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'''役割'''/''Role''は、[[エンチャント・タイプ]]の1つ。[[オーラ]]・[[トークン]]のみに用いられている[[サブタイプ]]であり、特有の[[ルール]]を持つ。
 
'''役割'''/''Role''は、[[エンチャント・タイプ]]の1つ。[[オーラ]]・[[トークン]]のみに用いられている[[サブタイプ]]であり、特有の[[ルール]]を持つ。
 
{{#card:Protective Parents}}
 
{{#card:Protective Parents}}
==定義==
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==ルール==
 
[[パーマネント]]1つに同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している複数の役割が[[つける|ついている]]場合、[[タイムスタンプ]]順で最も新しい1つを除き、それらの役割は[[オーナー]]の[[墓地]]に置かれる。これは[[状況起因処理]]である。
 
[[パーマネント]]1つに同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している複数の役割が[[つける|ついている]]場合、[[タイムスタンプ]]順で最も新しい1つを除き、それらの役割は[[オーナー]]の[[墓地]]に置かれる。これは[[状況起因処理]]である。
  
 
[[効果]]が「○○・役割(Role)・[[トークン]]を[[生成]]する」場合、[[名前]]が○○で、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]([[クリーチャー]])と、[[#役割の名前と能力対応表|下記の対応表]]通りの能力を持つ[[無色]]の[[エンチャント]] ー [[オーラ]]・役割トークンを生成する([[定義済みのトークン]])。
 
[[効果]]が「○○・役割(Role)・[[トークン]]を[[生成]]する」場合、[[名前]]が○○で、[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]([[クリーチャー]])と、[[#役割の名前と能力対応表|下記の対応表]]通りの能力を持つ[[無色]]の[[エンチャント]] ー [[オーラ]]・役割トークンを生成する([[定義済みのトークン]])。
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*それぞれの役割の[[コントローラー]]が異なるなら、1体の[[クリーチャー]]に複数の役割がついていても問題ない。
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*[[注釈文]]ではまず既存の役割をはずしてから新しい役割をつけるよう書いてあるが、実際は状況起因処理によるものなので役割をつけた[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]後に古い役割をはずす。ルール上は違いが出ることは通常は無い。
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*同一[[プレイヤー]]の[[コントロール]]する複数の役割が([[倍増の季節/Doubling Season]]などで)同時にクリーチャー1体についた場合、そのプレイヤーは新たについた役割のうちどれを残すか(どれが最も新しいタイムスタンプを持つか{{CR|613.7m}})を決める。
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*定義済みの役割・トークン各種の名前は役割名そのままである。例えば、「呪われし者・役割・トークン」を生成すると指示された場合、生成されたトークンの名前は《'''呪われし者'''/''Cursed''》である。[[宝物]]や[[血]]などと異なり、《呪われし者・トークン/Cursed Token》という名にはならない。
  
 
===役割の名前と能力対応表===
 
===役割の名前と能力対応表===
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===補足===
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以下は役割そのものの[[ルール]]ではないが、深く紐づいた事象であるためこちらで説明する。
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*役割・[[トークン]]を[[生成]]する[[呪文]]や[[能力]]には[[対象]]を取るものが存在する。それの[[解決]]時にすべての対象が[[不正な対象]]になっていた場合、呪文や能力は[[立ち消え]]、役割も生成されない。
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*[[プロテクション]](エンチャント)などによって役割トークンを適正につけられない状態で役割を生成しようとする場合、それは生成されない({{CR|303.4i}})。
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*役割を生成する[[効果]]が役割をつけるクリーチャーを対象としていない場合、その役割を[[呪禁]]や[[被覆]]を持つクリーチャーに[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]してよい({{CR|303.4f}})。
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*トークンのコントローラーはそれを生成した[[プレイヤー]]である({{CR|111.2}})。
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**[[対戦相手]]の[[呪文]]や[[能力]]により[[あなた]]のクリーチャーにつけられた状態で生成された「呪われし者」を、あなたの他の役割で上書きしたり[[協約]]の[[コスト]]にすることはできない。
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*役割を生成する効果は効果内で指定したクリーチャーにつけた状態で生成するので、倍増の季節などで役割を複数生成するように[[置換]]しても、必ずそのクリーチャーにつけた状態で複数生成され、上述のルールで1つしか残せない。
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;各役割のルール
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;王族
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*[[護法]]は[[対象]]になった瞬間にのみ機能する[[誘発型能力]]である。[[インスタント・タイミング]]で王族の役割をつけても、既に[[スタック]]上に置かれた対象を取る呪文や能力には影響しない。
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;若き英雄
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*この能力は[[if節ルール]]の影響下にある。[[攻撃]]時に[[タフネス]]が4以上なら[[能力]]自体が[[誘発]]しない。[[解決]]時にタフネスが4以上なら[[+1/+1カウンター]]が置かれない。
 
