Word of Command

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[[レミィ・キルミスター|レミィ]]がおすすめする[[マジック]]の中で最もイラストが怖いカード。
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[[対戦相手]]の[[手札]]にある[[カード]]1枚を、対戦相手に[[プレイ]]させるカード。[[対象]][[コスト]]などの決定は[[あなた|自分]]で操ることができる。
どれくらい怖いかといえば、夜寝るときに扉をすべて閉めないとこいつが現れるぐらい怖い。
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[[画像:Word of Command|イラスト]]
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*見えるのは目だけなのでたまにアスキーアートにされてしまうこともある。
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能力は相手に依存するところが大きいのだが[[マナ・コスト]]も軽く、悪くは無い程度。
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対戦相手に依存するところが大きいのだが、[[マナ・コスト]][[軽い|軽く]]、擬似的な[[手札破壊]]のようになるので悪くはない。しかし、手札破壊を目的とするならばマナ・コストが同じ[[トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach]]の方を優先したいところ。
ただ、おまけつきの[[手札破壊]]に近いので、それなら同じ[[マナ・コスト]][[Hymn to Tourach]]の方を優先したいところ。
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能力が若干[[運命の逆転/Reversal of Fortune]]に似通っている。イラストは正反対なのだが。
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このカードのフレイバーをなんとかもう一度形にしようと[[Mark Rosewater]]がこねくりまわした結果が、かの有名な[[精神隷属器/Mindslaver]]である。
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*このカードのフレイバーをなんとかもう一度形にしようと[[Mark Rosewater]]がこねくりまわした結果が、かの有名な[[精神隷属器/Mindslaver]]である。
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**結果的に、その精神隷属器によって導入された「[[他のプレイヤーをコントロールする]]」というルールをWord of Command自身に適用することで、このカードのルール上の処理を明確にすることが可能となった。
 
*よくこんな[[オリジナルカード]]を初心者が作る。やりたいことが分かっていても、ルールに則ろうとすると、これだけ複雑になるという例である。
 
*よくこんな[[オリジナルカード]]を初心者が作る。やりたいことが分かっていても、ルールに則ろうとすると、これだけ複雑になるという例である。
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*[[レミィ・キルミスター|レミィ]]がおすすめする[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の中で最も{{Gatherer|id=202591|イラスト}}が怖いカード。どのくらい怖いかといえば、夜寝るときに扉をすべて閉めないとこいつが現れるぐらい怖い。
  
==裁定==
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==ルール==
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[[他のプレイヤーをコントロールする]]も参照。
  
*カードの[[プレイ]]を許可するが、そのカードが持つ能力をプレイすることはできない。
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*選んだ[[カード]]は[[プレイ]]させることしかできない。そのカードが持つ[[起動型能力]]を[[起動]]させることはできない。
*どのようなカードでもプレイを許可するため、スタックが空でなくても[[ソーサリー]][[クリーチャー]][[土地]]をプレイさせて良い。
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*カードのプレイはWord of Commandの[[解決]]中に行われる。[[ソーサリー]]などでも構わない。
(土地は1[[ターン]]1枚の原則に従う)
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*あなたが選択を行ってはいるが、選んだカードはその対戦相手自身がプレイしている。そのためプレイ制限などは対戦相手に適用されているものを考慮する。
*宣言時の選択として、どのように[[コスト]]を支払うか、どの[[土地]]から[[マナ]]を出すか等もコントロールできる。
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*[[土地]]をプレイさせることもできる。ただし、[[対象]]に取った[[対戦相手]]の[[ターン]]でなければならず、1ターンに1回の制限は守る必要がある(→{{CR|305.3}})。
*[[代替コスト]]や任意支払いの[[追加コスト]]が支払えるなら、そのコストを支払うこともできる。
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*どのようにそのカードをプレイするかも指示できる。
*[[連繋]]できる場合連繋する呪文を決めることができる。
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**[[コスト]][[支払う|支払い]]方を決定できる。[[代替コスト]]や[[追加コスト]]の支払いについても、そのコストを支払うことが可能ならば、指示することができる。
*解決時の選択として、[[増幅]]や形態の選択を行うことが出来る。
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**[[連繋]][[モード]]の選択、対象なども指示できる。
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*[[マナ能力]]は土地のものしか起動できない。またマナ能力の起動は、他のマナ能力を起動するコストか、または指定されたカードをプレイするためのコストの、いずれかに使用するマナを出すためでなくてはならない。
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*解決時の選択も決定できる。
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**[[パーマネント・カード]]の場合、[[戦場に出る]]に際しての選択もその[[呪文]]の解決時に行われるため、指示することができる。
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**[[ライブラリー]]からカードを[[探す]]場合、そのプレイヤーのライブラリーを見て見つけるカードを指定することができる。
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***これは2010年9月に「プレイヤーをコントロールする」が導入されることで可能になった。それ以前はライブラリーを見ることができず、「適当な[[カード名]]を挙げ、そのカードがライブラリーにあるならばそのカードを選び、ないならばまた別のカード名を挙げる」という方式となっていた。
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]]
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*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
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*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
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[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]

