「ファイレクシアン」を編集中
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[[カルドハイム]]で新設されたクリーチャー・タイプ。[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]のみのクリーチャー・タイプとして登場した。登場後しばらくは巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス(と[[R&D Playtest cards]]の[[Vazal, the Compleat (playtest)]])のみだったが、その後[[モダンホライゾン2]]にて[[再録]]された3枚のカードがファイレクシアンとなり、同時に行われた大規模な[[オラクル]]更新にて、実に250枚のカードがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを獲得、もしくは[[トークン]][[生成]]や[[クリーチャー化]]でファイレクシアンを扱う[[ルール文章]]に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/modern-horizons-2-update-bulletin-2021-06-18 Modern Horizons 2 Update Bulletin](News [[2021年]]6月18日 [[Jess Dunks]]著)</ref>。 | [[カルドハイム]]で新設されたクリーチャー・タイプ。[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]のみのクリーチャー・タイプとして登場した。登場後しばらくは巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス(と[[R&D Playtest cards]]の[[Vazal, the Compleat (playtest)]])のみだったが、その後[[モダンホライゾン2]]にて[[再録]]された3枚のカードがファイレクシアンとなり、同時に行われた大規模な[[オラクル]]更新にて、実に250枚のカードがファイレクシアンのクリーチャー・タイプを獲得、もしくは[[トークン]][[生成]]や[[クリーチャー化]]でファイレクシアンを扱う[[ルール文章]]に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/modern-horizons-2-update-bulletin-2021-06-18 Modern Horizons 2 Update Bulletin](News [[2021年]]6月18日 [[Jess Dunks]]著)</ref>。 | ||
− | その後、[[本流のセット]]ではファイレクシアン・[[法務官]]達がスポット参戦しつつ、本格的に新ファイレクシアとの戦いが始まった[[団結のドミナリア]]から数を増やし、新ファイレクシアを舞台とした[[ファイレクシア:完全なる統一]]は収録されたクリーチャー・カードの九割がファイレクシアンというセットになった。新ファイレクシアとの最終決戦を描いた[[機械兵団の進軍]]では、[[白黒]]の[[リミテッド]]用[[アーキタイプ]]として取り上げられたほか、改造された他[[次元/Plane]]の住人を表したファイレクシアンに[[変身する両面カード]]が多数登場した。この戦いにより新ファイレクシアは壊滅したため、しばらくは本流のセットでファイレクシアンが登場することは無いだろう。 | + | その後、[[本流のセット]]ではファイレクシアン・[[法務官]]達がスポット参戦しつつ、本格的に新ファイレクシアとの戦いが始まった[[団結のドミナリア]]から数を増やし、新ファイレクシアを舞台とした[[ファイレクシア:完全なる統一]]は収録されたクリーチャー・カードの九割がファイレクシアンというセットになった。新ファイレクシアとの最終決戦を描いた[[機械兵団の進軍]]では、[[白黒]]の[[リミテッド]]用[[アーキタイプ]]として取り上げられたほか、改造された他[[次元/Plane]]の住人を表したファイレクシアンに[[変身する両面カード]]が多数登場した。この戦いにより新ファイレクシアは壊滅したため、しばらくは本流のセットでファイレクシアンが登場することは無いだろう。 |
全[[色]]に存在するが、旧[[ファイレクシア/Phyrexia]]が[[黒マナ]]と深く関係していることから、[[黒]]と[[無色]]の[[アーティファクト・クリーチャー]]に特に多く存在している。黒以外の色のものは、その多くが[[ミラディン/Mirrodin]]の5色の太陽の影響を受けた[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]由来のものである。 | 全[[色]]に存在するが、旧[[ファイレクシア/Phyrexia]]が[[黒マナ]]と深く関係していることから、[[黒]]と[[無色]]の[[アーティファクト・クリーチャー]]に特に多く存在している。黒以外の色のものは、その多くが[[ミラディン/Mirrodin]]の5色の太陽の影響を受けた[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]由来のものである。 | ||
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ファイレクシアンを含む[[トークン]]を生成するカードは多数存在する。色や[[サイズ]]や併せ持つクリーチャー・タイプは様々である(→[[トークン一覧]])。[[キーワード能力]]の[[生体武器]]はファイレクシアン・[[細菌]]・トークンを、[[キーワード処理]]の[[培養]]はファイレクシアンに[[変身]]する[[培養器]]・トークンをそれぞれ生成する。 | ファイレクシアンを含む[[トークン]]を生成するカードは多数存在する。色や[[サイズ]]や併せ持つクリーチャー・タイプは様々である(→[[トークン一覧]])。[[キーワード能力]]の[[生体武器]]はファイレクシアン・[[細菌]]・トークンを、[[キーワード処理]]の[[培養]]はファイレクシアンに[[変身]]する[[培養器]]・トークンをそれぞれ生成する。 | ||
− | [[ | + | [[部族カード]]は機械兵団の進軍および[[機械兵団の進軍統率者デッキ]]に多数存在する。それ以外の[[セット]]では、[[5色土地]]である[[種子中枢/The Seedcore]]が存在する。 |
