「サニー・サイド・アップ」を編集中
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**ちなみに、正確には「片面焼きの目玉焼き」が"sunny side" up(太陽(=目玉焼きの黄身)がある面を上にしている)である。 | **ちなみに、正確には「片面焼きの目玉焼き」が"sunny side" up(太陽(=目玉焼きの黄身)がある面を上にしている)である。 | ||
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具体的な動きを解説する前に、このデッキには3種のコンボパーツが存在することを確認しておく。 | 具体的な動きを解説する前に、このデッキには3種のコンボパーツが存在することを確認しておく。 | ||
− | #[[ | + | #[[パーマネント]][[カード]]回収[[呪文]]、[[第二の日の出/Second Sunrise]]と[[信仰の見返り/Faith's Reward]](以下「日の出」)。 |
− | #[[生け贄に捧げる]]ことでカードを[[引く| | + | #[[生け贄に捧げる]]ことでカードを[[引く|ドロー]]できるパーマネント(以下「ドローパーツ」)。 |
#*卵や[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]などの[[キャントリップ]]・[[アーティファクト]]、[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]など | #*卵や[[彩色の宝球/Chromatic Sphere]]などの[[キャントリップ]]・[[アーティファクト]]、[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]など | ||
#*日の出などを回収できる[[妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble]] | #*日の出などを回収できる[[妖術師のガラクタ/Conjurer's Bauble]] | ||
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なお、[[テラリオン/Terrarion]]など[[タップイン]]のものは使用不可。 | なお、[[テラリオン/Terrarion]]など[[タップイン]]のものは使用不可。 | ||
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− | + | まず、[[軽い]]ドローパーツを次々に展開していく。その後、 | |
− | まず、[[軽い]] | + | |
#[[あなた|自分]]の[[ターン]]中に、ドローパーツとマナパーツ(最低3マナ分)の[[能力]]を[[起動]]。 | #[[あなた|自分]]の[[ターン]]中に、ドローパーツとマナパーツ(最低3マナ分)の[[能力]]を[[起動]]。 | ||
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#*(マナパーツが[[アンタップ]]状態で戻ってくるのがポイント) | #*(マナパーツが[[アンタップ]]状態で戻ってくるのがポイント) | ||
+ | #日の出を[[唱える|唱え]]、[[生け贄]]にしたそれらを[[戦場]]に回収する。 | ||
#戻ってきたドローパーツとマナパーツを次々に起動、[[ライブラリー]]を高速で[[デッキ圧縮|圧縮]]していく。 | #戻ってきたドローパーツとマナパーツを次々に起動、[[ライブラリー]]を高速で[[デッキ圧縮|圧縮]]していく。 | ||
#*マナパーツを水増しし、さらに手札に引いてきたほぞを余剰マナでばら撒く。 | #*マナパーツを水増しし、さらに手札に引いてきたほぞを余剰マナでばら撒く。 | ||
#2枚目3枚目の日の出を使い、ドローパーツの起動でライブラリーを全て引ききれるくらい薄い状態まで持っていく。 | #2枚目3枚目の日の出を使い、ドローパーツの起動でライブラリーを全て引ききれるくらい薄い状態まで持っていく。 | ||
− | #*(この際、妖術師のガラクタでライブラリー底に戻した日の出を[[サーチ]]や[[ | + | #*(この際、妖術師のガラクタでライブラリー底に戻した日の出を[[サーチ]]や[[シャッフル]]で再利用する) |
と、ここまでで[[コンボ]]の大半が終了。最後に妖術師のガラクタを使って日の出を[[ライブラリーの一番下]]へ戻し、ドローパーツの起動を繰り返して再び[[手札]]へ持ってくれば、回収を好きなだけ繰り返せる[[無限ループ]]の完成である。 | と、ここまでで[[コンボ]]の大半が終了。最後に妖術師のガラクタを使って日の出を[[ライブラリーの一番下]]へ戻し、ドローパーツの起動を繰り返して再び[[手札]]へ持ってくれば、回収を好きなだけ繰り返せる[[無限ループ]]の完成である。 | ||
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[[フィニッシャー]]の選択肢は様々。[[黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb]]や[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]([[対象]]は[[対戦相手]])を回収コンボに組み込んでもよいし、[[ストーム]]を利用する手もある。また[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]や[[天使の嗜み/Angel's Grace]]を回して[[ロック]]をかけることもできる。 | [[フィニッシャー]]の選択肢は様々。[[黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb]]や[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]([[対象]]は[[対戦相手]])を回収コンボに組み込んでもよいし、[[ストーム]]を利用する手もある。また[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]や[[天使の嗜み/Angel's Grace]]を回して[[ロック]]をかけることもできる。 | ||
− | + | ほぞが数多く投入されていることから、[[作り直し/Reshape]]による[[シルバーバレット]]を活用する。特に[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]を[[待機]]なしに戦場へ送れるのは非常に強力だ。また[[色拘束]]もあまり気にしなくていいため、[[無色マナ]]しか出ない土地も多く採用できる。 | |
− | ほぞが数多く投入されていることから、[[作り直し/Reshape]]による[[シルバーバレット]]を活用する。特に[[睡蓮の花/Lotus Bloom]]を[[待機]] | + | |
− | なお派手なコンボデッキであるゆえの宿命か、明快な弱点がいくつか存在する。わかりやすい例では[[墓地対策]]や[[起動型能力]]対策などが挙げられるだろう。狡猾な願い等である程度カバーが可能なのでうまく活用したい。またコンボ時間がかなり長く[[ソリティア]] | + | なお派手なコンボデッキであるゆえの宿命か、明快な弱点がいくつか存在する。わかりやすい例では[[墓地対策]]や[[起動型能力]]対策などが挙げられるだろう。狡猾な願い等である程度カバーが可能なのでうまく活用したい。またコンボ時間がかなり長く[[ソリティア]]状態に陥りやすい上、判断を誤るとすぐ手詰まり自爆になるため、使う際には念入りに練習を積んで手際の良い処理を心がけるべし。 |