2016年11月25日 (金) 04:42時点における版


Word of Command (黒)(黒)
インスタント

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーの手札を見て、その中からカードを1枚選ぶ。Word of Commandが解決されるまで、あなたはそのプレイヤーをコントロールする。そのプレイヤーはそのカードを可能ならばプレイする。そうする間、そのプレイヤーはマナ能力を、自分がコントロールする土地のマナ能力で、それらが生み出すマナを自分がコントロールする土地の他のマナ能力を起動するためかそのカードをプレイするためにのみ起動できる。その選ばれたカードが呪文として唱えられる場合、あなたはその呪文が解決されている間、そのプレイヤーをコントロールする。


対戦相手手札にあるカード1枚を、対戦相手にプレイさせるカード。対象コストなどの決定は自分で操ることができる。

対戦相手に依存するところが大きいのだが、マナ・コスト軽く、擬似的な手札破壊のようになるので悪くはない。しかし、手札破壊を目的とするならばマナ・コストが同じトーラックへの賛歌/Hymn to Tourachの方を優先したいところ。

  • このカードのフレイバーをなんとかもう一度形にしようとMark Rosewaterがこねくりまわした結果が、かの有名な精神隷属器/Mindslaverである。
    • 結果的に、その精神隷属器によって導入された「他のプレイヤーをコントロールする」というルールをWord of Command自身に適用することで、このカードのルール上の処理を明確にすることが可能となった。
  • よくこんなオリジナルカードを初心者が作る。やりたいことが分かっていても、ルールに則ろうとすると、これだけ複雑になるという例である。
  • レミィがおすすめするマジックの中で最もイラストが怖いカード。どのくらい怖いかといえば、夜寝るときに扉をすべて閉めないとこいつが現れるぐらい怖い。

ルール

他のプレイヤーをコントロールするも参照。

  • 選んだカードプレイさせることしかできない。そのカードが持つ起動型能力起動させることはできない。
  • カードのプレイはWord of Commandの解決中に行われる。ソーサリーなどでも構わない。
  • あなたが選択を行ってはいるが、選んだカードはその対戦相手自身がプレイしている。そのためプレイ制限などは対戦相手に適用されているものを考慮する。
  • 土地をプレイさせることもできる。ただし、対象に取った対戦相手ターンでなければならず、1ターンに1回の制限は守る必要がある(→CR:305.3)。
  • どのようにそのカードをプレイするかも指示できる。
  • マナ能力は土地のものしか起動できない。またマナ能力の起動は、他のマナ能力を起動するコストか、または指定されたカードをプレイするためのコストの、いずれかに使用するマナを出すためでなくてはならない。
  • 解決時の選択も決定できる。
    • パーマネント・カードの場合、戦場に出るに際しての選択もその呪文の解決時に行われるため、指示することができる。
    • ライブラリーからカードを探す場合、そのプレイヤーのライブラリーを見て見つけるカードを指定することができる。
      • これは2010年9月に「プレイヤーをコントロールする」が導入されることで可能になった。それ以前はライブラリーを見ることができず、「適当なカード名を挙げ、そのカードがライブラリーにあるならばそのカードを選び、ないならばまた別のカード名を挙げる」という方式となっていた。

参考

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