「ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)」を編集中
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− | {{Otheruses|[[レガシー/Legacy]]の飛翔艦|[[ドミナリア]]の[[カード]]|ウェザーライト/Weatherlight|[[エキスパンション]]|ウェザーライト}} | + | {{Otheruses|[[レガシー/Legacy|レガシー]]の飛翔艦|[[ドミナリア]]の[[カード]]|ウェザーライト/Weatherlight|[[エキスパンション]]|ウェザーライト}} |
'''飛翔艦ウェザーライト'''/''Skyship Weatherlight''は、[[ウルザ/Urza]]が設計/製作した飛翔艦。[[カード]]としては[[プレーンシフト]]の[[飛翔艦ウェザーライト/Skyship Weatherlight]]が初出。 | '''飛翔艦ウェザーライト'''/''Skyship Weatherlight''は、[[ウルザ/Urza]]が設計/製作した飛翔艦。[[カード]]としては[[プレーンシフト]]の[[飛翔艦ウェザーライト/Skyship Weatherlight]]が初出。 | ||
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==解説== | ==解説== | ||
− | レガシー計画の中核をなす兵器[[レガシー/Legacy]] | + | レガシー計画の中核をなす兵器[[レガシー/Legacy]]。 |
[[ウルザ/Urza]]が設計/製作した飛翔艦。文字通り空を飛ぶ船だが、きちんと水にも浮かぶ。着陸はできないので昇降はホバリングした状態で縄梯子を使うことになる。 | [[ウルザ/Urza]]が設計/製作した飛翔艦。文字通り空を飛ぶ船だが、きちんと水にも浮かぶ。着陸はできないので昇降はホバリングした状態で縄梯子を使うことになる。 | ||
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この船はただ空を飛ぶことができるだけではなく、単独で[[次元/Plane|次元]]を超える「次元航行船」でもある。真の目的は来る[[ファイレクシア/Phyrexia]]侵攻を防ぐための布石、決戦兵器としての一面を持つ。 | この船はただ空を飛ぶことができるだけではなく、単独で[[次元/Plane|次元]]を超える「次元航行船」でもある。真の目的は来る[[ファイレクシア/Phyrexia]]侵攻を防ぐための布石、決戦兵器としての一面を持つ。 | ||
− | 船体は[[シヴ/Shiv]] | + | 船体は[[シヴ/Shiv]]のマナリグで生み出されたスラン鋼/Thran metalと[[ムルタニ/Multani]]から貰った有機物である[[ウェザーシード/Weatherseed]]の融合体。動力には[[セラの領土/Serra's Realm]]を封じ込めた[[パワーストーン/Powerstone]]が使用されている。 |
− | *『[[ドミナリア]] | + | *『[[ドミナリア]]』ではウェザーライト号のデザインが変更され、元のウェザーライト号らしい姿はそのままに、より鋭くほっそりとした姿になっている。 |
==ストーリー== | ==ストーリー== | ||
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「さあ、ウェザーライト号を引き上げましょう!」 | 「さあ、ウェザーライト号を引き上げましょう!」 | ||
− | + | 時は4565[[AR]]。ファイレクシアとの戦いから350年以上の時を経て、ウェザーライト号は再び地上へとその姿を現した。 | |
====ドミナリアへの帰還 第3話/Return to Dominaria: Episode 3==== | ====ドミナリアへの帰還 第3話/Return to Dominaria: Episode 3==== | ||
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ウェザーライト号の残骸は一昼夜かけてボガーダン/Bogardanの入り江に引き上げられた。飛翔艦の骨組みである長さ二百フィート近くのスラン鋼、重く巨大なエンジン回りだけを残し、それ以外の部品は腐り果て、あるいは先の戦いによって失われていた。想定していたよりも状態は悪く、ジョイラが核部分への損傷を心配した。 | ウェザーライト号の残骸は一昼夜かけてボガーダン/Bogardanの入り江に引き上げられた。飛翔艦の骨組みである長さ二百フィート近くのスラン鋼、重く巨大なエンジン回りだけを残し、それ以外の部品は腐り果て、あるいは先の戦いによって失われていた。想定していたよりも状態は悪く、ジョイラが核部分への損傷を心配した。 | ||
− | + | 幸運なことにパワーストーンは不活性状態のまま枠に納められ、起動装置と共に無傷で残されていた。そしてセラ教会から遣わされた天使[[ティアナ/Tiana]]の祈りに反応し、パワーストーンは再び命を灯し輝きを取り戻す。 | |
