「役割」を編集中
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{{Otheruses|[[エンチャント・タイプ]]|[[色]]ごとの[[メカニズム]]の割り当て|色の役割}} | {{Otheruses|[[エンチャント・タイプ]]|[[色]]ごとの[[メカニズム]]の割り当て|色の役割}} | ||
'''役割'''/''Role''は、[[エンチャント・タイプ]]の1つ。[[オーラ]]・[[トークン]]のみに用いられている[[サブタイプ]]であり、特有の[[ルール]]を持つ。 | '''役割'''/''Role''は、[[エンチャント・タイプ]]の1つ。[[オーラ]]・[[トークン]]のみに用いられている[[サブタイプ]]であり、特有の[[ルール]]を持つ。 | ||
− | {{#card:Protective Parents}} | + | <!-- {{#card:Unassuming Sage}} Whisperに対応し次第、コメントアウトを解除し↓の手打ちテキストを削除してください --> |
− | == | + | {{カードテキスト |
+ | |カード名=Protective Parents / 庇う両親 | ||
+ | |コスト=(2)(白) | ||
+ | |タイプ=クリーチャー ― 人間(Human) 農民(Peasant) | ||
+ | |カードテキスト=庇う両親が死亡したとき、あなたがコントロールするクリーチャー最大1体を対象とする。若き英雄・役割(Role)・トークン1つをそれについた状態で生成する。(あなたがコントロールする役割がすでにそれについていたなら、その役割を墓地に置く。エンチャントしているクリーチャーは「このクリーチャーが攻撃するたび、これのタフネスが3以下である場合、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。」を持つ。) | ||
+ | |PT=3/2 | ||
+ | |Gathererid=630830 | ||
+ | |背景=legal | ||
+ | }} | ||
+ | ==ルール== | ||
[[パーマネント]]1つに同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している複数の役割が[[つける|ついている]]場合、[[タイムスタンプ]]順で最も新しい1つを除き、それらの役割は[[オーナー]]の[[墓地]]に置かれる。これは[[状況起因処理]]である。 | [[パーマネント]]1つに同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している複数の役割が[[つける|ついている]]場合、[[タイムスタンプ]]順で最も新しい1つを除き、それらの役割は[[オーナー]]の[[墓地]]に置かれる。これは[[状況起因処理]]である。 | ||
− | [[効果]]が「○○・役割(Role)・[[トークン]]を[[生成]]する」場合、[[名前]]が○○で、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]([[クリーチャー]] | + | [[効果]]が「○○・役割(Role)・[[トークン]]を[[生成]]する」場合、[[名前]]が○○で、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]([[クリーチャー]])と以下の能力を持つ[[無色]]の[[エンチャント]] ー [[オーラ]]・役割トークンを生成する([[定義済みのトークン]])。 |
− | + | ||
===役割の名前と能力対応表=== | ===役割の名前と能力対応表=== | ||
− | 「エンチャントしているクリーチャーは」を、「~は」の形で省略して表記しています。 | + | *「エンチャントしているクリーチャーは」を、「~は」の形で省略して表記しています。 |
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
|- | |- | ||
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|'''聖者'''/''Virtuous''||~は[[あなた]]がコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受ける。 | |'''聖者'''/''Virtuous''||~は[[あなた]]がコントロールしているエンチャント1つにつき+1/+1の修整を受ける。 | ||
|} | |} | ||
− | |||
==解説== | ==解説== | ||
− | 英雄や怪物など、童話における登場人物の立ち位置を表現した[[サブタイプ]] | + | 英雄や怪物など、童話における登場人物の立ち位置を表現した[[サブタイプ]]。[[エルドレインの森]]で新設された。 |
[[エルドレインの森]]では全[[色]]([[無色]]は除く)に役割を[[生成]]する[[カード]]が存在し、同[[セット]]でフィーチャーされている[[エンチャント]]テーマや新[[能力]]の[[協約]]や[[祝祭]]との[[シナジー]]を形成している。エルドレインの森では6種の役割が使用されており、唯一使われていない聖者は[[エルドレインの森統率者デッキ]]の[[僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court]]によってのみ生成される。 | [[エルドレインの森]]では全[[色]]([[無色]]は除く)に役割を[[生成]]する[[カード]]が存在し、同[[セット]]でフィーチャーされている[[エンチャント]]テーマや新[[能力]]の[[協約]]や[[祝祭]]との[[シナジー]]を形成している。エルドレインの森では6種の役割が使用されており、唯一使われていない聖者は[[エルドレインの森統率者デッキ]]の[[僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court]]によってのみ生成される。 | ||