[[伝説の]]ファイレクシアンは[[第2面]]も含めると[[機械兵団の進軍]]現在76体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Phyrexian 「伝説の(Legendary)・ファイレクシアン(Phyrexian)」でWHISPER検索])。これらに加え、伝説のファイレクシアンになる[[完成化したウェザーライト/Weatherlight Compleated]]と、[[死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet]]が生成する'''虚ろな歩哨'''/''The Hollow Sentinel''も存在する。 | [[伝説の]]ファイレクシアンは[[第2面]]も含めると[[機械兵団の進軍]]現在76体存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Phyrexian 「伝説の(Legendary)・ファイレクシアン(Phyrexian)」でWHISPER検索])。これらに加え、伝説のファイレクシアンになる[[完成化したウェザーライト/Weatherlight Compleated]]と、[[死体傀儡、ヴェンセール/Venser, Corpse Puppet]]が生成する'''虚ろな歩哨'''/''The Hollow Sentinel''も存在する。 | ||
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*[[カルドハイム]]で[[総合ルール]]入りを果たすのに先駆けて、[[R&D Playtest cards]]にて[[Vazal, the Compleat (playtest)]]が先行登場していた。 | *[[カルドハイム]]で[[総合ルール]]入りを果たすのに先駆けて、[[R&D Playtest cards]]にて[[Vazal, the Compleat (playtest)]]が先行登場していた。 | ||
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]の初出は[[アンティキティー]]と非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための[[種族]]クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主に[[ホラー]]や[[ゾンビ]]などで表されることが多く、また[[職業]]タイプのみで表されることも珍しくなかった(例えば[[審問官の総督/Inquisitor Exarch]]は「[[クレリック]]」のみ、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]は「[[工匠]]」のみであった)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。[[Mark Rosewater]]は「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/starting-over-2015-01-26 Starting Over]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0012043/ やり直し]([[Making Magic]] [[2015年]]1月26日 Mark Rosewater著)</ref>、遂にその念願が叶った形である。 | *[[ファイレクシア/Phyrexia]]の初出は[[アンティキティー]]と非常に古いものの、ファイレクシア人を表すための[[種族]]クリーチャー・タイプは長い間存在していなかった。主に[[ホラー]]や[[ゾンビ]]などで表されることが多く、また[[職業]]タイプのみで表されることも珍しくなかった(例えば[[審問官の総督/Inquisitor Exarch]]は「[[クレリック]]」のみ、[[テルカーの技師、ブルーディクラッド/Brudiclad, Telchor Engineer]]は「[[工匠]]」のみであった)。形容し難い、既存の枠に当てはめることのできない不気味さや異質さを表すことには成功していたものの、ファイレクシア人を表すクリーチャー・タイプが存在しないことは単純に不便であり、現在のクリーチャー・タイプ設定の方針にもそぐわないものだった。[[Mark Rosewater]]は「ファイレクシア人をクリーチャー・タイプとして明確にしなかったのは間違いだった」として悔やんでおり、やり直したいことの一つとしてこの件を挙げていたが<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/starting-over-2015-01-26 Starting Over]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0012043/ やり直し]([[Making Magic]] [[2015年]]1月26日 Mark Rosewater著)</ref>、遂にその念願が叶った形である。 | ||
− | *上記の通り[[オラクル]] | + | *上記の通り[[オラクル]]更新で追加されたクリーチャーが非常に多いタイプであるため、実物のカードにファイレクシアンと印刷されていないものは非常に多い。部族カードを用いる際は混乱を招かないよう、オラクルを確認する方法を別途用意しておいた方がいいだろう。 |
**[[ミラディンの傷跡ブロック]]でファイレクシアの[[透かし]]があるクリーチャー・カードは、[[聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx]]を除いてファイレクシアンのタイプが追加された。除外された理由は個別ページを参照のこと。 | **[[ミラディンの傷跡ブロック]]でファイレクシアの[[透かし]]があるクリーチャー・カードは、[[聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx]]を除いてファイレクシアンのタイプが追加された。除外された理由は個別ページを参照のこと。 | ||
− | *ファイレクシアンが新設されたことで、[[感染 (デッキ)|感染デッキ]]は[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]] | + | *ファイレクシアンが新設されたことで、[[感染 (デッキ)|感染デッキ]]は[[疫病を仕組むもの/Plague Engineer]]などの影響を大きく受けることになりメタゲーム上では数を減らしたが、[[レガシー]]や[[パウパー]]においては代わりに[[でっかく/Embiggen]]の修整値が上昇するため爆発力を増すこととなった。たとえばモダンにはEmbbiggenが存在しないのでデメリットの方が大きいが、パウパーには疫病を仕組むものが存在しないのでメリットの方が大きい。 |
==ストーリー== | ==ストーリー== |