修理のための作業員、[[モリモ/Molimo]]から渡された新たな船体の種、そして核となるパワーストーン。それらを準備が整うと、ジョイラは残された課題である「乗組員」を探すために旅立つ。旅の末、かつての艦長[[シッセイ/Sisay]]の子孫である[[シャナ・シッセイ/Shanna Sisay]]と、[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen (ストーリー)|ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen]]の血筋を持つ[[ラフ・キャパシェン/Raff Capashen]]を乗組員に加え、ウェザーライト号の元へと帰還する。 | 修理のための作業員、[[モリモ/Molimo]]から渡された新たな船体の種、そして核となるパワーストーン。それらを準備が整うと、ジョイラは残された課題である「乗組員」を探すために旅立つ。旅の末、かつての艦長[[シッセイ/Sisay]]の子孫である[[シャナ・シッセイ/Shanna Sisay]]と、[[ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen (ストーリー)|ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen]]の血筋を持つ[[ラフ・キャパシェン/Raff Capashen]]を乗組員に加え、ウェザーライト号の元へと帰還する。 | ||
− | 望遠鏡から見えるウェザーライト号は、もはや横たわっておらず地面にまっすぐに座しており、ジョイラのよく知る姿が砂丘の上に立っていた。あとは船出を待つばかりだった。また[[ベナリア/Benalia]]の[[騎士]]である[[吸血鬼 | + | 望遠鏡から見えるウェザーライト号は、もはや横たわっておらず地面にまっすぐに座しており、ジョイラのよく知る姿が砂丘の上に立っていた。あとは船出を待つばかりだった。また[[ベナリア/Benalia]]の[[騎士]]である[[吸血鬼]][[アルヴァード/Arvad]]がジョイラの帰還を待っており、彼もまた仲間に加わった。 |
====ドミナリアへの帰還 第4話/Return to Dominaria: Episode 4==== | ====ドミナリアへの帰還 第4話/Return to Dominaria: Episode 4==== | ||
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ある夜、ウェザーライト号に近づく吸血鬼アルヴァードの姿があった。彼がパワーストーンに反応して引き寄せられるように来訪したことを知ると、ティアナは彼をパワーストーンの前に案内する。パワーストーンにその身を晒したことで吸血鬼の症状が抑えられたため、彼はティアナの監視の下、ここに留まることが許された。 | ある夜、ウェザーライト号に近づく吸血鬼アルヴァードの姿があった。彼がパワーストーンに反応して引き寄せられるように来訪したことを知ると、ティアナは彼をパワーストーンの前に案内する。パワーストーンにその身を晒したことで吸血鬼の症状が抑えられたため、彼はティアナの監視の下、ここに留まることが許された。 | ||
− | + | 不寝番を続けるティアナとアルヴァードは、ウェザーライト号の船体の下に菌類が育っていることを発見する。モリモの種から何かが生えてくることは珍しくなく、ティアナはこれをそのままにしておいた。 | |
また別の日、ウェザーライト号に対し巨大な[[フェニックス]]が襲い掛かる。ティアナの決死の奮戦とアルヴァードの援護によりウェザーライト号は守られ、彼は全員からの信頼を得る。ティアナも今や自身がウェザーライト号の守護天使となったことを知り、正式に乗組員に加わることを決めた。 | また別の日、ウェザーライト号に対し巨大な[[フェニックス]]が襲い掛かる。ティアナの決死の奮戦とアルヴァードの援護によりウェザーライト号は守られ、彼は全員からの信頼を得る。ティアナも今や自身がウェザーライト号の守護天使となったことを知り、正式に乗組員に加わることを決めた。 | ||
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航跡:ボガーダン/Bogardan→ベナリア/Benalia→[[トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West (次元カード)|トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West]] | 航跡:ボガーダン/Bogardan→ベナリア/Benalia→[[トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West (次元カード)|トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West]] | ||
− | ジョイラの帰還と同時に[[アジャニ/Ajani]]がドミナリアへ来訪する。彼の進言から、仲間と合流するためにウェザーライト号はベナリアを目指し出航する。そこでは[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]と[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]] | + | ジョイラの帰還と同時に[[アジャニ/Ajani]]がドミナリアへ来訪する。彼の進言から、仲間と合流するためにウェザーライト号はベナリアを目指し出航する。そこでは[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]と[[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)|リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]がアジャニの到着を待っていた。([[ウェザーライトへの乗艦/Board the Weatherlight]])艦橋での話し合いの末、アジャニは[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]を倒す仲間を探すべくドミナリアを離れ、ギデオンとリリアナは[[ベルゼンロック/Belzenlok]]を倒すという共通の目的のためにウェザーライト号の一行に加わった。 |
