「ゴーゴスの酒杯/Golgothian Sylex」を編集中
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− | + | ''Golgothian Sylex''('''ゴーゴスの酒杯''')は、[[ドミナリア/Dominaria]]の歴史にたびたび登場する強大な力を持つ[[アーティファクト]]({{Gatherer|id=1007}})。類似のアーティファクトが複数存在しているのか、蘇っているのか、たびたび異なる名前で呼ばれている。カード化された[[Golgothian Sylex]]も[[伝説のアーティファクト]]ではない。 | |
− | ''' | + | |
− | == | + | ==Golgothian Sylex(ゴーゴスの酒杯)== |
− | [[ | + | その実体は古代[[スラン/Thran]]で作られたアーティファクト<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/legends-time-spiral-2006-11-13 The Legends of Time Spiral]([[Daily MTG]] 2006年11月13日 [[Brady Dommermuth]]著)</ref>。[[フェルドン/Feldon]]が研究していたが、Golgoth(ゴーゴス)という地名には聞き覚えはないという。 |
− | + | [[兄弟戦争]]の過程でウルザの手に渡り、64[[AR]]の[[アルゴス/Argoth]]最終決戦で起動された。その破滅的な爆発([[The Devastation]])は戦争中の両軍を壊滅させ、アルゴスを海に沈め、ドミナリアの気候を変動させて[[アイスエイジ|氷河期]]をもたらした。さらにドミナリアは他の[[次元/Plane]]を巻き込んで[[多元宇宙/Multiverse]]から孤立した状態([[シャード/The Shard]])となる。 | |
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− | + | [[ウルザ/Urza]]が酒杯の力を解き放ち、[[The Devastation|The Devastation(大荒廃)]]をもたらす場面を描いた呪文である[[ウルザの殲滅破/Urza's Ruinous Blast]]の{{Gatherer|id=442927}}にも描かれている。 | |
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*兄弟戦争中に[[アシュノッド/Ashnod]]がゴーゴスの酒杯を研究して製作したのが[[Ashnod's Cylix]](アシュノッドの酒杯)。 | *兄弟戦争中に[[アシュノッド/Ashnod]]がゴーゴスの酒杯を研究して製作したのが[[Ashnod's Cylix]](アシュノッドの酒杯)。 | ||
− | + | ==Argivian Sylex(アルガイヴの酒杯)== | |
[[フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell]]によって氷河期とシャードは終焉する。しかし消えたはずの酒杯は[[Ravidel]](ラヴィデル)の手に渡り、氷河期の終わったドミナリアに戦乱をもたらすことになる。 | [[フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell]]によって氷河期とシャードは終焉する。しかし消えたはずの酒杯は[[Ravidel]](ラヴィデル)の手に渡り、氷河期の終わったドミナリアに戦乱をもたらすことになる。 | ||
− | 最後は[[Magic: The Gathering: BattleMage|Planeswalker War(プレインズウォーカー戦争)]]に至るラヴィデルと[[ | + | 最後は[[Magic: The Gathering: BattleMage|Planeswalker War(プレインズウォーカー戦争)]]に至るラヴィデルと[[ジャレッド・カルサリオン/Jared Carthalion]]達の決戦で、[[Rust]](錆)の魔力を持つ剣によって破壊される。 |
− | + | ==サイリクス/The Sylex== | |
[[ドミナリア]]の背景ストーリー<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-9-2018-05-09 Return to Dominaria: Episode 9]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030563/ ドミナリアへの帰還 第9話](Magic Story 2018年5月9日 [[Martha Wells]]著)</ref>にて、[[カーン/Karn]]が[[ムルタニ/Multani]]の妨害を受けながらも[[ヤヴィマヤ/Yavimaya]]の地中から発掘する。その目的は[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]打倒のため。 | [[ドミナリア]]の背景ストーリー<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/return-dominaria-episode-9-2018-05-09 Return to Dominaria: Episode 9]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030563/ ドミナリアへの帰還 第9話](Magic Story 2018年5月9日 [[Martha Wells]]著)</ref>にて、[[カーン/Karn]]が[[ムルタニ/Multani]]の妨害を受けながらも[[ヤヴィマヤ/Yavimaya]]の地中から発掘する。その目的は[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]打倒のため。 | ||
− | + | *カーンの言では、サイリクスは「ウルザが打倒[[ファイレクシア/Phyrexia|ファイレクシア]]のために作り上げたもの」と述べているが…? | |
− | *カーンの言では、サイリクスは「ウルザが打倒[[ファイレクシア/Phyrexia | + | |
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==その他== | ==その他== | ||
− | *「Golgothian | + | *「Golgothian Sylex」はカード上で和訳されたことはない。ウルザズ・サーガ公式ハンドブックでは'''《サイリクス》'''と、[[マジック:ザ・ギャザリング オンラインプラス]]では「ゴーゴスの酒杯」とされている。[[タカラトミー]]公式サイト掲載の翻訳コラム「[http://web.archive.org/web/20081204054751/http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/shindo/20060907/index.html 時(のらせん)の過ぎ行くままに]」(サイト消失のためInternet Archive)でも「ゴーゴスの酒杯」を踏襲。ドミナリアの背景ストーリーでは単に「サイリクス/The Sylex」。 |
*"Golgothian"はゴルゴダ(Golgotha)の捩り。綴りが「Go"r"goth」ではなく「Go"l"goth」であることからも「ゴルゴス」と読む方が妥当とする意見もある。 | *"Golgothian"はゴルゴダ(Golgotha)の捩り。綴りが「Go"r"goth」ではなく「Go"l"goth」であることからも「ゴルゴス」と読む方が妥当とする意見もある。 | ||
*マジック史上、最も有名な歴史あるアイテムの1つであるため「受難の杯」などの同人訳も複数存在している。 | *マジック史上、最も有名な歴史あるアイテムの1つであるため「受難の杯」などの同人訳も複数存在している。 | ||
− | *"Sylex"は古代に使われていた鉢のこと。"Cylix"と同じ意味だが、古い言葉であるためこの他にも様々な綴りがある。[[ | + | *"Sylex"は古代に使われていた鉢のこと。"Cylix"と同じ意味だが、古い言葉であるためこの他にも様々な綴りがある。[[R&D]]は[[エキスパンション]]ごとに別の綴りのカードを作成しようと目論んだらしいが、結局"Cylix"に統一されている([[マナの大鉢/Mana Cylix]])。 |
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==脚注== | ==脚注== |