「統率者戦」を編集中
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====デッキパワーレベル==== | ====デッキパワーレベル==== | ||
− | 統率者戦を楽しむため、デッキの強さを区分けした'''デッキパワーレベル''' | + | 統率者戦を楽しむため、デッキの強さを区分けした'''デッキパワーレベル'''が掲げられることがある。これは上記ルール委員会の哲学を尊重したもので、様々なコミュニティにおいて独自に制定された目安である。国内では5段階10レベル、海外では4段階や7段階などに分けられているが、目指すところは同じである。統率者戦をより楽しむためには、パワーレベルの近いデッキ同士で[[ゲーム]]を行うことを目指したい。 |
*特にパワーレベルの高いデッキを用いた統率者戦は海外では'''Competitive EDH'''(競技統率者戦/'''cEDH''')と呼ばれる。 | *特にパワーレベルの高いデッキを用いた統率者戦は海外では'''Competitive EDH'''(競技統率者戦/'''cEDH''')と呼ばれる。 | ||
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!レベル!!デッキ内容 | !レベル!!デッキ内容 | ||
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− | |1-2||思い入れのある[[カード]]や[[アーティスト]]、[[ | + | |1-2||思い入れのある[[カード]]や[[アーティスト]]、[[部族 (俗称)|部族]]など特定のコンセプトで組むデッキ。<br/>[[構築済みデッキ]]もここに入る。 |
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|3-4||構築済みデッキを手近なカードで強化し始めたあたりのデッキ。<br/>[[カジュアルプレイ]]に向いたレベル。 | |3-4||構築済みデッキを手近なカードで強化し始めたあたりのデッキ。<br/>[[カジュアルプレイ]]に向いたレベル。 | ||
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:*例2:戦場にあるあなたの統率者を対象に[[送還/Unsummon]]が唱えられた。手札に戻るのは不都合であったため、[[解決]]時に手札ではなく統率領域へ移動させた(手札への移動を、統率領域への移動に置換した)。この時、[[トレイリアの大魔導師、バリン/Barrin, Tolarian Archmage]]が持つ「このターンにパーマネントが戦場から手札に加えられていた場合~」の誘発型能力は'''誘発しない'''。手札を経由せず統率領域に置かれたためである。[[置換効果]]の項も参照。 | :*例2:戦場にあるあなたの統率者を対象に[[送還/Unsummon]]が唱えられた。手札に戻るのは不都合であったため、[[解決]]時に手札ではなく統率領域へ移動させた(手札への移動を、統率領域への移動に置換した)。この時、[[トレイリアの大魔導師、バリン/Barrin, Tolarian Archmage]]が持つ「このターンにパーマネントが戦場から手札に加えられていた場合~」の誘発型能力は'''誘発しない'''。手札を経由せず統率領域に置かれたためである。[[置換効果]]の項も参照。 | ||
:*例3:戦場にあるあなたの統率者が[[放逐する僧侶/Banisher Priest]]によって追放されたため、統率領域へ移動させた。直後に放逐する僧侶が戦場を離れた。この時、統率者は'''戦場に戻らない'''(統率領域に留まる)。追放領域に移動したあとでさらに領域を移動したため、[[オブジェクト]]を見失う。[[領域変更誘発]]の項も参照。 | :*例3:戦場にあるあなたの統率者が[[放逐する僧侶/Banisher Priest]]によって追放されたため、統率領域へ移動させた。直後に放逐する僧侶が戦場を離れた。この時、統率者は'''戦場に戻らない'''(統率領域に留まる)。追放領域に移動したあとでさらに領域を移動したため、[[オブジェクト]]を見失う。[[領域変更誘発]]の項も参照。 | ||
