Shahrazad

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[[アラビアンナイト]]の語り部。アラビアンナイトのすべての物語は、この人物によって語られる「作中作」の形式をとっている(※詳細は下記)。そのためこのカードも、作中作ならぬ「ゲーム中ゲーム」を作る効果となっている。
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'''Shahrazad'''とは、[[アラビアンナイト]]の登場人物の一人にして、物語の語り部である女性の名前。アラビアンナイトのすべての物語は、{{Gatherer|id=980|'''Shahrazad'''のイラストに描かれているこの女性}}によって語られる「作中作」の形式をとっている(※詳細は下記)。そのためこのカードも、作中作ならぬ「ゲーム中ゲーム」を作る効果となっている。
  
 
これを使うと時間切れが続出するとか。[[サブゲーム]]中にまたこれを使う事もでき、もはや意味が分からなくなる。
 
これを使うと時間切れが続出するとか。[[サブゲーム]]中にまたこれを使う事もでき、もはや意味が分からなくなる。
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[[統率者戦]]においては、開始当初は特例として使用を許可されていたが、2011年9月20日よりこの特例は撤廃されているため使用できない。
 
[[統率者戦]]においては、開始当初は特例として使用を許可されていたが、2011年9月20日よりこの特例は撤廃されているため使用できない。
  
===アラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り部とその始まり===
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===アラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り部とその終始===
昔々、シャハリヤールという王様がいた。彼が彼の宮殿を留守にしている間、シャハリヤールの弟は、シャハリヤールの妃が夫の留守をいいことに痴態の限りを尽くしていたのを目撃する。宮殿に戻ったシャハリヤールは、弟からその話を聞いた後、妃の首を刎ねさせた。妻の不貞で女性不審となったシャハリヤールは、大臣に毎晩一人の処女を連れて来るよう命じ、その処女と寝ては翌朝になると殺すようになった。三年もすると都から若い娘は姿を消してしまったが、それでも王は大臣に処女を連れて来るよう命じた。この大臣の娘シャハラザード(シェハラザード)は、恐怖と悩みにやつれた父を見て、自分を王に娶合わせるよう父に言った。王のもとに参上したシャハラザードは、千夜に渡って毎夜毎夜王に物語を語りかけて、王の気を紛らわさた。そして終に、王が処女を殺すのを止めさせたという。こうして王に夜通し語りかけられた物語がアラビアンナイト(千夜一夜物語)であり、このシャハリヤールとシャハラザードのお話こそが、アラビアンナイト(千夜一夜物語)の始まりである。
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昔々、シャハリヤール/Shahryarという王様がいた。シャハリヤール王が自分の宮殿を留守にしている間、シャハリヤール王の弟は、シャハリヤール王の妃が夫の留守をいいことに、奴隷と痴態の限りを尽くしていたのを目撃する。宮殿に戻ったシャハリヤール王は、弟からその話を聞いた後、妃の首を刎ねさせた。妻の不貞で女性不審となったシャハリヤールは、大臣に毎晩一人の処女を連れて来るよう命じ、その処女と寝ては翌朝になると殺すようになった。やがて三年もすると都から若い娘は姿を消してしまったが、それでもシャハリヤール王は大臣に処女を連れて来るよう命じた。この大臣の娘シャハラザード(シェハラザード)/Shahrazadは、恐怖と悩みにやつれた父を見て、自分をシャハリヤール王に娶合わせるよう父に言った。シャハリヤール王のもとに参上したシャハラザードは、妹のドニアザードを呼び寄せた。シャハラザードとドニアザードの姉妹は「これまでの処女たちのように、殺されるかもしれない」という命の危険と恐怖を感じていた。が、2人はそういった気持ちを押し殺し、あらかじめ用意しておいた策を講じることにした。シャハリヤール王とシャハラザードの床入りが済んだ後、妹のドニアザードは姉と約束したとおり、姉に物語をねだった。姉のシャハラザードは古今東西の様々な物語に通じており、それらの物語をドニアザードとシャハリヤール王の2人に夜通し語りかけた。
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とある物語を語り終えようというところ、シャハラザードが語るのを止めた。シャハリヤール王は物語の続きを話すようシャハラザードに命じたが、シャハラザードは焦らすような態度で続きはまた明晩話すと言った。物語の続きが気になったシャハリヤール王は、シャハラザードとドニアザードの2人を殺さぬことにした。2人の姉妹は約束通り明晩またシャハリヤール王の下に参上し、シャハラザードは物語の続きを語り始めた。シャハラザードの語る様々な物語は、シャハリヤール王にとって、とても魅力的なものばかりであった。その夜以降、シャハリヤール王は毎夜毎夜、新しい処女ではなく、シャハラザードを床入りさせ、彼女に物語をねがった。一方でシャハラザードも毎晩毎晩、夜通し様々な物語を語った。こうしてシャハリヤールとドニアザード、自らの命を賭けた語らいの夜は続いていった。2人は毎夜毎夜シャハリヤール王に物語を語りかけることで、王の気を紛らわさせた。
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そして、千と一夜目に物語を語り終わったシャハラザードは、ドニアザードに子供たちを連れてくるよう頼んだ。連れてこられた子供たちのことを。シャハリヤール王は知らなかった。が、シェハラザードは、この子供たちが”自分とシャハリヤール王の子供”であることをシャハリヤール王に告白した。喜びに震えるシャハリヤール王は、シェハラザードとドニアザードを殺さないこと、また、彼女を新たな妃とすることを誓った。シャハラザードとの結婚を済ませたシャハリヤール王は、国中から優秀な年代記編者と書記を集めた。そして、自分とシェハラザードとの間に起きた全てのことを書き記すよう彼らに命じた。シャハリヤール王は、書き記された金字の原本を王室の文庫に治め、その写本を王が治める全領土の隅々にまで配った。
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こうして起きた一連の出来事、千一夜に渡りシャハラザードによって語られた物語の全てをまとめたもの、それが『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』である。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2014年8月21日 (木) 21:08時点における版


