「フリゴリッド」を編集中

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'''フリゴリッド'''(''Friggorid'')は、アメリカ発祥の[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。他の[[発掘 (デッキ)|発掘デッキ]]と区別せずに、[[エターナル]]では単に'''[[ドレッジ]]'''と呼ばれる。
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'''フリゴリッド'''(''Friggorid'')は、アメリカ発祥の[[リアニメイト]]系[[コンボ]]・[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウンデッキ]]。他の[[発掘 (デッキ)|発掘デッキ]]と区別せずに、単に'''ドレッジ'''と呼ばれることも多い。
  
デッキ名は、考案者の[[John F. Rizzo]]のニックネームである「John Friggin' Rizzo」と[[イチョリッド/Ichorid]]に由来する。
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デッキ名は、考案者の[[John F. Rizzo]]のニックネームである「John Friggin' Rizzo」に由来する。
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発祥は[[エクステンデッド]]だが、[[レガシー]]や、[[ヴィンテージ]]でも出現し、ある程度の数が存在している。
  
 
==概要==
 
==概要==
[[発掘]]を持つ[[カード]]を[[手札]]から[[捨てる|捨て]][[ライブラリー]]を[[墓地送り]]にしつつ、[[墓地]]から何度でもよみがえる[[イチョリッド/Ichorid]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をする。墓地に落ちる事を前提としているため、[[フラッシュバック]]や[[スレッショルド]]を持つカードも多く採用されている。
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[[発掘]]を持つ[[カード]]を[[手札]]から[[捨てる|捨てて]][[ライブラリー]]を[[墓地]]に落としつつ、墓地から何度でも甦る[[イチョリッド/Ichorid]]で[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]をする。墓地に落ちる事を前提としているため、[[フラッシュバック]]や[[スレッショルド]]を持つカードも多く採用されている。
  
{{#card:Golgari Grave-Troll}}
 
 
{{#card:Ichorid}}
 
{{#card:Ichorid}}
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{{#card:Golgari Grave-Troll}}
  
[[戦場]]を一掃されてもすぐに復帰できるので[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]に強い。また、通常の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]以上のスピードを誇るので、ビートダウン相手でも充分に戦える。まさに次世代の高速[[デッキ]]である。
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[[戦場]]を一掃されてもすぐに復帰できるので[[コントロール#デッキ|コントロール]]に強い。また、通常の[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]以上のスピードを誇るので、ビートダウン相手でも充分に戦える。まさに次世代の高速[[デッキ]]である。
  
 
[[未来予知]]参入後では、[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]や[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]が加わり、[[スタンダード]]にて構成のよく似た[[ナルコブリッジ#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|ナルコブリッジ]]が登場。以降、このデッキにもこれらのギミックが組み込まれることとなる。イチョリッドが毎[[ターン]]黄泉からの橋の[[誘発条件]]を満たすため、非常に相性が良い。
 
[[未来予知]]参入後では、[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]や[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]が加わり、[[スタンダード]]にて構成のよく似た[[ナルコブリッジ#ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期|ナルコブリッジ]]が登場。以降、このデッキにもこれらのギミックが組み込まれることとなる。イチョリッドが毎[[ターン]]黄泉からの橋の[[誘発条件]]を満たすため、非常に相性が良い。
  
墓地をメインに使うデッキのため、[[墓地対策]]に極めて弱い。[[虚空の力線/Leyline of the Void]]や[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]、[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]など、天敵は多い。ただし、ナルコブリッジのギミックが加わったことで、それらを[[バウンス]]した後の1[[ターン]]で[[ゲーム]]エンド級のダメージを叩き出せるため、未だ勢力のあるデッキである。
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墓地をメインに使うデッキのため、[[墓地対策]]に極めて弱い。[[虚空の力線/Leyline of the Void]]や[[トーモッドの墓所/Tormod's Crypt]]、[[ヨツンの兵卒/Jotun Grunt]]など、天敵は多い。ただし、ナルコブリッジのギミックが加わった事で、それらを[[バウンス]]した後の1ターンで致死ダメージを叩き出す事が可能となっており、未だ勢力のあるデッキである。
  
 
==エクステンデッド==
 
==エクステンデッド==
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{{#card:Tolarian Winds}}
 