− | :*例4:[[屍術淘汰/Necromantic Selection]]によって、対戦相手の統率者を破壊した上であなたの[[コントロール]]下で[[戦場に出す]]ことができる。対戦相手は統率領域への移動によってこれを回避する機会はない。墓地か追放領域から統率領域への移動は置換効果ではなく状況起因処理であるため、呪文や能力の[[解決]]中にそれを行えるタイミングは存在しない。 | + | :*例4:[[屍術淘汰/Necromantic Selection]]によって、対戦相手の統率者を破壊した上であなたの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]下で[[戦場に出す]]ことができる。対戦相手は統率領域への移動によってこれを回避する機会はない。墓地か追放領域から統率領域への移動は置換効果ではなく状況起因処理であるため、呪文や能力の[[解決]]中にそれを行えるタイミングは存在しない。 |
:**かつてのルールでは、統率者が領域を移動した際に統率領域へ置くルールは、どの領域への移動であっても一律で置換していた。上記「例1」の誘発型能力はいずれも誘発せず、「例3」では統率者が戦場に戻り、「例4」では統率者の死亡を置換することでコントロールを奪われるのを回避できた。詳細は[[#旧ルール]]の2020年6月29日の変更を参照。 | :**かつてのルールでは、統率者が領域を移動した際に統率領域へ置くルールは、どの領域への移動であっても一律で置換していた。上記「例1」の誘発型能力はいずれも誘発せず、「例3」では統率者が戦場に戻り、「例4」では統率者の死亡を置換することでコントロールを奪われるのを回避できた。詳細は[[#旧ルール]]の2020年6月29日の変更を参照。 | ||
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**ルール委員会によれば、禁止カードリストは中位から下位の[[#統率者戦の哲学|デッキパワーレベル]]による統率者戦をより楽しいものとするために調整している。 | **ルール委員会によれば、禁止カードリストは中位から下位の[[#統率者戦の哲学|デッキパワーレベル]]による統率者戦をより楽しいものとするために調整している。 | ||
*[[ステッカー]]および[[アトラクション]]を扱うカードは[[エターナル]]および[[パウパー]]で禁止されているが、統率者戦では禁止されていない<ref>[https://twitter.com/JimTSF/status/1790743232055578853 @JimTSF](Twitter [[2024年]]5月15日)</ref>。 | *[[ステッカー]]および[[アトラクション]]を扱うカードは[[エターナル]]および[[パウパー]]で禁止されているが、統率者戦では禁止されていない<ref>[https://twitter.com/JimTSF/status/1790743232055578853 @JimTSF](Twitter [[2024年]]5月15日)</ref>。 | ||
− | * | + | *[[パワー9]]が全て名を連ねている錯覚を受けるが、[[Timetwister]]は使用可能である。誤解している人が多いので注意。 |
*かつては「統率者に指定できないカード」が存在していた。詳細は[[#旧ルール]]の2014年9月12日の変更を参照。 | *かつては「統率者に指定できないカード」が存在していた。詳細は[[#旧ルール]]の2014年9月12日の変更を参照。 | ||
*かつては使用可能カードの括りを便宜上、「原則としてヴィンテージで認められている全てのカード」としていたが、現在ではヴィンテージに言及しない形に改められている。詳細は[[#旧ルール]]の2020年5月18日の変更を参照。 | *かつては使用可能カードの括りを便宜上、「原則としてヴィンテージで認められている全てのカード」としていたが、現在ではヴィンテージに言及しない形に改められている。詳細は[[#旧ルール]]の2020年5月18日の変更を参照。 | ||
350行: | 350行: | ||
==その他== | ==その他== | ||
− | *統率者と同名の[[統率者カード]] | + | *統率者と同名の[[統率者カード]](大判のカード)を併用することもできる。詳細は該当項を参照。 |
*統率者以外にも[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を入れても構わない。 | *統率者以外にも[[伝説のクリーチャー]]・[[カード]]を入れても構わない。 | ||
*基本的に多人数戦で行われ、[[ライフ]]だけでなく[[統率者ダメージ]]や統率者を唱えた回数も記録する必要があるため、一般的な[[ライフカウンター]]は不向き。そもそも初期ライフの40点をカウントできないものも多い。そのため、メモ帳の使用が強く推奨される。 | *基本的に多人数戦で行われ、[[ライフ]]だけでなく[[統率者ダメージ]]や統率者を唱えた回数も記録する必要があるため、一般的な[[ライフカウンター]]は不向き。そもそも初期ライフの40点をカウントできないものも多い。そのため、メモ帳の使用が強く推奨される。 |