==解説==
 
==解説==
英雄や怪物など、童話における登場人物の立ち位置を表現した[[サブタイプ]]。トークンの形で用意されるオーラだが、同じプレイヤーが1体に2個以上つけようとすると新しいものに上書きされる。[[エルドレインの森]]で新設された。
+
英雄や怪物など、童話における登場人物の立ち位置を表現した[[サブタイプ]][[エルドレインの森]]で新設された。
  
 
[[エルドレインの森]]では全[[色]]([[無色]]は除く)に役割を[[生成]]する[[カード]]が存在し、同[[セット]]でフィーチャーされている[[エンチャント]]テーマや新[[能力]]の[[協約]]や[[祝祭]]との[[シナジー]]を形成している。エルドレインの森では6種の役割が使用されており、唯一使われていない聖者は[[エルドレインの森統率者デッキ]]の[[僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court]]によってのみ生成される。
 
[[エルドレインの森]]では全[[色]]([[無色]]は除く)に役割を[[生成]]する[[カード]]が存在し、同[[セット]]でフィーチャーされている[[エンチャント]]テーマや新[[能力]]の[[協約]]や[[祝祭]]との[[シナジー]]を形成している。エルドレインの森では6種の役割が使用されており、唯一使われていない聖者は[[エルドレインの森統率者デッキ]]の[[僻境宮廷のエリヴェア/Ellivere of the Wild Court]]によってのみ生成される。
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*「ひねくれ者」は[[誤訳/名訳#適切な訳とは言えないカード|あまり適切な訳とは言えない]]。この役割は童話の悪役をイメージして作られたものなので<ref name="mm20230821" />、単に「性格がねじれている」という意味のひねくれ者では意味が伝わりにくいのである。「邪悪な」、あるいは直接的に「悪者」などと訳すのが適切であろう。
 
*「ひねくれ者」は[[誤訳/名訳#適切な訳とは言えないカード|あまり適切な訳とは言えない]]。この役割は童話の悪役をイメージして作られたものなので<ref name="mm20230821" />、単に「性格がねじれている」という意味のひねくれ者では意味が伝わりにくいのである。「邪悪な」、あるいは直接的に「悪者」などと訳すのが適切であろう。
  
==ルール==
 
*それぞれの役割の[[コントローラー]]が異なるなら、1体の[[クリーチャー]]に複数の役割がついていても問題ない。
 
*[[注釈文]]ではまず既存の役割をはずしてから新しい役割をつけるよう書いてあるが、実際は状況起因処理によるものなので役割をつけた[[呪文]]や[[能力]]の[[解決]]後に古い役割をはずす。ルール上は違いが出ることは通常は無い。
 
*同一[[プレイヤー]]の[[コントロール]]する複数の役割が([[倍増の季節/Doubling Season]]などで)同時にクリーチャー1体についた場合、そのプレイヤーは新たについた役割のうちどれを残すか(どれが最も新しいタイムスタンプを持つか{{CR|613.7m}})を決める。
 
*定義済みの役割・トークン各種の名前は役割名そのままである。例えば、「呪われし者・役割・トークン」を生成すると指示された場合、生成されたトークンの名前は《'''呪われし者'''/''Cursed''》である。[[宝物]]や[[血]]などと異なり、《呪われし者・トークン/Cursed Token》という名にはならない。
 
**それぞれの役割名(「呪われし者」、「怪物」など)は[[サブタイプ]]ではない。Whisperではサブタイプと同様の記法をされているため混同に注意。
 
===補足===
 
以下は役割そのものの[[ルール]]ではないが、深く紐づいた事象であるためこちらで説明する。
 
*役割・[[トークン]]を[[生成]]する[[呪文]]や[[能力]]には[[対象]]を取るものが存在する。それの[[解決]]時にすべての対象が[[不正な対象]]になっていた場合、呪文や能力は[[立ち消え]]、役割も生成されない。
 
*[[プロテクション]](エンチャント)などによって役割トークンを適正につけられない状態で役割を生成しようとする場合、それは生成されない({{CR|303.4i}})。
 
*役割を生成する[[効果]]が役割をつけるクリーチャーを対象としていない場合、その役割を[[呪禁]]や[[被覆]]を持つクリーチャーに[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]してよい({{CR|303.4f}})。
 
