「発掘」を編集中
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− | {{Otheruses|キーワード能力|デッキ|発掘 (デッキ)| | + | {{Otheruses|キーワード能力|デッキ|発掘 (デッキ)|カード|発掘/Unearth}} |
{{情報ボックス/キーワード能力 | {{情報ボックス/キーワード能力 | ||
|名前=発掘 | |名前=発掘 | ||
|英名=Dredge | |英名=Dredge | ||
|種別=[[常在型能力]] | |種別=[[常在型能力]] | ||
− | |登場セット=[[ラヴニカ:ギルドの都]]<br />[[未来予知 | + | |登場セット=[[ラヴニカ:ギルドの都]]<br />[[未来予知]] |
|リーガル=legal | |リーガル=legal | ||
+ | |CR=502.47 | ||
}} | }} | ||
− | '''発掘''' | + | '''発掘'''/''Dredge''とは、[[ラヴニカ・ブロック]]で[[ゴルガリ団/The Golgari|ゴルガリ]]・[[ギルド/Guild|ギルド]]([[黒]]と[[緑]])に割り当てられた[[キーワード能力]]で、これを持つ[[カード]]が[[墓地]]にあるときにのみ機能する[[常在型能力]]。 |
− | {{#card: | + | {{#card:Golgari Grave-Troll}} |
− | + | ||
==定義== | ==定義== | ||
− | '''発掘''' N/''Dredge'' Nは、「[[あなた]]の[[ライブラリー]]に少なくともN枚の[[カード]] | + | '''発掘''' N/''Dredge'' Nは、「[[あなた]]の[[ライブラリー]]に少なくともN枚の[[カード]]があるかぎり、あなたがカードを[[ドロー|引く]]場合、代わりにあなたは自分のライブラリーの一番上からN枚のカードを自分の[[墓地]]に置いてもよい。そうしたならこのカードをあなたの墓地からあなたの[[手札]]に戻す。」を意味する。 |
==解説== | ==解説== | ||
− | [[ | + | ===ルール=== |
+ | 要するに、自分のライブラリーをN枚[[削る]]ことで、カードを引く代わりに、墓地にある発掘Nを持つカードを回収できる能力である。 | ||
− | + | この能力の挙動について、誤解・勘違いが非常に多い。下記をよく読んで誤解のないようにしたい。 | |
− | + | *発掘は[[常在型能力]]であり、[[スタック]]に乗らない。発掘能力による一連の行動に[[対応して]]何かすることはできない。 | |
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**もちろん、「ドローする呪文や能力」に対応して何かすることは可能。また、各ターンの[[ドロー・ステップ]]における通常のドローもスタックを用いないので注意([[アップキープ]]に何かできるが)。 | **もちろん、「ドローする呪文や能力」に対応して何かすることは可能。また、各ターンの[[ドロー・ステップ]]における通常のドローもスタックを用いないので注意([[アップキープ]]に何かできるが)。 | ||
− | *また、[[起動型能力]]ではないので、[[真髄の針/Pithing Needle]]などの影響を受けない。[[誘発型能力]]でもないので、[[もみ消し/Stifle]]することもできない。[[トーナメント]] | + | *また、[[起動型能力]]ではないので、[[真髄の針/Pithing Needle]]などの影響を受けない。[[誘発型能力]]でもないので、[[もみ消し/Stifle]]することもできない。[[トーナメント]]で頻繁に見られる間違いなので、注意したい。 |
− | * | + | *発掘で選べる選択肢は「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻す」か「墓地にN枚のカードを置かずに、カードを1枚引く」かのどちらかである。「墓地にN枚のカードを置いて手札に戻さない」ことはできない。 |
− | **[[注釈文]] | + | **[[注釈文]]では最後に「そうしない場合、カードを引く。」という一文があるため、混乱する人がいるようである。「手札に戻さない場合」と読めないことはないが、そうではなく、「墓地にN枚のカードを置かない場合」のことである。[[ルーリング|総合ルール]]の定義にはこの一文はないので、この記述は無視して読んでよい。注釈文は[[ゲーム]]の[[ルール]]には関係しない。 |
− | *ライブラリーの残り枚数が発掘に必要な枚数より少ない場合は使用できない。よって[[ライブラリーアウト]] | + | *ライブラリーの残り枚数が発掘に必要な枚数より少ない場合は使用できない。よって[[ライブラリーアウト]]の回避を目的にこの能力を使うことはできない(もし可能なら[[ディミーア家/House Dimir|ディミーア]]ギルドが全く形無しなので当然なのだが)。 |
*カードを引く段階で、実際に発掘を持つカードが墓地に無くては使用できない。逆に、カードを引く段階で墓地に発掘を持つカードがあるのなら、それがいつ置かれたのかに関係なく発掘を適用できる。 | *カードを引く段階で、実際に発掘を持つカードが墓地に無くては使用できない。逆に、カードを引く段階で墓地に発掘を持つカードがあるのなら、それがいつ置かれたのかに関係なく発掘を適用できる。 | ||
*同時に複数枚のカードを引くことは、ルール上「1枚引く」を繰り返すことを意味する。そして、1枚引こうとするたびに、発掘を適用するかどうか決めることができる。 | *同時に複数枚のカードを引くことは、ルール上「1枚引く」を繰り返すことを意味する。そして、1枚引こうとするたびに、発掘を適用するかどうか決めることができる。 | ||
**例:3枚引く場合、そのうち2番目や3番目に引くことに対しても発掘を適用できる。その場合、それ以前に引いたカードの内容を確認してから、発掘を適用するかどうか決めることができる。 | **例:3枚引く場合、そのうち2番目や3番目に引くことに対しても発掘を適用できる。その場合、それ以前に引いたカードの内容を確認してから、発掘を適用するかどうか決めることができる。 | ||
**例:3枚引く場合、その全てに発掘を適用することで、墓地にある3枚の発掘カードを戻すことができる(ただし、発掘を持つカードが墓地に3枚以上ないといけない)。 | **例:3枚引く場合、その全てに発掘を適用することで、墓地にある3枚の発掘カードを戻すことができる(ただし、発掘を持つカードが墓地に3枚以上ないといけない)。 | ||
− | ** | + | **例:2枚引く場合の1番目に引くことに対して発掘を適用したとき、それにより新たな発掘カードが墓地に置かれたのなら、2番目に引くことに対してそのカードの発掘を適用することができる。 |
===その他=== | ===その他=== | ||
− | * [[ | + | *この発掘能力を持つ[[カード]]を主体とした[[デッキ]]が数多く作られている。詳しくは[[発掘 (デッキ)]]を参照。 |
*「Dredge」も「発掘」もカード名として存在する。ただし[[底ざらい/Dredge]]と[[発掘/Unearth]]という、別々のカードである。 | *「Dredge」も「発掘」もカード名として存在する。ただし[[底ざらい/Dredge]]と[[発掘/Unearth]]という、別々のカードである。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|発掘}} | *{{WHISPER検索/カードテキスト|発掘}} | ||
*[[発掘 (デッキ)]] | *[[発掘 (デッキ)]] | ||
49行: | 44行: | ||
*[[ルーリング]] | *[[ルーリング]] | ||
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