*[[Pierre Canali]]曰く、「現在の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]シーンにおいてもっともプレイが難しく、もっとも美しいデッキ」らしい。また[[浅原晃]]は「一人回しデッキとしては最高峰で、1日くらいは簡単に潰れます」と語っている。 | *[[Pierre Canali]]曰く、「現在の[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]シーンにおいてもっともプレイが難しく、もっとも美しいデッキ」らしい。また[[浅原晃]]は「一人回しデッキとしては最高峰で、1日くらいは簡単に潰れます」と語っている。 | ||
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{{#card:Cunning Wish}} | {{#card:Cunning Wish}} | ||
− | [[卵 (サイクル)|卵]]に[[遺跡発掘現場/Archaeological Dig]]と、[[土地]]も含めて[[引く|ドロー]]パーツと[[マナ]]パーツは豊富。ただし[[パーマネント]][[回収]][[呪文]]が[[第二の日の出/Second Sunrise]] | + | [[卵 (サイクル)|卵]]に[[遺跡発掘現場/Archaeological Dig]]と、[[土地]]も含めて[[引く|ドロー]]パーツと[[マナ]]パーツは豊富。ただし[[パーマネント]][[回収]][[呪文]]が[[第二の日の出/Second Sunrise]]1種しかないため、これを引けないことにより[[コンボ]]がストップしやすい難点がある。 |
− | [[狡猾な願い/Cunning Wish]]は[[デッキ]]に柔軟性を与えると同時に、[[フィニッシャー]]である[[思考停止/Brain Freeze]]の[[サーチ]]手段にもなる重要な[[カード]] | + | [[狡猾な願い/Cunning Wish]]は[[デッキ]]に柔軟性を与えると同時に、[[フィニッシャー]]である[[思考停止/Brain Freeze]]の[[サーチ]]手段にもなる重要な[[カード]]。 |
===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
*備考 | *備考 | ||
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+ | 大会での成績、コラムのURL --> | ||
**作成者/使用者:[[Sylvain Lauriol]] | **作成者/使用者:[[Sylvain Lauriol]] | ||
*[[フォーマット]] | *[[フォーマット]] | ||
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | {| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;" | ||
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− | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ | + | !colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ |
!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード | !colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード | ||
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基本構成はほとんど同じ。自身を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られる[[土地]]は[[フェッチランド]]が務める。[[アーティファクト]]の不足分は[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks]]+[[胆液の水源/Ichor Wellspring]]や、[[コンボデッキ]]の定番である[[血清の幻視/Serum Visions]]や[[手練/Sleight of Hand]]でカバーする。 | 基本構成はほとんど同じ。自身を[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]られる[[土地]]は[[フェッチランド]]が務める。[[アーティファクト]]の不足分は[[クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks]]+[[胆液の水源/Ichor Wellspring]]や、[[コンボデッキ]]の定番である[[血清の幻視/Serum Visions]]や[[手練/Sleight of Hand]]でカバーする。 | ||
− | + | 勝ち手段は[[コンボパーツ]]を兼ねる[[黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb]]が最有力候補。[[ぶどう弾/Grapeshot]]や[[大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault]]、[[研究室の偏執狂/Laboratory Maniac]]を少数[[挿す|挿し]]ておく手もある。 | |
当初は[[地雷|ローグ]][[デッキ]]的な立ち位置に甘んじていたが、[[基本セット2013]]での[[信仰の見返り/Faith's Reward]]の登場によって[[第二の日の出/Second Sunrise]]8枚体制を組めるようになり、大きく強化される。[[プロツアー「ラヴニカへの回帰」]]では優勝の座に輝いた。 | 当初は[[地雷|ローグ]][[デッキ]]的な立ち位置に甘んじていたが、[[基本セット2013]]での[[信仰の見返り/Faith's Reward]]の登場によって[[第二の日の出/Second Sunrise]]8枚体制を組めるようになり、大きく強化される。[[プロツアー「ラヴニカへの回帰」]]では優勝の座に輝いた。 | ||
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===サンプルレシピ=== | ===サンプルレシピ=== | ||
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*[http://mtg-jp.com/reading/gekijo/003850/ 第80回:浅原晃のデッキ構築劇場・ラヴニカギルド対決-「至高のアゾリウスVS究極のゴルガリ」](mtg-jp.com、[[浅原晃]]) | *[http://mtg-jp.com/reading/gekijo/003850/ 第80回:浅原晃のデッキ構築劇場・ラヴニカギルド対決-「至高のアゾリウスVS究極のゴルガリ」](mtg-jp.com、[[浅原晃]]) | ||
*[[デッキ集]] | *[[デッキ集]] | ||
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