「閃光/Flash」を編集中
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− | [[手札]]の[[クリーチャー]]を[[戦場に出す]][[インスタント]]。[[キーワード能力]]の[[瞬速]]の命名元になった[[カード]] | + | [[手札]]の[[クリーチャー]]を[[戦場に出す]][[インスタント]]。[[キーワード能力]]の[[瞬速]]の命名元になった[[カード]]([http://wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/357 参考],英語)。 |
− | 本来意図された[[効果]]は、いわば「[[青マナ]]が必要になる代わり、疑似的に瞬速を付与できる」というもの。[[カード・アドバンテージ]]を失ううえ、[[不特定マナ・コスト]]が(2)以上含まれているクリーチャーに使わないと結果的に使用する[[マナ]]まで増えてしまうなど難点が多い。それでも[[パーミッション]]・[[デッキ]]からしてみると、これを[[通し|通す]]ことはすなわち[[フィニッシャー]]を通すのと同義であるため実質的な[[マストカウンター]]であり、しかもこれを[[打ち消す|打ち消し]]ても続く[[対戦相手]]の[[ターン]]に[[素出し]] | + | 本来意図された[[効果]]は、いわば「[[青マナ]]が必要になる代わり、疑似的に瞬速を付与できる」というもの。[[カード・アドバンテージ]]を失ううえ、[[不特定マナ・コスト]]が(2)以上含まれているクリーチャーに使わないと結果的に使用する[[マナ]]まで増えてしまうなど難点が多い。それでも[[パーミッション]]・[[デッキ]]からしてみると、これを[[通し|通す]]ことはすなわち[[フィニッシャー]]を通すのと同義であるため実質的な[[マストカウンター]]であり、しかもこれを[[打ち消す|打ち消し]]ても続く[[対戦相手]]の[[ターン]]に[[素出し]]されるので、1枚のフィニッシャーを止めるのに合計2枚(以上)の打ち消し呪文が必要になるという非常にいやらしい[[カード]]。特にパーミッション同士の[[ミラーマッチ]]で使用されることが多かった。 |
− | しかしそういう利用をされることよりも、「たった2マナで、どんなクリーチャーでも[[インスタント・タイミング]]で[[戦場に出す|戦場に出し]]、またそれを即座に[[墓地送り]]にできるカード」として悪用された。[[ | + | しかしそういう利用をされることよりも、「たった2マナで、どんなクリーチャーでも[[インスタント・タイミング]]で[[戦場に出す|戦場に出し]]、またそれを即座に[[墓地送り]]にできるカード」として悪用された。[[CIP]]・[[PIG]][[能力]]との相性は抜群であり、特にPIG能力を任意に[[誘発]]できるのは大きな利点で、[[コンボ]]用のカードとしては申し分ない性能を誇る。 |
− | 初期は[[ルフ鳥の卵/Rukh Egg]]とのコンボが[[タイプ1]](現在の[[ヴィンテージ]])でしばしば見受けられた程度だったが、その後に[[アカデミーの学長/Academy Rector]]や[[パンデモノート]] | + | 初期は[[ルフ鳥の卵/Rukh Egg]]とのコンボが[[タイプ1]](現在の[[ヴィンテージ]])でしばしば見受けられた程度だったが、その後に[[アカデミーの学長/Academy Rector]]や[[パンデモノート]]などのCIP・PIG能力を利用したコンボが開発される。[[エターナル]]でも[[変幻の大男/Protean Hulk]]と組み合わせた[[ハルクフラッシュ]]という凶悪[[コンボデッキ]]の[[キーカード]]として活躍し、[[グランプリコロンバス07]]を席巻した。そのため[[エラッタ]]や[[禁止カード]]指定を受けており、現在では[[ヴィンテージ]]の[[制限カード]]としてしか使用できない。 |
*もっとも近い[[リメイク]]版カードに[[斥候の警告/Scout's Warning]]がある。ほかに、[[起動型能力]]となった[[七曲がりの峡谷/Winding Canyons]]([[土地]])、[[常在型能力]]となった[[春分/Vernal Equinox]]([[エンチャント]])や[[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]([[アーティファクト]])など。 | *もっとも近い[[リメイク]]版カードに[[斥候の警告/Scout's Warning]]がある。ほかに、[[起動型能力]]となった[[七曲がりの峡谷/Winding Canyons]]([[土地]])、[[常在型能力]]となった[[春分/Vernal Equinox]]([[エンチャント]])や[[ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery]]([[アーティファクト]])など。 | ||
*また他の変形版としては、[[ソーサリー]]に擬似的に瞬速を与える[[急かし/Quicken]]なども。 | *また他の変形版としては、[[ソーサリー]]に擬似的に瞬速を与える[[急かし/Quicken]]なども。 | ||
− | *[[マスターズ25th]]にて新規 | + | *[[マスターズ25th]]にて新規[[イラスト]]で[[再録]]。同時に[[変幻の大男/Protean Hulk]]も再録されたため、なんと[[リミテッド]]でハルクフラッシュを再現できるようになった。 |
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==エラッタ・禁止・制限の歴史== | ==エラッタ・禁止・制限の歴史== | ||
− | [[ウルザズ・デスティニー]]発売直後に[[エラッタ]]が出されて「マナを[[支払う|支払わ]]ないと直接[[ | + | [[ウルザズ・デスティニー]]発売直後に[[エラッタ]]が出されて「マナを[[支払う|支払わ]]ないと直接[[墓地]]に置かれる」という[[ルール文章]]に変更された。これにより、マナを支払わなければ戦場に一瞬たりとも出ないため、CIPもPIGも[[誘発]]しないようになっていた。 |
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− | [[ | + | その後、2007年4月の[[オラクル]]変更で元と同機能である現在のテキストに再修整された。これは[[エラッタ#パワーレベル・エラッタ|パワーレベル・エラッタ]]を極力解除していくという方針のほかにも、この時期に「手札から戦場に出す」カード(例えば[[エルフの笛吹き/Elvish Piper]]など)がすべて「戦場に出してもよい」に変更されていたことにも遠因がある。この変更を閃光に適用すると問題があり、それを回避するためにテキストを元に戻したのだった([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af170 参考],英語)。 |
− | + | しかし再修整の直後にハルクフラッシュが大暴れ。これを受けて2007年6月20日より[[レガシー]]で[[禁止カード]]、2007年9月26日より[[クラシック]]([[Magic Online]])で[[制限カード]]に指定。[[ヴィンテージ]]でも2008年6月20日に、これを[[サーチ]]できる[[商人の巻物/Merchant Scroll]]ともども[[制限カード]]に指定され、文字通り閃光の様な一瞬の活躍を終えた。 | |
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==参考== | ==参考== |