは望む数のクリーチャーをブロックできる。このターン、それは可能ならば各攻撃しているクリーチャーをブロックする。


1体のクリーチャーを、そのターン限定で何体でもブロックできるようにする呪文。可能な限り全てのアタッカーをブロックしなければならないので、これを使われたクリーチャーはまず死んでしまう。

しかし、クリーチャー1体を犠牲にした一種の聖なる日/Holy Dayのような効果を期待することもでき、また、コカトリス/Cockatriceのようなバジリスク能力持ちとのギミックはかなり強い。特にこのカードが作られた時代ではカード・プールも狭く、トランプル持ちもほとんどいなかったので非常に頼りになった。

また、この呪文対戦相手のクリーチャーにも使用できる。強制的にブロックに参加させることで、一種のクリーチャー除去として機能する。

オラクルの変遷

印刷時のルール文章では、「defending creature」を対象とし「防御が選ばれる前にプレイする」というタイミングの制限が設けられていた。defending creatureを「ブロック・クリーチャー」と解釈すると、現在のルールではブロック・クリーチャーは選ぶ前には存在しないので、この2文は矛盾していることになる。リバイズド時点では、当時NetRepTom Wylieによって「このカードは『defending creatureとは防御側に1体でもクリーチャーがいること』という古いルールの下で解釈せよ」という裁定が出されていた。また第4版時点では、同氏によって「defending creatureとは、防御プレイヤーによってコントロールされているクリーチャー1体を意味する」という裁定が出されていた。

1998年7月頃のオラクル更新では、タイミング制限はそのままで対象の制限が取り払われた形に変更された。

その後、印刷時のルール文章に近づけるため、2010年7月17日のオラクル更新で「攻撃クリーチャー指定ステップ」のみのタイミング制限、「防御プレイヤーがコントロールするクリーチャー」のみの対象制限が加えられた。

そのうちタイミング制限は、2012年1月のオラクル更新で、印刷時の言い回しにより近い「戦闘中でブロック・クリーチャーが指定されるより前」に変更され、戦闘開始ステップにも唱えられるようになった。

関連カード

参考

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