ラフの提案によりウェザーライト号は[[トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West (次元カード)|トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West]]へと向かう。日が沈む前にアカデミーに到着し、一行はアカデミーに忍び込んでいた陰謀団の工作員から情報を得る。その間、ウェザーライト号はティアナとアルヴァードによって防衛されていた。 | ラフの提案によりウェザーライト号は[[トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West (次元カード)|トレイリア西部のアカデミー/Academy at Tolaria West]]へと向かう。日が沈む前にアカデミーに到着し、一行はアカデミーに忍び込んでいた陰謀団の工作員から情報を得る。その間、ウェザーライト号はティアナとアルヴァードによって防衛されていた。 | ||
− | *[[ローウィン]] | + | *[[ローウィン]]以降に登場した新世代のプレインズウォーカーがウェザーライト号に乗り込むのはこれが初めてのこと。栄えある第一号はアジャニであった。 |
====ドミナリアへの帰還 第6話/Return to Dominaria: Episode 6==== | ====ドミナリアへの帰還 第6話/Return to Dominaria: Episode 6==== | ||
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[[カーン/Karn]]は驚きの表情で空を見上げた。 | [[カーン/Karn]]は驚きの表情で空を見上げた。 | ||
− | カーンを守る[[ヤヤ・バラード/Jaya Ballard (ストーリー)|ヤヤ・バラード/Jaya Ballard]]と[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)| | + | カーンを守る[[ヤヤ・バラード/Jaya Ballard (ストーリー)|ヤヤ・バラード/Jaya Ballard]]と[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ]]、そして根と枝からなる一体の巨人――意識無く自然を守る本能のままに暴走する[[ムルタニ/Multani]]との戦いが火蓋を切る寸前のことだった。時間の魔術によりムルタニは動きを止め、それがテフェリーの行使するものであることに気づく。頭上にあったのは船の底、かつてカーン自身を運んでいたウェザーライトであった。 |
チャンドラと感応したことでムルタニは覚醒。その場は事なきを得て、3人はウェザーライトに乗り込んだ。 | チャンドラと感応したことでムルタニは覚醒。その場は事なきを得て、3人はウェザーライトに乗り込んだ。 | ||
− | + | 高高度かつ高速飛行しているウェザーライト内へと何者かが突然プレインズウォークしてくる。それが行方不明になっていたジェイスであることにギデオンはすぐ気がついた。ジェイスは、ニコル・ボーラスが敵対するプレインズウォーカー達に対し罠を張っていること、すぐにドミナリアを離れて行くべき場所があること、リリアナが信用ならないことを告げる。だがリリアナを信用し、このままベルゼンロックを打倒すべきと考えるギデオン、ドミナリアで学ぶべきことがあると感じたチャンドラは、ジェイスへの同行を断る。するとジェイスはすぐにいずこかへとプレインズウォークしていった。 | |
====ドミナリアへの帰還 第10話/Return to Dominaria: Episode 10==== | ====ドミナリアへの帰還 第10話/Return to Dominaria: Episode 10==== | ||
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結局、奇妙な密航者は乗組員たちに受け入れられ、機会があればヤヴィマヤに返すことに決まった。 | 結局、奇妙な密航者は乗組員たちに受け入れられ、機会があればヤヴィマヤに返すことに決まった。 | ||
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====ドミナリアへの帰還 第11話/Return to Dominaria: Episode 11==== | ====ドミナリアへの帰還 第11話/Return to Dominaria: Episode 11==== | ||
航跡:アーボーグ/Urborg沿岸→沼地 | 航跡:アーボーグ/Urborg沿岸→沼地 | ||
− | + | アーボーグへと辿り着いた一行は沼地へと航路を取った。ジョイラが事前に連絡を取っていた勢力と接触し、女性の黒豹人サイラから陰謀団の衣服と情報を得る。 | |
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+ | 要塞へと潜入するギデオンとチャンドラ、それを補佐するテフェリーとカーンを艦から降ろし、残りの乗員は黒豹人と陰謀団との間で最後の戦いが行われた地域へと向かう。そこでリリアナが呼びかけると、何百体もの黒豹人の死骸が立ち上がり不死者の軍勢となった。この軍勢を率いて要塞を攻撃し、ギデオンとチャンドラが黒き剣を探し出してベルゼンロックを倒すまでの陽動を行う手筈になっていた。 | ||
− | + | 手勢の数が揃い、いよいよ攻撃の準備が整ったところで、巨大な存在がウェザーライト号に襲い掛かった――それは頭部だけでウェザーライトの半分ほどもある怪物、[[アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg#ストーリー|ヤーグル/Yargle]]だった。 | |