Shahrazad (白)(白)
ソーサリー

プレイヤーは、それぞれのライブラリーを自分のデッキとしてマジックのサブゲームをプレイする。そのサブゲームに勝利できなかったプレイヤーはそれぞれ、自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。


Shahrazadとは、アラビアンナイトの登場人物の一人にして、物語の語り部である女性の名前。アラビアンナイトのすべての物語は、Shahrazadのイラストに描かれているこの女性によって語られる「作中作」の形式をとっている(※詳細は下記)。そのためこのカードも、作中作ならぬ「ゲーム中ゲーム」を作る効果となっている。

これを使うと時間切れが続出するとか。サブゲーム中にまたこれを使う事もでき、もはや意味が分からなくなる。

だが実際にこのカードを使っても、直ちにサブゲームを投了されてしまうことが多い。凝った使い方をしようにも、結局は投了されても有効なバーンウィニーでなければ難しい。しかし裏を返せば「対戦相手はライフの半分(端数切り上げ)を失う」と書かれた2マナソーサリーとしてのポテンシャルを秘めている。

サブゲーム用のルールが1項目存在する。詳しい解説はサブゲームの項を参照。

1994年1月25日より、Type1(現ヴィンテージ)およびType1.5禁止カードに指定されていたが、1999年10月1日に解除。その後、Type1.5から移行したレガシーでも使用可能であったが、2007年9月20日よりヴィンテージ、レガシーの両フォーマットで再度禁止カードに指定された。

統率者戦においては、開始当初は特例として使用を許可されていたが、2011年9月20日よりこの特例は撤廃されているため使用できない。

アラビアンナイト(千夜一夜物語)の語り部とその終始

昔々、シャハリヤール/Shahryarという王様がいた。シャハリヤール王が自分の宮殿を留守にしている間、シャハリヤール王の弟は、シャハリヤール王の妃が夫の留守をいいことに、奴隷と痴態の限りを尽くしていたのを目撃する。宮殿に戻ったシャハリヤール王は、弟からその話を聞いた後、妃の首を刎ねさせた。妻の不貞で女性不審となったシャハリヤールは、大臣に毎晩一人の処女を連れて来るよう命じ、その処女と寝ては翌朝になると殺すようになった。やがて三年もすると都から若い娘は姿を消してしまったが、それでもシャハリヤール王は大臣に処女を連れて来るよう命じた。この大臣の娘シャハラザード(シェハラザード)/Shahrazadは、恐怖と悩みにやつれた父を見て、自分をシャハリヤール王に娶合わせるよう父に言った。シャハリヤール王のもとに参上したシャハラザードは、妹のドニアザードを呼び寄せた。シャハラザードとドニアザードの姉妹は「これまでの処女たちのように、殺されるかもしれない」という命の危険と恐怖を感じていた。が、2人はそういった気持ちを押し殺し、あらかじめ用意しておいた策を講じることにした。シャハリヤール王とシャハラザードの床入りが済んだ後、妹のドニアザードは姉と約束したとおり、姉に物語をねだった。姉のシャハラザードは古今東西の様々な物語に通じており、それらの物語をドニアザードとシャハリヤール王の2人に夜通し語りかけた。

とある物語を語り終えようというところ、シャハラザードが語るのを止めた。シャハリヤール王は物語の続きを話すようシャハラザードに命じたが、シャハラザードは焦らすような態度で続きはまた明晩話すと言った。物語の続きが気になったシャハリヤール王は、シャハラザードとドニアザードの2人を殺さぬことにした。2人の姉妹は約束通り明晩またシャハリヤール王の下に参上し、シャハラザードは物語の続きを語り始めた。シャハラザードの語る様々な物語は、シャハリヤール王にとって、とても魅力的なものばかりであった。その夜以降、シャハリヤール王は毎夜毎夜、新しい処女ではなく、シャハラザードを床入りさせ、彼女に物語をねがった。一方でシャハラザードも毎晩毎晩、夜通し様々な物語を語った。こうしてシャハリヤールとドニアザード、自らの命を賭けた語らいの夜は続いていった。2人は毎夜毎夜シャハリヤール王に物語を語りかけることで、王の気を紛らわさせた。

そして、千と一夜目に物語を語り終わったシャハラザードは、ドニアザードに子供たちを連れてくるよう頼んだ。連れてこられた子供たちのことを。シャハリヤール王は知らなかった。が、シェハラザードは、この子供たちが”自分とシャハリヤール王の子供”であることをシャハリヤール王に告白した。喜びに震えるシャハリヤール王は、シェハラザードとドニアザードを殺さないこと、また、彼女を新たな妃とすることを誓った。シャハラザードとの結婚を済ませたシャハリヤール王は、国中から優秀な年代記編者と書記を集めた。そして、自分とシェハラザードとの間に起きた全てのことを書き記すよう彼らに命じた。シャハリヤール王は、書き記された金字の原本を王室の文庫に治め、その写本を王が治める全領土の隅々にまで配った。

こうして起きた一連の出来事、千一夜に渡りシャハラザードによって語られた物語の全てをまとめたもの、それが『アラビアンナイト(千夜一夜物語)』である。

関連カード

参考

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