{{#card:Tolarian Winds}}
  
[[カード]]を[[墓地]]に落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加えて[[トレイリアの風/Tolarian Winds]]が採用される。このカードは「手札を[[捨てる|捨て]]、その後カードを[[引く]]」ため、[[発掘]]を持つカードを捨てて即座に発掘を使用することで、[[ライブラリー]]を大量に墓地に落とすことができる。
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[[カード]]を[[墓地]]に落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加えて[[トレイリアの風/Tolarian Winds]]が採用される。このカードは「手札を[[捨てる|捨て]]、その後カードを[[ドロー|引く]]」ため、[[発掘]]を持つカードを捨てて即座に発掘を使用することで、[[ライブラリー]]を大量に墓地に落とすことができる。
  
 
ライブラリーのかなりの枚数が墓地に行くため、[[共鳴者]]を兼ねる[[サイカトグ/Psychatog]]は驚異的な[[サイズ]]に成長する。
 
ライブラリーのかなりの枚数が墓地に行くため、[[共鳴者]]を兼ねる[[サイカトグ/Psychatog]]は驚異的な[[サイズ]]に成長する。
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|4||[[棺の追放/Coffin Purge]]
 
|4||[[棺の追放/Coffin Purge]]
 
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==レガシー==
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[[レガシー]]でも同様に組まれる。
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{{#card:Cephalid Coliseum}}
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{{#card:Lion's Eye Diamond}}
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[[手札]]を[[墓地]]に落とす手段として、[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]や[[入念な研究/Careful Study]]に加え、[[打開/Breakthrough]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]がよく使用される。
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特に、ライオンの瞳のダイアモンドが強力で、打開の前に手札を捨てたり、そこから[[綿密な分析/Deep Analysis]]や[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]に繋げる事で、最序盤から[[発掘]]モードに入ることが可能となっている。[[戦慄の復活/Dread Return]]で[[セファリッドの賢者/Cephalid Sage]]が出てきたりするともう止まらない。
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[[炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot]]を採用している場合には、戦慄の復活で[[釣る|釣り上げて]]一気に[[勝利]]することができる。元は[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]でありながら、[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]をはさんでも[[1ターンキル]]さえ可能な[[コンボ]][[デッキ]]へと仕上がってしまっている。
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最近では[[イチョリッド/Ichorid]]、[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]等を抜き、[[恐血鬼/Bloodghast]]、[[ダクムーアの回収場/Dakmor Salvage]]、[[納墓/Entomb]]を搭載したタイプも存在する。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[世界選手権07]]([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/worlds07/legacydecks 参考])
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**使用者:[[Martin Scheinen]]
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*[[フォーマット]]
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**[[レガシー]](~[[ローウィン]])
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (25)
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|1||[[セファリッドの賢者/Cephalid Sage]]
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|1||[[炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot]]
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|4||[[ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll]]
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|3||[[ゴルガリの凶漢/Golgari Thug]]
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|4||[[イチョリッド/Ichorid]]
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|4||[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]
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|4||[[朽ちゆくインプ/Putrid Imp]]
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|4||[[臭い草のインプ/Stinkweed Imp]]
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!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (22)
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|4||[[打開/Breakthrough]]
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|4||[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]
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|3||[[綿密な分析/Deep Analysis]]
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|3||[[戦慄の復活/Dread Return]]
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|4||[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]
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|4||[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (13)
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|4||[[セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum]]
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|1||[[地底の大河/Underground River]]
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|4||[[Underground Sea]]
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|4||[[湿った墓/Watery Grave]]
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!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
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|-
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|1||[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]
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|4||[[蒸気の連鎖/Chain of Vapor]]
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|2||[[虚空の杯/Chalice of the Void]]
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|4||[[虚空の力線/Leyline of the Void]]
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|4||[[真髄の針/Pithing Needle]]
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|}