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====ドミナリアへの帰還 第12話/Return to Dominaria: Episode 12==== | ====ドミナリアへの帰還 第12話/Return to Dominaria: Episode 12==== | ||
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ヤーグルはウェザーライト号の船首を掴み、巨大な口を広げていた。リリアナは不死者の軍勢を維持するために全力を必要とし、何もできないでいた。ヤーグルから発せられる酸の雲にラフが対抗呪文を唱え、アルヴァードが艦を掴む指に斬りかかり、チャンドラが炎を放つ。仕方なくジョイラは要塞の攻撃に使う予定だったマナ蓄積燃焼器を爆発させたが、それでも歯が立たず窮地に追い込まれる。 | ヤーグルはウェザーライト号の船首を掴み、巨大な口を広げていた。リリアナは不死者の軍勢を維持するために全力を必要とし、何もできないでいた。ヤーグルから発せられる酸の雲にラフが対抗呪文を唱え、アルヴァードが艦を掴む指に斬りかかり、チャンドラが炎を放つ。仕方なくジョイラは要塞の攻撃に使う予定だったマナ蓄積燃焼器を爆発させたが、それでも歯が立たず窮地に追い込まれる。 | ||
− | そこへムルタニに似たヤヴィマヤの匂いを放つ、巨大なエレメンタルが現れる。スライムフットがアーボーグの霊達に助けを求め、霊達が[[ムルドローサ/Muldrotha]]を呼び寄せたのだった。ムルドローサがヤーグルを抑えつけている間にウェザーライト号は窮地を脱する。一行は不死者の軍勢を引き連れ、急ぎ要塞へと向かった。 | + | そこへムルタニに似たヤヴィマヤの匂いを放つ、巨大なエレメンタルが現れる。スライムフットがアーボーグの霊達に助けを求め、霊達が[[墓場波、ムルドローサ/Muldrotha, the Gravetide#ストーリー|ムルドローサ/Muldrotha]]を呼び寄せたのだった。ムルドローサがヤーグルを抑えつけている間にウェザーライト号は窮地を脱する。一行は不死者の軍勢を引き連れ、急ぎ要塞へと向かった。 |
要塞の城壁近くでテフェリーとカーンを回収すると、ウェザーライト号と陰謀団の戦いが始まった。テフェリーが最初の門を時間魔法で腐食させて破壊し、そこへ不死者の軍勢が雪崩れ込む。そしてジョイラが次の門をマナ蓄積燃焼器で爆破する。予定より遅れはあったが、順調に進んでいるように見えた。そのとき、アーボーグの火山から何者かが現れた。翼のある飛行生物に跨った人影――それは[[虚ろな者、アゴロス/Urgoros, the Empty One#ストーリー|アゴロス/Urgoros]]と呼ばれる[[スペクター]]だった。 | 要塞の城壁近くでテフェリーとカーンを回収すると、ウェザーライト号と陰謀団の戦いが始まった。テフェリーが最初の門を時間魔法で腐食させて破壊し、そこへ不死者の軍勢が雪崩れ込む。そしてジョイラが次の門をマナ蓄積燃焼器で爆破する。予定より遅れはあったが、順調に進んでいるように見えた。そのとき、アーボーグの火山から何者かが現れた。翼のある飛行生物に跨った人影――それは[[虚ろな者、アゴロス/Urgoros, the Empty One#ストーリー|アゴロス/Urgoros]]と呼ばれる[[スペクター]]だった。 | ||
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リリアナはアゴロスの支配を試みたが不可能だった。ジョイラ、テフェリー、ラフが攻撃と防御の呪文を続けざまに唱えるものの、逆にアゴロスの呪文によって全て跳ね返され、シャナが進み出て防いだ。リリアナは攻撃呪文を唱えるも通用せず、乗騎の尾に弾き飛ばされ、槍を掲げて彼女を突き殺そうとした。突如、ティアナが降り立って天使の剣でアゴロスの槍を弾き返し、そしてヤヤが炎で押し返した。船の操縦は誰が?リリアナが艦橋を見ると、スライムフットが舵輪を握っていた。ジョイラはこれがベルゼンロックが放った攪乱だと悟り、リリアナを一人要塞へと向かわせた。 | リリアナはアゴロスの支配を試みたが不可能だった。ジョイラ、テフェリー、ラフが攻撃と防御の呪文を続けざまに唱えるものの、逆にアゴロスの呪文によって全て跳ね返され、シャナが進み出て防いだ。リリアナは攻撃呪文を唱えるも通用せず、乗騎の尾に弾き飛ばされ、槍を掲げて彼女を突き殺そうとした。突如、ティアナが降り立って天使の剣でアゴロスの槍を弾き返し、そしてヤヤが炎で押し返した。船の操縦は誰が?リリアナが艦橋を見ると、スライムフットが舵輪を握っていた。ジョイラはこれがベルゼンロックが放った攪乱だと悟り、リリアナを一人要塞へと向かわせた。 | ||
− | + | ギデオンとリリアナによってベルゼンロックが討たれると、アゴロスは消滅した。 | |
戦いは終わった。ウェザーライト号は、要塞内でギデオンを助けた[[ラーダ/Radha]]を[[ケルド/Keld]]へと連れ帰り、アーボーグを離れることを願った捕虜たちも下ろす。スライムフットとその子供たちもヤヴィマヤへと返す。それが終わると、セラ教会との約束を果たす……セラの聖遺物であるパワーストーンをウェザーライト号から抜き取り、ティアナがそれを教会に持ち帰る。その後は乗員たちと別れ、代替となる別の動力を調達する。ジョイラはそのつもりだった。 | 戦いは終わった。ウェザーライト号は、要塞内でギデオンを助けた[[ラーダ/Radha]]を[[ケルド/Keld]]へと連れ帰り、アーボーグを離れることを願った捕虜たちも下ろす。スライムフットとその子供たちもヤヴィマヤへと返す。それが終わると、セラ教会との約束を果たす……セラの聖遺物であるパワーストーンをウェザーライト号から抜き取り、ティアナがそれを教会に持ち帰る。その後は乗員たちと別れ、代替となる別の動力を調達する。ジョイラはそのつもりだった。 | ||
