Fasting

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[[ドロー・ステップ]]をあきらめるかわりに、2[[ライフ]]を得ることができる[[エンチャント]]。[[回復]]は[[ターン]]に1回、かつ4ターンしか機会がないので、最大でも4ターンがかりで8ライフを得るだけの効果しかない。
 
[[ドロー・ステップ]]をあきらめるかわりに、2[[ライフ]]を得ることができる[[エンチャント]]。[[回復]]は[[ターン]]に1回、かつ4ターンしか機会がないので、最大でも4ターンがかりで8ライフを得るだけの効果しかない。
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充分な回復量を持つカードを使えば済むことであり、使い方に融通が利かないため、非常に使いづらいものとなっている。後に調整版ともとれる、これに近い効果のカードが何枚か登場した(後述)。コンセプト自体は成功と言えるだろう。
  
 
どんなかたちでも[[引く|ドロー]]してしまうとこれも壊れるので、これを維持しつつ[[手札]]を増やすのはちょっと困難。[[闇の腹心/Dark Confidant]]のような「ドローではない」カード入手方法を使えば不可能ではない。闇の腹心などで支払うライフをこれで稼げばよい。以前は[[ネクロポーテンス/Necropotence]]が有効だったが、下記のオラクル変更で不可能になった。
 
どんなかたちでも[[引く|ドロー]]してしまうとこれも壊れるので、これを維持しつつ[[手札]]を増やすのはちょっと困難。[[闇の腹心/Dark Confidant]]のような「ドローではない」カード入手方法を使えば不可能ではない。闇の腹心などで支払うライフをこれで稼げばよい。以前は[[ネクロポーテンス/Necropotence]]が有効だったが、下記のオラクル変更で不可能になった。
 
逆に言えば、こういった別手段がなければカードを得られないので、[[マナ・コスト]]は非常に軽いとはいえ序盤には使用しづらい。
 
  
 
*一時期、ドロー・ステップを飛ばすかどうかの選択はアップキープ時の能力に含まれていたが、2008年9月オラクル更新で、[[Time Vault]]の新しい[[テンプレート]]に合わせ、ドロー・ステップを行う直前に選ぶよう戻された。同時に「[[生け贄に捧げる]]」が元の「[[破壊]]する」に戻された。
 
*一時期、ドロー・ステップを飛ばすかどうかの選択はアップキープ時の能力に含まれていたが、2008年9月オラクル更新で、[[Time Vault]]の新しい[[テンプレート]]に合わせ、ドロー・ステップを行う直前に選ぶよう戻された。同時に「[[生け贄に捧げる]]」が元の「[[破壊]]する」に戻された。
 
**その時は「このターンのドロー・ステップを飛ばし、2点のライフを得る」であったため、前述のネクロポーテンスといった他の「ドロー・ステップを飛ばす」効果と組み合わせることができた。このカードを2枚以上並べていても全てで回復できた。(いずれも現在は不可能)
 
**その時は「このターンのドロー・ステップを飛ばし、2点のライフを得る」であったため、前述のネクロポーテンスといった他の「ドロー・ステップを飛ばす」効果と組み合わせることができた。このカードを2枚以上並べていても全てで回復できた。(いずれも現在は不可能)
*fastingとは「絶食」「断食」の意味。カードを引かないのを「食べない」に当てはめているようだが、それでライフが回復してしまうのはちょっとどうかと思う。
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*fastingとは「絶食」「断食」の意味。カードを引かないのを「食べない」に当てはめているものと思われる。回復が起きるのは体力的なものではなく、精神的なものということだろう。
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==調整版と考えられるカード==
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*やや性質が異なるがドローをライフに変換する[[崇拝の言葉/Words of Worship]]。ドロー1枚ごとに自由に選択できる上、回復量が大幅に増えている。
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*カード1枚をライフに変換する点が同じ[[安らぎ/Peace of Mind]]。既に引いたカードもライフに変えられるため、融通が利く。
  
==関連カード==
 
*のちに実質無条件で1ターンに2ライフ得られる[[浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire]]が作られている(本殿は[[伝説のエンチャント]]なので、同じものを複数並べることはできないが)。
 
*やや性質が異なるがドローをライフに変換するエンチャントとして[[崇拝の言葉/Words of Worship]]がある。
 
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[アンコモン]]2
 
*[[カード個別評価:ザ・ダーク]] - [[アンコモン]]2

2010年10月19日 (火) 15:57時点における版


Fasting (白)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、Fastingの上に飢餓(hunger)カウンターを1個置く。その後、それがそれの上に飢餓カウンターが5個以上置かれている場合、それを破壊する。
あなたがドロー・ステップを始める場合、あなたは代わりにそのステップを飛ばしてもよい。そうした場合、あなたは2点のライフを得る。
あなたがカードを引いたとき、Fastingを破壊する。


ドロー・ステップをあきらめるかわりに、2ライフを得ることができるエンチャント回復ターンに1回、かつ4ターンしか機会がないので、最大でも4ターンがかりで8ライフを得るだけの効果しかない。

充分な回復量を持つカードを使えば済むことであり、使い方に融通が利かないため、非常に使いづらいものとなっている。後に調整版ともとれる、これに近い効果のカードが何枚か登場した(後述)。コンセプト自体は成功と言えるだろう。

どんなかたちでもドローしてしまうとこれも壊れるので、これを維持しつつ手札を増やすのはちょっと困難。闇の腹心/Dark Confidantのような「ドローではない」カード入手方法を使えば不可能ではない。闇の腹心などで支払うライフをこれで稼げばよい。以前はネクロポーテンス/Necropotenceが有効だったが、下記のオラクル変更で不可能になった。

  • 一時期、ドロー・ステップを飛ばすかどうかの選択はアップキープ時の能力に含まれていたが、2008年9月オラクル更新で、Time Vaultの新しいテンプレートに合わせ、ドロー・ステップを行う直前に選ぶよう戻された。同時に「生け贄に捧げる」が元の「破壊する」に戻された。
    • その時は「このターンのドロー・ステップを飛ばし、2点のライフを得る」であったため、前述のネクロポーテンスといった他の「ドロー・ステップを飛ばす」効果と組み合わせることができた。このカードを2枚以上並べていても全てで回復できた。(いずれも現在は不可能)
  • fastingとは「絶食」「断食」の意味。カードを引かないのを「食べない」に当てはめているものと思われる。回復が起きるのは体力的なものではなく、精神的なものということだろう。

調整版と考えられるカード

  • やや性質が異なるがドローをライフに変換する崇拝の言葉/Words of Worship。ドロー1枚ごとに自由に選択できる上、回復量が大幅に増えている。
  • カード1枚をライフに変換する点が同じ安らぎ/Peace of Mind。既に引いたカードもライフに変えられるため、融通が利く。


参考

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