*トークンのコントローラーはそれを生成した[[プレイヤー]]である({{CR|111.2}})。
 
**[[対戦相手]]の[[呪文]]や[[能力]]により[[あなた]]のクリーチャーにつけられた状態で生成された「呪われし者」を、あなたの他の役割で上書きしたり[[協約]]の[[コスト]]にすることはできない。
 
*役割を生成する効果は効果内で指定したクリーチャーにつけた状態で生成するので、倍増の季節などで役割を複数生成するように[[置換]]しても、必ずそのクリーチャーにつけた状態で複数生成され、上述のルールで1つしか残せない。
 
 
;各役割のルール
 
;王族
 
*[[護法]]は[[対象]]になった瞬間にのみ機能する[[誘発型能力]]である。[[インスタント・タイミング]]で王族の役割をつけても、既に[[スタック]]上に置かれた対象を取る呪文や能力には影響しない。
 
;若き英雄
 
*この能力は[[if節ルール]]の影響下にある。[[攻撃]]時に[[タフネス]]が4以上なら[[能力]]自体が[[誘発]]しない。[[解決]]時にタフネスが4以上なら[[+1/+1カウンター]]が置かれない。
 
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
 
この[[メカニズム]]は「複数の童話を混ぜ合わせる」というエルドレインの森のテーマを表現するために生み出されたものである。クリーチャーに童話の役割を与えるというコンセプトはラベル<ref group="注釈">「ラベル」というルール用語はなく、説明もないので詳細は不明だが、[[怪物化]]における「怪物的」や[[昇殿]]における「都市の承認」などの記号の類を指していると思われる。</ref>や[[カウンター (目印)|カウンター]]、[[紋章]]、[[履修]]/[[講義]]のような[[サイドボード]]利用などでも試されていたが、最終的に[[シナジー]]や対策しやすさ、理解しやすさの観点からオーラ・トークンになった<ref name="mm20230828">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-of-eldraine-vision-design-handoff-document-part-1 Wilds of Eldraine Vision Design Handoff Document, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037175/ 『エルドレインの森』展望デザイン提出文書 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月28日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。これにより他の効果のオマケとして手軽にオーラを生み出せるようになったため、[[祝祭]]や[[協約]]のデザインにも繋がった<ref name="mm20230815">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-1 Wilds Story, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037147/ 『森』の話 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
 
この[[メカニズム]]は「複数の童話を混ぜ合わせる」というエルドレインの森のテーマを表現するために生み出されたものである。クリーチャーに童話の役割を与えるというコンセプトはラベル<ref group="注釈">「ラベル」というルール用語はなく、説明もないので詳細は不明だが、[[怪物化]]における「怪物的」や[[昇殿]]における「都市の承認」などの記号の類を指していると思われる。</ref>や[[カウンター (目印)|カウンター]]、[[紋章]]、[[履修]]/[[講義]]のような[[サイドボード]]利用などでも試されていたが、最終的に[[シナジー]]や対策しやすさ、理解しやすさの観点からオーラ・トークンになった<ref name="mm20230828">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-of-eldraine-vision-design-handoff-document-part-1 Wilds of Eldraine Vision Design Handoff Document, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037175/ 『エルドレインの森』展望デザイン提出文書 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月28日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。これにより他の効果のオマケとして手軽にオーラを生み出せるようになったため、[[祝祭]]や[[協約]]のデザインにも繋がった<ref name="mm20230815">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/wilds-story-part-1 Wilds Story, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037147/ 『森』の話 その1]([[Making Magic]] [[2023年]]8月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/wilds-of-eldraine-mechanics Wilds of Eldraine Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037154/ 『エルドレインの森』のメカニズム]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月15日 [[Matt Tabak]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/wilds-of-eldraine-mechanics Wilds of Eldraine Mechanics]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037154/ 『エルドレインの森』のメカニズム]([[Daily MTG]] [[2023年]]8月15日 [[Matt Tabak]]著)
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Role}|役割(Role)}}
 
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Role}|役割(Role)}}
**{{WHISPER検索/カードテキスト|{Cursed}|呪われし者(Cursed)}}
 
**{{WHISPER検索/カードテキスト|{Monster}|怪物(Monster)}}
 
**{{WHISPER検索/カードテキスト|{Royal}|王族(Royal)}}
 
**{{WHISPER検索/カードテキスト|{Sorcerer}|魔術師(Sorcerer)}}
 
**{{WHISPER検索/カードテキスト|{Wicked}|ひねくれ者(Wicked)}}
 
**{{WHISPER検索/カードテキスト|{Young Hero}|若き英雄(Young Hero)}}
 
 
*[[エンチャント・タイプ]]
 
*[[エンチャント・タイプ]]
 
*[[エンチャント]]
 
*[[エンチャント]]

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