「神の怒り/Wrath of God」を編集中
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現在は[[モダン]]や[[エターナル]]などでしか使用できないが、それらの[[環境]]では[[多色]]化が容易なこともあって[[至高の評決/Supreme Verdict]]の方が優先されている。しかし[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などに対する対策のために、こちらを[[サイドボード]]に用意することも多い。 | 現在は[[モダン]]や[[エターナル]]などでしか使用できないが、それらの[[環境]]では[[多色]]化が容易なこともあって[[至高の評決/Supreme Verdict]]の方が優先されている。しかし[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などに対する対策のために、こちらを[[サイドボード]]に用意することも多い。 | ||
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*[[カードの俗称|通称]]'''ラスゴ'''。 | *[[カードの俗称|通称]]'''ラスゴ'''。 | ||
− | *かつての全体除去の代表にして、[[基本セット]]の常連。当然に取引価格は高額であったが、「神の怒りと[[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]] | + | *かつての全体除去の代表にして、[[基本セット]]の常連。当然に取引価格は高額であったが、「神の怒りと[[アダーカー荒原/Adarkar Wastes]]さえ買い揃えれば青白コントロールで一生遊べるんだから、むしろ安い買い物だ」とまで言われていた時代もあった。その当時の活躍ぶりと知名度が伺える。 |
*対象や[[プロテクション]]に関するルール説明でよく登場する。直接破壊と[[ダメージ]]による破壊の違いを説明するため、[[地震/Earthquake]]とともに登場することも多い。 | *対象や[[プロテクション]]に関するルール説明でよく登場する。直接破壊と[[ダメージ]]による破壊の違いを説明するため、[[地震/Earthquake]]とともに登場することも多い。 | ||
*ハルマゲドン、[[十字軍/Crusade]]と共に、「白の三大[[レア]]カード」と言われた1枚。とはいえいずれも性質が異なるため、この3枚すべてを入れたデッキというのは少なかった。 | *ハルマゲドン、[[十字軍/Crusade]]と共に、「白の三大[[レア]]カード」と言われた1枚。とはいえいずれも性質が異なるため、この3枚すべてを入れたデッキというのは少なかった。 | ||
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*[[Ron Spencer]]による[[絵|イラスト]]の[[プレミアム・カード|Foil]]のテキストレス[[プロモーション・カード]]が、[[2006年]]10月の[[プレイヤー褒賞プログラムプロモ]]として配布された。 | *[[Ron Spencer]]による[[絵|イラスト]]の[[プレミアム・カード|Foil]]のテキストレス[[プロモーション・カード]]が、[[2006年]]10月の[[プレイヤー褒賞プログラムプロモ]]として配布された。 | ||
*"Wrath of God"は「神罰」の意味で定型句的に使われる言葉。「怒り」で「Wrath」というのは日本人には余り馴染みの無い単語であるが、「憤怒」と訳せるほど激烈な怒りであると考えた方がよいだろう。ダンテの「神曲」に登場する「7つの大罪」の内の1つも「Wrath(憤怒)」である。 | *"Wrath of God"は「神罰」の意味で定型句的に使われる言葉。「怒り」で「Wrath」というのは日本人には余り馴染みの無い単語であるが、「憤怒」と訳せるほど激烈な怒りであると考えた方がよいだろう。ダンテの「神曲」に登場する「7つの大罪」の内の1つも「Wrath(憤怒)」である。 | ||
− | **[[クリエイティブ・チーム]]は現実世界における宗教的な意味合いを含んでしまうこの[[カード名]] | + | **[[クリエイティブ・チーム]]は現実世界における宗教的な意味合いを含んでしまうこの[[カード名]]に頭を悩ませており、当初はFrom the Vault:Annihilationに(全体除去がテーマであるにもかかわらず)非収録となる予定だった。しかし[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]世界の登場人物である[[テーロス/Theros]]の[[神 (テーロス・ブロック)#ストーリー|神/God]]、[[ヘリオッド/Heliod]]を描く({{Gatherer|id=386298}})ことで諸問題が解決され、収録されるに至った<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/look-inside-vault-annihilation-2014-08-11 A Look Inside From the Vault: Annihilation]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0010994/ 『From the Vault: Annihilation』の内幕]([[Daily MTG]] 2014年8月11日)</ref>。また、新フレイバー・テキストも追加された。 |
{{フレイバーテキスト|Legend speaks of the lost coastal polis of Olantin, whose inhabitants' hubris enraged the sun god Heliod.||From the Vault: Annihilation}} | {{フレイバーテキスト|Legend speaks of the lost coastal polis of Olantin, whose inhabitants' hubris enraged the sun god Heliod.||From the Vault: Annihilation}} | ||
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*[[ダブルマスターズ]]では[[ブースターパック]]のカードとは異なる新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が[[プレリリース]]・イベントの景品として配布された<ref>[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/double-masters-variants 『ダブルマスターズ』特別版カードイメージギャラリー](マジック米国公式サイト日本語版)</ref>。 | *[[ダブルマスターズ]]では[[ブースターパック]]のカードとは異なる新規[[イラスト]]の[[プロモーション・カード]]が[[プレリリース]]・イベントの景品として配布された<ref>[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/card-image-gallery/double-masters-variants 『ダブルマスターズ』特別版カードイメージギャラリー](マジック米国公式サイト日本語版)</ref>。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
===主な亜種=== | ===主な亜種=== | ||
− | [[全体除去]] | + | [[全体除去]]の元祖であるため、当然ながら亜種は数多いが、ここでは白単色でクリーチャーのみに対処する全体除去を挙げる。特記しない限りソーサリー。なお[[再生]]を許す亜種は[[審判の日/Day of Judgment]]の項を参照。また、[[リセットカード]]も参照のこと。 |
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*[[弱者の報復/Retribution of the Meek]] - 2W。パワーが4以上のクリーチャー限定。([[ビジョンズ]]) | *[[弱者の報復/Retribution of the Meek]] - 2W。パワーが4以上のクリーチャー限定。([[ビジョンズ]]) | ||
*[[ラースの風/Winds of Rath]] - 3WW。エンチャントされていないクリーチャー限定。([[テンペスト]]) | *[[ラースの風/Winds of Rath]] - 3WW。エンチャントされていないクリーチャー限定。([[テンペスト]]) | ||
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*[[獅子将マギータ/Mageta the Lion]] - 3WW。[[スペルシェイパー]]の[[起動型能力]]。自身は破壊しない。([[プロフェシー]]) | *[[獅子将マギータ/Mageta the Lion]] - 3WW。[[スペルシェイパー]]の[[起動型能力]]。自身は破壊しない。([[プロフェシー]]) | ||
*[[総くずれ/Rout]] - 3WW。(2)でインスタントプレイが可能。([[インベイジョン]]) | *[[総くずれ/Rout]] - 3WW。(2)でインスタントプレイが可能。([[インベイジョン]]) | ||
− | *[[魂の行進/March of Souls]] - 4W。破壊されたクリーチャーのコントローラーが破壊されたクリーチャーの数に等しい1/1飛行のスピリットトークンを[[生成]]する。([[ | + | *[[魂の行進/March of Souls]] - 4W。破壊されたクリーチャーのコントローラーが破壊されたクリーチャーの数に等しい1/1飛行のスピリットトークンを[[生成]]する。([[インベイジョン]]) |
*[[カーターの怒り/Kirtar's Wrath]] - 4WW。[[スレッショルド]]で1/1飛行トークンを2体出す。([[オデッセイ]]) | *[[カーターの怒り/Kirtar's Wrath]] - 4WW。[[スレッショルド]]で1/1飛行トークンを2体出す。([[オデッセイ]]) | ||
− | + | *[[神聖なる埋葬/Hallowed Burial]] - 3WW。破壊ではなくオーナーのライブラリーの一番下に置く。([[イーブンタイド]]) | |
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− | *[[神聖なる埋葬/Hallowed Burial]] - | + | |
**[[終末/Terminus]] - 4WW。神聖なる埋葬と同じ効果。[[奇跡]](W)。([[アヴァシンの帰還]]) | **[[終末/Terminus]] - 4WW。神聖なる埋葬と同じ効果。[[奇跡]](W)。([[アヴァシンの帰還]]) | ||
− | *[[最後の裁き/Final Judgment]] - | + | *[[最後の裁き/Final Judgment]] - 4WW。破壊ではなく追放する。([[神河物語]]) |
− | ** | + | **[[まやかしの預言者/False Prophet]] - 2WW。[[PIG]]の[[誘発型能力]]で最後の裁きの効果。([[ウルザズ・デスティニー]]) |
+ | **[[罪人への急襲/Descend upon the Sinful]] - 4WW。[[昂揚]]を達成していると飛行4/4トークン1体を[[生成]]する最後の裁きの[[上位互換]]。([[イニストラードを覆う影]]) | ||
===その他=== | ===その他=== | ||
*[[滅び/Damnation]] - [[黒]]に[[タイムシフト]]したカード。([[次元の混乱]]) | *[[滅び/Damnation]] - [[黒]]に[[タイムシフト]]したカード。([[次元の混乱]]) | ||
**[[滅ぼし/Damn]] - 黒の[[単体除去]]。超過(2)(W)(W)で神の怒りと同等の効果になる。([[モダンホライゾン2]]) | **[[滅ぼし/Damn]] - 黒の[[単体除去]]。超過(2)(W)(W)で神の怒りと同等の効果になる。([[モダンホライゾン2]]) | ||
− | + | *[[審判の日/Day of Judgment]] - [[マナ・コスト]]が同じで再生を許す。[[基本セット2011]]に[[再録]]されるなど、全体除去の代表の座を引き継いだ形になっている。 ([[ゼンディカー]]) | |
==脚注== | ==脚注== | ||
<references /> | <references /> | ||
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*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:ポータル]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ポータル]] - [[レア]] | ||
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[レア]] | ||
*[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[レア]] |