− | + | だがティアナは「陰謀団をドミナリアから一掃すること」こそが約束だと考えていた。ベルゼンロックは討たれたが、陰謀団の司祭は各地に存在し、力に縋り付こうとしている。それらを一掃するのには何年もかかるだろう。二人は視線を合わせ、そして微笑んだ。そのためにまだウェザーライト号と乗員たちの力は必要であり、パワーストーンを教会に持ち帰るのはまだずっと先のことなのだ。 | |
共に戦ったプレインズウォーカー達に別れを告げると、ウェザーライト号は雲の中へと消えていった。 | 共に戦ったプレインズウォーカー達に別れを告げると、ウェザーライト号は雲の中へと消えていった。 | ||
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==カード化された主な乗員== | ==カード化された主な乗員== | ||
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==登場== | ==登場== | ||
===登場カード=== | ===登場カード=== | ||
− | + | *[[飛翔艦ウェザーライト/Skyship Weatherlight]] | |
+ | *[[レガシーの兵器/Legacy Weapon]] | ||
+ | *[[ウェザーライト/Weatherlight]] | ||
====[[カード名]]に登場==== | ====[[カード名]]に登場==== | ||
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;[[統率者2017]] | ;[[統率者2017]] | ||
:[[ウェザーライトの決闘者、ミリー/Mirri, Weatherlight Duelist]] | :[[ウェザーライトの決闘者、ミリー/Mirri, Weatherlight Duelist]] | ||
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場==== | ====[[フレイバー・テキスト]]に登場==== | ||
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;[[アポカリプス]] | ;[[アポカリプス]] | ||
:[[艦長の操艦/Captain's Maneuver]] | :[[艦長の操艦/Captain's Maneuver]] | ||
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そのほか、人物の肩書の一部として数多く登場。 | そのほか、人物の肩書の一部として数多く登場。 | ||
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;[[プレーンシフト]] | ;[[プレーンシフト]] | ||
− | :[[掃射/Strafe | + | :[[掃射/Strafe]] |
;[[アポカリプス]] | ;[[アポカリプス]] | ||
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;[[アルティメットマスターズ]] | ;[[アルティメットマスターズ]] | ||
:[[突撃の地鳴り/Seismic Assault]] | :[[突撃の地鳴り/Seismic Assault]] | ||
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===登場作品・登場記事=== | ===登場作品・登場記事=== | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-11-2018-05-23 Return to Dominaria: Episode 11]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030588/ ドミナリアへの帰還 第11話](Magic Story 2018年5月23日 Martha Wells著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-11-2018-05-23 Return to Dominaria: Episode 11]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030588/ ドミナリアへの帰還 第11話](Magic Story 2018年5月23日 Martha Wells著) | ||
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-12-2018-05-30 Return to Dominaria: Episode 12]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030601/ ドミナリアへの帰還 第12話](Magic Story 2018年5月30日 Martha Wells著) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-12-2018-05-30 Return to Dominaria: Episode 12]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030601/ ドミナリアへの帰還 第12話](Magic Story 2018年5月30日 Martha Wells著) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |