「ダヴォール/Davvol」を編集中
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透視や相手の思考を読むなどの特殊な精神能力(→[[#精神能力]])に加え、完璧な記憶力を備え、忍耐強く冷静で抜け目なく立ち回り、組織運営は手堅く、何十年何百年もかかる遠大な計画を立案し実行できる、と頭脳においては抜きん出た才能を誇る。自身の強みと弱みを把握しているようで、生き抜くためには己を押し殺し、淡々と行動し権力の座に就いた逸材である。ただ、細部を気にし過ぎる性格のため、革新的な思考の飛躍とは無縁であり、段階を踏んだ改革・改善こそがダヴォールの流儀であり限界ともいえる(それゆえにクローグはダヴォールの潜在的な脅威は少ないとみなしてラースの管理を任せていた)。 | 透視や相手の思考を読むなどの特殊な精神能力(→[[#精神能力]])に加え、完璧な記憶力を備え、忍耐強く冷静で抜け目なく立ち回り、組織運営は手堅く、何十年何百年もかかる遠大な計画を立案し実行できる、と頭脳においては抜きん出た才能を誇る。自身の強みと弱みを把握しているようで、生き抜くためには己を押し殺し、淡々と行動し権力の座に就いた逸材である。ただ、細部を気にし過ぎる性格のため、革新的な思考の飛躍とは無縁であり、段階を踏んだ改革・改善こそがダヴォールの流儀であり限界ともいえる(それゆえにクローグはダヴォールの潜在的な脅威は少ないとみなしてラースの管理を任せていた)。 | ||
− | + | 精神面の強さとは逆に肉体的には貧弱。故郷では病魔に侵されたために社会から排斥されたほどで、ファイレクシア陣営に与した後も改造によって病を克服するが終始外様扱いで満足な強化は施されず、やはり生粋のファイレクシア人には敵わない。(→[[#Compleation]]) | |
===精神能力=== | ===精神能力=== | ||
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まず、ダヴォールには透視能力があり、肉体から精神を遊離させて遠隔地を視認できる。コラシンの聖なる寺院内の石壁や二重の金属扉に囲まれた内部を、警報や罠に引っ掛かることなく探査している。そして読心術能力。対象の表層思考を読み解いたり、犠牲者の思考をマークしてその所在を的確に把握し手下に襲撃命令を下すことができる。ただし、ファイレクシア人の思考は、何十年も試みた結果、異質過ぎて読解できないという。また、自身の精神力によって[[流動石/Flowstone]]を制御できることに早い時期から気付いていた。 | まず、ダヴォールには透視能力があり、肉体から精神を遊離させて遠隔地を視認できる。コラシンの聖なる寺院内の石壁や二重の金属扉に囲まれた内部を、警報や罠に引っ掛かることなく探査している。そして読心術能力。対象の表層思考を読み解いたり、犠牲者の思考をマークしてその所在を的確に把握し手下に襲撃命令を下すことができる。ただし、ファイレクシア人の思考は、何十年も試みた結果、異質過ぎて読解できないという。また、自身の精神力によって[[流動石/Flowstone]]を制御できることに早い時期から気付いていた。 | ||
− | + | 更にダヴォールには完璧な記憶力がある。ラースにはその一部と別の次元とを重なり合わせて繋げることで、人や物を行き来できる転移(transference)の機能が備わっており、ラースの実権を握るクローグとダヴォールは転移装置を自身の精神と同調するように調整していた。転移には操作者が移動先の正確な情報を記憶している必要があるが、機能がまだ不完全であるにもかかわらず、ダヴォールの記憶力は転移を確実に成功させることができた([[魂のカーニバル/Carnival of Souls]]の{{Gatherer|id=19115}}は転移を描いたものと思われる)。そして、次元の狭間から精神を攻撃する[[サルタリー/Soltari]]の叫び声による妨害に加えて、地形の変容する[[ヤヴィマヤ/Yavimaya]]という悪条件であっても転移を維持しのけている。(後の4205ARには、ラース全体を[[ドミナリア/Dominaria]]に重なり合わせる大規模な転移、ラースの次元被覆/Rathi Overlayが決行されている。) | |
===Compleation=== | ===Compleation=== | ||
− | + | 「Compleation」とはファイレクシアの言葉で肉体の機械強化による完全性への到達のこと。動詞は「Compleat」で、生身の者を侮蔑する言葉が「Incompleat」。 | |
ダヴォールの肉体は不治の病に侵されていたことから、ファイレクシアの技術による治療と更なる機械強化による完全性への到達を望んでいる。一方でクローグはダヴォールの望みにつけこんでその才能を最大限に利用するつもりのため、最低限の延命処置の他は強化を小出しにしか施さない(その上、生身の肉体を持つダヴォールを見下してもいる)。 | ダヴォールの肉体は不治の病に侵されていたことから、ファイレクシアの技術による治療と更なる機械強化による完全性への到達を望んでいる。一方でクローグはダヴォールの望みにつけこんでその才能を最大限に利用するつもりのため、最低限の延命処置の他は強化を小出しにしか施さない(その上、生身の肉体を持つダヴォールを見下してもいる)。 | ||
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ダヴォールは肉体強化を施されて死病を克服し、ファイレクシア遺物探索隊の一員として仕える。 | ダヴォールは肉体強化を施されて死病を克服し、ファイレクシア遺物探索隊の一員として仕える。 | ||
− | + | 40年後、インナー・サークルのクローグとファイレクシア第4スフィアで初対面し、ラースの管理者に任命される(この際に前任管理者Koralld(コラルド)がクローグ自身の手で密かに抹殺される)。 | |
ダヴォールの指揮の下でラースの整備、奴隷の管理、抹殺者の改良が着実に進む。 | ダヴォールの指揮の下でラースの整備、奴隷の管理、抹殺者の改良が着実に進む。 | ||
77行: | 77行: | ||
小説BloodlinesのNatural Selectionは4013-4169ARの期間を扱っている。 | 小説BloodlinesのNatural Selectionは4013-4169ARの期間を扱っている。 | ||
− | ラース軍はこれまでの期間で、ベナリアを中心に[[アヴナント/Avenant]]、[[フェメレフ/Femeref]] | + | ラース軍はこれまでの期間で、ベナリアを中心に[[アヴナント/Avenant]]、[[フェメレフ/Femeref]]、Sardniaなどを攻撃している(ケルドは既に標的でなくなっている)。 |
ダヴォールがエヴィンカーを名乗って120年余の4013AR頃、ダヴォールは遂にクローグに対して直接的な反抗の意志を示す。ヤヴィマヤ総攻撃の命令を撤回し、最強のインナー・サークルのメンバーをも越える速度を備えるように改良した軽量型抹殺者で脅しをかけたのだ。このクローグとの会談は予定外のことであったため反抗はその場の流れで敢行したものの成功を収め、ダヴォールは本当の意味でエヴィンカーの権力を手に入れた。ただし小説では、この件はダヴォール最初にして最大の過ちと綴られている。 | ダヴォールがエヴィンカーを名乗って120年余の4013AR頃、ダヴォールは遂にクローグに対して直接的な反抗の意志を示す。ヤヴィマヤ総攻撃の命令を撤回し、最強のインナー・サークルのメンバーをも越える速度を備えるように改良した軽量型抹殺者で脅しをかけたのだ。このクローグとの会談は予定外のことであったため反抗はその場の流れで敢行したものの成功を収め、ダヴォールは本当の意味でエヴィンカーの権力を手に入れた。ただし小説では、この件はダヴォール最初にして最大の過ちと綴られている。 | ||
111行: | 111行: | ||
抹殺者に装備された「cannon」つまり「sonic blast」は[[公式ハンドブック/ウルザブロック#ウルザズ・デスティニー公式ハンドブック|ウルザズ・デスティニー公式ハンドブック]]の[[公式ハンドブック/ウルザブロック#ウルザズ・デスティニー公式ハンドブック|ファイレクシアの解剖/Phyrexian Autopsy]]で「ソニック砲」と訳されている。 | 抹殺者に装備された「cannon」つまり「sonic blast」は[[公式ハンドブック/ウルザブロック#ウルザズ・デスティニー公式ハンドブック|ウルザズ・デスティニー公式ハンドブック]]の[[公式ハンドブック/ウルザブロック#ウルザズ・デスティニー公式ハンドブック|ファイレクシアの解剖/Phyrexian Autopsy]]で「ソニック砲」と訳されている。 | ||
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==参考== | ==参考== |