R&D's Secret Lair

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2018年1月8日 (月) 22:13時点におけるMelee (トーク | 投稿記録)による版
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R&D's Secret Lair
伝説の土地

カードは書かれている通りにプレイする。すべての訂正を無視する。
(T):(◇)を加える。(このマナは現在でもあなたのマナ・プールに加えられる。)


WHISPERのテキストは最新のオラクルに未対応です。最新のオラクルでは「(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。このマナは今でもあなたのマナ・プールに加わる。」というマナ能力です。

カードに出されたエラッタを無視できるカード。

これがあればホワイト・ライトニングができたり、アンリミテッド憂鬱/Gloom防御円にしか効かなくなったり、手札から捨てられたアラビアンナイトルフ鳥の卵/Rukh Eggからトークンが出たり、日本語版擬態の仮面/Mask of the Mimicが化け物カードになったりする。

その効果のシンプルさとは裏腹に、解釈が難しい状況を膨大に生み出してしまう、銀枠きっての問題児。その難解さはかつての謙虚/Humilityが裸足で逃げ出すほど。

現在のオラクルについて

最新のオラクル参考)ではマナ能力不特定マナシンボル無色マナ・シンボルに変更されるとともに、「このマナは今でもあなたマナ・プールに加わる。/This mana is still added to your mana pool.」という文章が付け足されているが、これは「このカードに印刷されている『あなたのマナ・プールに(1)を加える。』というテキストは現在のルールでどう機能するのか?」という疑問に答えている。

実際のところ、「不特定マナ・シンボルで表されるマナがプレイヤーのマナ・プールに加わる場合、その量の無色マナが加わる」というルールが存在する(CR:106.10)ため、このマナは(今のところ)本来の機能通りに使用できるということである。

  • もっともオラクルを変更したところで、このカード自身の常在型能力によってそれらは無視されてしまうというオチがついているのだが……。マジックの歴史において最高に意味のないオラクル変更といえるだろう。

ルール

このカードは、エラッタ等のルール文章変更を無視するだけであって、ルールそのものには一切影響を及ぼさない。銀枠世界とはいえ、そこがこのカードの肝であり面白いポイントでもあるので、気をつけて処理したい。

カード・タイプ特殊タイプサブタイプ

ルール文章

誤植により、大きく効果の変わる主なカード

ビジョンズ版の衝動/Impulse 最後にライブラリー切り直すことになっている。
日本語版第5版自然の知識/Nature's Lore を「タップ状態で戦場に出す」となっている。
日本語版の擬態の仮面/Mask of the Mimic 擬態の仮面/Mask of the Mimicの項を参照。
日本語版初版の呪われた巻物/Cursed Scroll 能力起動コストが(2)に減っている。
ドイツ語版のラースの果て/Rath's Edge マナ能力で2マナ出るようになっている。
日本語版の茂みの精霊/Thicket Elemental キッカー時の効果が、クリーチャーカード戦場に出すのではなく手札に加えるようになっている。
日本語版の生き写し/Dead Ringers 対象の2体のクリーチャーがまったく異なるならば破壊する」というまったく逆の効果になっている。
日本語版初版の衝動のタリスマン/Talisman of Impulse 出るマナが()と()になっている。また、ルール文章中のカード名が「共同のタリスマン」になってしまっているのでダメージを受けない。
日本語版の火と氷の剣/Sword of Fire and Ice プレイヤー対象にとれなくなっている。
スペイン語版の曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror トークンが1/1でなく2/2になっている。
日本語版の脂火玉/Tallowisp 二重の誤植。「エンチャント(クリーチャー)呪文」となっているため何も持って来られない(ライブラリーの中にあるのは呪文ではなくカード)が、ライブラリーを切り直さなくてよく(というか切り直せなく)なっている。
日本語版第9版翡翠像/Jade Statue 「この能力は、戦闘中にのみプレイできない。」というまったく逆の効果になっている。
日本語版の真実か詐話か/Truth or Tale 選んだ束の中から1枚ではなく、すべてを手札に加えることになっている。
日本語版時のらせんタイムシフト闘技場/Arena 対象クリーチャータップしなくなる。
フランス語版第10版破滅のロッド/Rod of Ruin 与えるダメージが3点になっている。
日本語版の刈り取りの王/Reaper King 伝説のクリーチャーではなくなっている。
日本語版の侵入の追い返し/Repel Intruders クリーチャー呪文以外の呪文も打ち消せるようになっている。
日本語版の抑え難い餌食/Irresistible Prey 抑え難い餌食/Irresistible Preyの項を参照。
日本語版基本セット2011聖句札の死者/Phylactery Lich 聖句札の死者/Phylactery Lichの項を参照。
日本語版のスランの戦争機械/Thran War Machine 「スランの戦争機械は、毎ターン、可能ならば攻撃に参加する。」の能力がフレイバー・テキストのフォントで印刷されているため、ルール文章ではないとして無視される。
日本語版の肉貪り/Devour Flesh 対象の変更によって自分が被害を受けることがなくなる一方、自分に向けて唱えてライフゲインに使うプレイングも不可能。
日本語版基本セット2013不快な再誕/Vile Rebirth クリーチャー以外のカードも追放できるようになる。
日本語版の軍勢の忠節者/Legion Loyalist 「軍の忠義者」という架空のカード名になっているため、大隊の能力は使えない。

その他

  • もしこのカードの常在型能力に誤植があった場合、これ自身の効果でエラッタを受け付けなくなる。もしそれによって能力が無効になると、再びエラッタを受け付けるようになり、無限ループを形成してしまう。ある意味最高レベルに気を遣う能力といえる。
  • 期間限定で銀枠のカードも使用できる統率者戦では禁止カードに指定された。もしたくさんのカードが並ぶ多人数戦でこんなカードを使おうものならプレイヤー全員が頭を痛めることになるのは想像に難くないし、基本土地すら置物と化してしまう場合があるのは理不尽というほかないだろう。

参考

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