最新版 |
編集中の文章 |
3行: |
3行: |
| |英名=Changeling | | |英名=Changeling |
| |種別=[[常在型能力]] | | |種別=[[常在型能力]] |
− | |登場セット=[[ローウィン・ブロック]]<br>[[モダンホライゾン]]<br>[[カルドハイム]]<br>[[Jumpstart: Historic Horizons]]<br>[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い統率者デッキ]] | + | |登場セット=[[ローウィン・ブロック]] |
| |リーガル=legal | | |リーガル=legal |
| + | |CR=502.73 |
| }} | | }} |
− | '''多相'''(たそう)/''Changeling''は、[[ローウィン・ブロック]]で初登場し、[[モダンホライゾン]]と[[カルドハイム]]で再登場した[[キーワード能力]]。これは[[常在型能力]]([[特性定義能力]])である。 | + | |
| + | '''多相'''/''Changeling''は[[ローウィン]]で制定された[[キーワード能力]]。これは[[常在型能力]]である。 |
| | | |
| {{#card:Woodland Changeling}} | | {{#card:Woodland Changeling}} |
| {{#card:Nameless Inversion}} | | {{#card:Nameless Inversion}} |
| | | |
− | ==定義==
| + | 多相/Changelingとは「この[[オブジェクト]]は常に全ての[[クリーチャー・タイプ]]である」を意味する。 |
− | '''多相'''/''Changeling''は、「この[[オブジェクト]]はすべての[[クリーチャー・タイプ]]である。」を意味する。
| + | |
| | | |
− | ==解説==
| + | *この[[能力]]は[[特性定義能力]]である。よって全ての[[領域]]で有効。 |
− | [[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]の持つ[[能力]]をキーワード化したものである(ただし、霧衣の究極体は多相に置き換えられてはいない)。[[タイプ的]]がテーマの[[ローウィン・ブロック]]で、どのクリーチャー・タイプでも利用できるカードとして作られた。[[モダンホライゾン]]と[[カルドハイム]]でもタイプ的テーマカードを生かすために採用された。[[MTGアリーナ]]専用セットである[[Jumpstart: Historic Horizons]]でも[[顔なしの工作員/Faceless Agent]]が実装されている。
| + | *もし[[クリーチャー]]でも[[部族]]でもないオブジェクトがこれを持っていても意味はない。 |
− | | + | *ローウィン現在この能力を持つ全ての[[カード]]はクリーチャー・タイプ欄に[[多相の戦士]]と印刷されているが、これはただの雰囲気づけであり、多相とはルール的には何の関係もない。 |
− | ==ルール==
| + | *[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]の持つ能力をキーワード化したものがこれである。だが究極体は多相を持たない上、印刷されているクリーチャー・タイプも[[イリュージョン]]であり一応の区別は付いている。 |
− | *この能力は[[特性定義能力]]であるため、すべての[[領域]]および[[ゲームの外部]]で有効である。
| + | |
− | *何らかの方法で多相を[[失う|失って]]も、そのオブジェクトはすべてのクリーチャー・タイプを持つ([[種類別]]や特性定義能力のルールによる)。また、すべてのクリーチャー・タイプを失っても、多相能力自体は失われない。
| + | |
− | **多相によるクリーチャー・タイプを変更する効果は種類別の第4種であるため、多相を持つオブジェクトに対して多相を失わせる効果(種類別の第6種)が働いたとしても、クリーチャー・タイプの変更はそれよりも先に適用される。よってそのオブジェクトは結局すべてのクリーチャー・タイプを持つことになる。
| + | |
− | ***同様の理由で、「すべてのクリーチャー・タイプを与える」カードは存在するが、多相を与えるカードは存在しない。
| + | |
− | *[[クリーチャー]]でも[[同族]]でもないオブジェクトがこれを持っていても意味はない。 | + | |
− | *多相を持つすべての[[カード]]は[[タイプ行]]に[[多相の戦士]]と印刷されているが、これはただの雰囲気づけであり、多相とはルール的には何の関係もない。もちろん、自身の能力により多相の戦士のクリーチャー・タイプも持つ。 | + | |
− | *「多相」という同一の訳語が用いられることから、時折、「[[多相の戦士]]はすべて多相を持つという[[ルール]]がある」と勘違いされることがあるが、'''そのようなルールはない'''。たまたま同じ訳語が用いられているだけで、クリーチャー・タイプの「[[多相の戦士]](Shapeshifter)」と[[キーワード能力]]の「多相(Changeling)」は綴りはもちろんルール上も無関係である。多相を持つカードの[[タイプ行]]には多相の戦士のクリーチャー・タイプが必ず印刷されているが、逆は真ではない。多相の戦士であっても[[ルール文章]]に多相と書かれていなければ多相は持たない。 | + | |
− | | + | |
− | ==利用==
| + | |
− | クリーチャー・タイプを参照するカードとはことごとく相互作用を引き起こす。特に[[最上位/Alpha Status]]や[[風土病/Endemic Plague]]との相性がよい。多相持ちに[[つける|つけ]]たり[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]たりすれば、大きな結果が望める。逆に[[旗印/Coat of Arms]]や[[今田の旗印/Konda's Banner]]は、多相持ちばかりが成長して[[全体強化]]としての効果が薄い、[[対戦相手]]のクリーチャーも確実に[[強化]]してしまう、とあまり相性がいいとは言えないだろう。
| + | |
− | | + | |
− | どのクリーチャー・タイプとも組み合せることが可能なことから、[[Modern Masters]]などの[[再録]][[セット]]では(主に[[リミテッド]]での使用を想定して)多相持ちが再録されることがある。例えば、Modern Mastersでは[[時のらせんブロック]]の[[リクルーター]]によって[[リクルート]]できるし、[[モダンマスターズ2015]]では[[神河ブロック]]の[[スピリット]]の[[スピリットクラフト]]を[[誘発]]させ、[[転生]]で[[回収]]できる。
| + | |
− | | + | |
− | ==その他==
| + | |
− | *ローウィン・ブロックの多相を持つカードは、[[変わり身/Changeling]]を表している。
| + | |
− | *カルドハイムの多相を持つカードは[[リトヤラ/Littjara]]に住まう[[多相の戦士/Shapeshifter (ストーリー)#カルドハイム|多相の戦士/Shapeshifter]]を表している。
| + | |
− | *モダンホライゾンの多相を持つカードの背景設定は特に語られていないが、そのほとんどは体の一部が紫色の液体となっている({{Gatherer|id=465234}})。明確な紫色ではない[[限りないもの、モロフォン/Morophon, the Boundless]]も液体で構成されているような外見をしている({{Gatherer|id=465220}})。
| + | |
| | | |
| ==参考== | | ==参考== |
− | *{{WHISPER検索/英語オラクル|Changeling}}(※「多相」で日本語テキスト検索すると[[逃亡した多相の戦士/Escaped Shapeshifter]]が混ざるため) | + | *{{WHISPER検索/カードテキスト|多相}} |
| *[[キーワード能力]] | | *[[キーワード能力]] |
− | *[[ルーリング]] | + | *[[ルーリング#keyword|ルーリング]] |
− | | + | |
− | {{#cr:{{キーワード能力のCR番号|多相}}}}
| + | |
− | {{#CR:205.3m}}
| + | |
| | | |
− | [[Category:キーワード能力|たそう]]
| + | ===総合ルール=== |
− | __NOTOC__
| + | {{#cr:502.73}} |