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==ヴィンテージ==
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[[ヴィンテージ]]でも組まれている。[[カード]]を[[墓地]]に落とす手段として[[Bazaar of Baghdad]]を使用するのが特徴的な点である。
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{{#card:Ashen Ghoul}}
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{{#card:Bazaar of Baghdad}}
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[[Bazaar of Baghdad]]で[[引く|ドロー]]&[[捨てる|ディスカード]]、[[発掘]]で[[ライブラリー]]を高速で掘り進めていく。[[リアニメイト]]される[[クリーチャー]]は[[イチョリッド/Ichorid]]のほか[[灰燼のグール/Ashen Ghoul]]や[[冥界の影/Nether Shadow]]も採用される。
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構造上[[マナ]]をほとんど必要としない構成になっているため、Bazaar of Baghdadを除けば[[土地]]は6枚程度しか入れないのが普通である。そのため、マナを全く使わないタイプを「''Manaless Ichorid''」、[[真鍮の都/City of Brass]]や[[宝石鉱山/Gemstone Mine]]を入れたタイプを「''Mana Ichorid''」と区別して呼ぶことも多い。
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*Manaless Ichoridの場合、[[パワー9]]も軒並み使用しない。ヴィンテージにおける[[メタゲーム|メタ]]の中にありながらパワー9を使わない珍しいデッキである。
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*Bazaar of Baghdadが手札に無いとほとんど回らないデッキなので、[[マリガン]]用に[[血清の粉末/Serum Powder]]もよく採用されている。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[ヴィンテージ選手権07]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/default.asp?x=welcome/conventions/gencon07 参考])
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**使用者:[[Nick Calcaterra]]
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*[[フォーマット]]
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**[[ヴィンテージ]](~[[未来予知]])
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{| class="wikitable" style="margin:0 auto; text-align:left;"
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|-
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!colspan="2" style="background-color:#dddddd"|メインデッキ (60)
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!colspan="2" style="background-color:#ffddee"|クリーチャー (24)
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|-
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|2||[[セファリッドの賢者/Cephalid Sage]]
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|2||[[炎の血族の盲信者/Flame-Kin Zealot]]
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|4||[[ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll]]
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|-
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|4||[[ゴルガリの凶漢/Golgari Thug]]
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|4||[[イチョリッド/Ichorid]]
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|4||[[ナルコメーバ/Narcomoeba]]
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|-
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|4||[[臭い草のインプ/Stinkweed Imp]]
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!colspan="2" style="background-color:#eeddff"|呪文 (28)
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|4||[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]
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|-
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|4||[[戦慄の復活/Dread Return]]
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|4||[[暴露/Unmask]]
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|4||[[黄泉からの橋/Bridge from Below]]
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|4||[[虚空の杯/Chalice of the Void]]
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|4||[[虚空の力線/Leyline of the Void]]
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|4||[[血清の粉末/Serum Powder]]
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!colspan="2" style="background-color:#ddffee"|土地 (8)
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|4||[[Bazaar of Baghdad]]
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|4||[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]
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!colspan="2" style="background-color:#ddeeff"|サイドボード
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|2||[[古えの遺恨/Ancient Grudge]]
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|4||[[Contagion]]
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|3||[[エメラルドの魔除け/Emerald Charm]]
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|4||[[恭しき沈黙/Reverent Silence]]
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|2||[[Taiga]]
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|}
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*[[血清の粉末/Serum Powder]]や[[ドライアドの東屋/Dryad Arbor]]は入っているが、これらの[[マナ能力]]があてにされることは(少なくとも[[メインデッキ]]では)なく、実質的にはManaless Ichoridのようなもの。血清の粉末は[[マリガン]]用、ドライアドの東屋は[[陰謀団式療法/Cabal Therapy]]や[[戦慄の復活/Dread Return]]の[[コスト]]扱いである。
  
 
==参考==
 
==参考==
168行: 326行:
 
*[[発掘 (デッキ)]]
 
*[[発掘 (デッキ)]]
 
**[[ナルコブリッジ]]
 
**[[ナルコブリッジ]]
**[[ドレッジ]]
 
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 
[[Category:青黒デッキ|ふりこりつと]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ|ふりこりつと]]
 
[[Category:リアニメイトデッキ|ふりこりつと]]
 
[[Category:青黒ビートダウンデッキ|ふりこりつと]]
 
[[Category:青黒リアニメイトデッキ|ふりこりつと]]
 
[[Category:インベイジョン期のエクステンデッドデッキ|ふりこりつと]]
 

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