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*エルドレインの森およびエルドレインの森統率者デッキでは、2種類の役割がそれぞれ逆向きに印刷された[[トークン・カード]]が封入されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/the-tokens-of-wilds-of-eldraine The Tokens of Wilds of Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037172/ 『エルドレインの森』のトークン]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月24日 [[Jubilee Finnegan]]著)</ref>。 | *エルドレインの森およびエルドレインの森統率者デッキでは、2種類の役割がそれぞれ逆向きに印刷された[[トークン・カード]]が封入されている<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/the-tokens-of-wilds-of-eldraine The Tokens of Wilds of Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037172/ 『エルドレインの森』のトークン]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月24日 [[Jubilee Finnegan]]著)</ref>。 | ||
**印刷されている役割の組み合わせは、エルドレインの森は「怪物&魔術師」、「王族&若き英雄」、「ひねくれ者&呪われし者」。統率者デッキは両面トークン・カードで、「怪物&聖者/王族&聖者」、「魔術師&聖者/怪物&聖者」。 | **印刷されている役割の組み合わせは、エルドレインの森は「怪物&魔術師」、「王族&若き英雄」、「ひねくれ者&呪われし者」。統率者デッキは両面トークン・カードで、「怪物&聖者/王族&聖者」、「魔術師&聖者/怪物&聖者」。 | ||
− | **呪われし者&ひねくれ者は、イラストが互いに入れ替わっているというミスがある<ref>[https://twitter.com/imdanielholt/status/1691525546243682310?s=11 @imdanielholt]([[Daniel Holt]]のTwitter [[2023年]]8月16日)</ref>。名前と能力の組み合わせ自体は適切なので、使用上の問題はない。 | + | **呪われし者&ひねくれ者は、イラストが互いに入れ替わっているというミスがある<ref>[https://twitter.com/imdanielholt/status/1691525546243682310?s=11 @imdanielholt]([[Daniel Holt]]のTwitter [[2023年]]8月16日)</ref>。名前と能力の組み合わせ自体は適切なので、使用上の問題はない。 |
*[[色]]ごとに[[色の役割|得意とする役割]]が設定されており、その内訳は以下の通り<ref name="mm20230821">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-2 Wilds Story, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037158/ 『森』の話 その2]([[Making Magic]] [[2023年]]8月21日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | *[[色]]ごとに[[色の役割|得意とする役割]]が設定されており、その内訳は以下の通り<ref name="mm20230821">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-2 Wilds Story, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037158/ 『森』の話 その2]([[Making Magic]] [[2023年]]8月21日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
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==ルール== | ==ルール== | ||
*それぞれの役割の[[コントローラー]]が異なるなら、1体の[[クリーチャー]]に複数の役割がついていても問題ない。 | *それぞれの役割の[[コントローラー]]が異なるなら、1体の[[クリーチャー]]に複数の役割がついていても問題ない。 | ||
− | + | *同一[[プレイヤー]]の[[コントロール]]する複数の役割が([[倍増の季節/Doubling Season]]などで)同時にクリーチャー1体についた場合、そのプレイヤーは新たについた役割のうちどれを残すかを決める。 | |
− | *同一[[プレイヤー]]の[[コントロール]]する複数の役割が([[倍増の季節/Doubling Season]] | + | |
*定義済みの役割・トークン各種の名前は役割名そのままである。例えば、「呪われし者・役割・トークン」を生成すると指示された場合、生成されたトークンの名前は《'''呪われし者'''/''Cursed''》である。[[宝物]]や[[血]]などと異なり、《呪われし者・トークン/Cursed Token》という名にはならない。 | *定義済みの役割・トークン各種の名前は役割名そのままである。例えば、「呪われし者・役割・トークン」を生成すると指示された場合、生成されたトークンの名前は《'''呪われし者'''/''Cursed''》である。[[宝物]]や[[血]]などと異なり、《呪われし者・トークン/Cursed Token》という名にはならない。 | ||
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以下は役割そのものの[[ルール]]ではないが、深く紐づいた事象であるためこちらで説明する。 | 以下は役割そのものの[[ルール]]ではないが、深く紐づいた事象であるためこちらで説明する。 | ||
*役割・[[トークン]]を[[生成]]する[[呪文]]や[[能力]]には[[対象]]を取るものが存在する。それの[[解決]]時にすべての対象が[[不正な対象]]になっていた場合、呪文や能力は[[立ち消え]]、役割も生成されない。 | *役割・[[トークン]]を[[生成]]する[[呪文]]や[[能力]]には[[対象]]を取るものが存在する。それの[[解決]]時にすべての対象が[[不正な対象]]になっていた場合、呪文や能力は[[立ち消え]]、役割も生成されない。 | ||
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;若き英雄 | ;若き英雄 | ||
*この能力は[[if節ルール]]の影響下にある。[[攻撃]]時に[[タフネス]]が4以上なら[[能力]]自体が[[誘発]]しない。[[解決]]時にタフネスが4以上なら[[+1/+1カウンター]]が置かれない。 | *この能力は[[if節ルール]]の影響下にある。[[攻撃]]時に[[タフネス]]が4以上なら[[能力]]自体が[[誘発]]しない。[[解決]]時にタフネスが4以上なら[[+1/+1カウンター]]が置かれない。 | ||
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==開発秘話== | ==開発秘話== | ||
この[[メカニズム]]は「複数の童話を混ぜ合わせる」というエルドレインの森のテーマを表現するために生み出されたものである。クリーチャーに童話の役割を与えるというコンセプトはラベル<ref group="注釈">「ラベル」というルール用語はなく、説明もないので詳細は不明だが、[[怪物化]]における「怪物的」や[[昇殿]]における「都市の承認」などの記号の類を指していると思われる。</ref>や[[カウンター (目印)|カウンター]]、[[紋章]]、[[履修]]/[[講義]]のような[[サイドボード]]利用などでも試されていたが、最終的に[[シナジー]]や対策しやすさ、理解しやすさの観点からオーラ・トークンになった<ref name="mm20230828">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-of-eldraine-vision-design-handoff-document-part-1 Wilds of Eldraine Vision Design Handoff Document, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037175/ 『エルドレインの森』展望デザイン提出文書 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月28日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。これにより他の効果のオマケとして手軽にオーラを生み出せるようになったため、[[祝祭]]や[[協約]]のデザインにも繋がった<ref name="mm20230815">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-1 Wilds Story, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037147/ 『森』の話 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | この[[メカニズム]]は「複数の童話を混ぜ合わせる」というエルドレインの森のテーマを表現するために生み出されたものである。クリーチャーに童話の役割を与えるというコンセプトはラベル<ref group="注釈">「ラベル」というルール用語はなく、説明もないので詳細は不明だが、[[怪物化]]における「怪物的」や[[昇殿]]における「都市の承認」などの記号の類を指していると思われる。</ref>や[[カウンター (目印)|カウンター]]、[[紋章]]、[[履修]]/[[講義]]のような[[サイドボード]]利用などでも試されていたが、最終的に[[シナジー]]や対策しやすさ、理解しやすさの観点からオーラ・トークンになった<ref name="mm20230828">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-of-eldraine-vision-design-handoff-document-part-1 Wilds of Eldraine Vision Design Handoff Document, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037175/ 『エルドレインの森』展望デザイン提出文書 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月28日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。これにより他の効果のオマケとして手軽にオーラを生み出せるようになったため、[[祝祭]]や[[協約]]のデザインにも繋がった<ref name="mm20230815">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-1 Wilds Story, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037147/ 『森』の話 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。 | ||
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/wilds-of-eldraine-mechanics Wilds of Eldraine Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037154/ 『エルドレインの森』のメカニズム]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月15日 [[Matt Tabak]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/wilds-of-eldraine-mechanics Wilds of Eldraine Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037154/ 『エルドレインの森』のメカニズム]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月15日 [[Matt Tabak]]著) | ||
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Role}|役割(Role)}} | *{{WHISPER検索/カードテキスト|{Role}|役割(Role)}} | ||
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*[[エンチャント・タイプ]] | *[[エンチャント・タイプ]] | ||
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