コールドスナップ

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==概要==
 
==概要==
[[アイスエイジ]]、[[アライアンス]]で扱った氷河期を終えた後の[[”雪解けの時”/The Thaw]]期の[[ドミナリア/Dominaria]]を舞台とする。時代設定は、2954[[AR]]([[ソルデヴ/Soldev]]の崩壊)~2956AR([[アーカム・ダグスン/Arcum Dagsson|アーカム/Arcum]]の死)。<!-- 年号はフレイアリーズの世界呪文を2934ARとして計算。 -->
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[[アイスエイジ]]、[[アライアンス]]で扱った氷河期を終えた後の[[雪解けの時/The Thaw]]期の[[ドミナリア/Dominaria]]を舞台とする。時代設定は、2954[[AR]]([[ソルデヴ/Soldev]]の崩壊)~2956AR([[アーカム・ダグスン/Arcum Dagsson|アーカム/Arcum]]の死)。
  
 
[[特殊タイプ]]である[[雪かぶり]]の呼び名が[[氷雪]]へと変わり、新たな[[マナ・シンボル]]として[[氷雪マナ・シンボル]]が登場した。また、新たな[[キーワード能力]]として[[復活]]と[[波及]]が登場。[[累加アップキープ]]も[[ウェザーライト]]以来9年ぶりに復活した。
 
[[特殊タイプ]]である[[雪かぶり]]の呼び名が[[氷雪]]へと変わり、新たな[[マナ・シンボル]]として[[氷雪マナ・シンボル]]が登場した。また、新たな[[キーワード能力]]として[[復活]]と[[波及]]が登場。[[累加アップキープ]]も[[ウェザーライト]]以来9年ぶりに復活した。
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**スタンダードは実際この通りであったが、エクステンデッドはフォーマット自体のルール変更が絡み、同時には落ちない。(コールドスナップは2010年7月、時のらせんブロックは同年10月)
 
**スタンダードは実際この通りであったが、エクステンデッドはフォーマット自体のルール変更が絡み、同時には落ちない。(コールドスナップは2010年7月、時のらせんブロックは同年10月)
 
**スタンダードでの使用可能期間は2年と2ヶ月で、他セットに比べちょっと長い。
 
**スタンダードでの使用可能期間は2年と2ヶ月で、他セットに比べちょっと長い。
*同ブロックのアイスエイジやアライアンスのパックは[[絶版]]になっており入手が難しいため、[[ドラフト]][[シールド]]は普通コールドスナップだけで行われる。小型セットであるため同じカードの枚数が揃いやすく、また特定の[[レア]]が出る確率も高い。
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*同ブロックのアイスエイジやアライアンスのパックは[[絶版]]になっており入手が難しい、それに加えてアイスエイジで[[アンティ]]に関するカードが存在する問題があった(→[[Amulet of Quoz]])ため、[[リミテッド]]は普通コールドスナップだけで行われる。小型セットであるため同じカードの枚数が揃いやすく、また特定の[[レア]]が出る確率も高い。
 
**それを意識して、[[波及]]などといった同名カードを参照する能力を持つカードが作られている。
 
**それを意識して、[[波及]]などといった同名カードを参照する能力を持つカードが作られている。
 
*パックから特定のレアを入手できる確率は、[[次元の混乱]]と並んで歴代エキスパンション中で最高である。
 
*パックから特定のレアを入手できる確率は、[[次元の混乱]]と並んで歴代エキスパンション中で最高である。
*これの製作にあたり、[[Randy Buehler]]が「コールドスナップは[[R&D]]で見つかった"埋もれていた"デザインファイルを元に作った」と言っているが、これはプロモーション用のジョークである。
 
*実際の製作経緯は[http://web.archive.org/web/20060712095605/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr234 こちら](英語)。3年連続で4つ目のセット(2003年=[[第8版]]、2004年=[[アンヒンジド]]、2005年=[[第9版]])を作っていた[[R&D]]チ-ムが2006年もスケジュールの都合で4つ目のセットを出せる事になったのが事の始まりである。そのセットの企画案を出すために急遽行われたブレインストーミング会議の席上で「失われたセット」というアイデアが出されると、このアイデアはすぐにアイスエイジ・ブロックのイレギュラーなブロック構造と結びつき「失われたセット」であるコールドスナップが製作される運びとなった。
 
*日本語版[[ブースターパック]]に「'''アイスエイジブロックの失われし最終セットがついに登場!!'''」とあおり文が付いた。このような文章が付くケースは初。
 
 
*このセットや、テーマデッキに収録されたカードの日本語版では、ストーリー上の固有名詞の日本語訳に多くの変更があったため、幾らかの混乱を呼んだ。
 
*このセットや、テーマデッキに収録されたカードの日本語版では、ストーリー上の固有名詞の日本語訳に多くの変更があったため、幾らかの混乱を呼んだ。
 
*非常によく似た英語名のカードがアイスエイジに存在している(→[[Cold Snap]])。今までも同様のことはあったが、同じブロックに存在するのは珍しい。
 
*非常によく似た英語名のカードがアイスエイジに存在している(→[[Cold Snap]])。今までも同様のことはあったが、同じブロックに存在するのは珍しい。
  
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==開発秘話==
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アイスエイジ・ブロックの10年後に突発的にエキスパンションが1つだけ発売されたというイレギュラーなエキスパンションであるが、それには独特の裏事情があった。
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*コールドスナップの製作にあたり、[[Randy Buehler]]が「[[R&D]]で見つかった"埋もれていた"デザインファイルを元に作った」と言っているが、これはプロモーション用のジョークである。これが真剣に受け止められてしまったために[[Mark Rosewater]]は後日、訂正を発表した。
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*実際の製作経緯は[http://web.archive.org/web/20060712095605/http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mr234 こちら(英語)]にある通り。3年連続で4つ目のセット([[2003年]]=[[第8版]]、[[2004年]]=[[アンヒンジド]]、[[2005年]]=[[第9版]])を作っていた[[R&D]]チームであるが、2006年もスケジュールの空きにより4つ目のセットを作れる事になったのが発端である。そのための企画会議で「失われたセット」というアイデアが出され、すぐにアイスエイジ・ブロックのイレギュラーなブロック構造に辿り着いた。かくして、コールドスナップは「失われたセット」として開発される事となった。
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*コールドスナップの開発は[[セット]]としては最も短い6週間で行われた。急遽リリースが決まったため、十分な開発期間が取れなかったのだろう。逆に言えばアイスエイジ・ブロックの世界背景やストーリー、メカニズムを再利用する事で短い期間で開発する事ができたとも言える。
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*日本語版[[ブースターパック]]には「'''アイスエイジブロックの失われし最終セットがついに登場!!'''」とあおり文が付いていた。このような文章が付くのは初のケースである。(厳密には上記の通りに新開発のセットなのだが「失われたセット」として開発されたのは事実なので、あながち間違いではない)
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*2017年現在であれば2セットで構成されるブロック構造が普通であり、ワールドの再訪も積極的に行われている。まさに当時の事情ならではである。
 
==テーマデッキ==
 
==テーマデッキ==
 
*[[オーロクス暴走/Aurochs Stampede]]
 
*[[オーロクス暴走/Aurochs Stampede]]
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**[[神河ブロック]]
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**[[神河ブロック]]([[神河物語]] - [[神河謀叛]] - [[神河救済]])
 
**[[第9版]]
 
**[[第9版]]
**[[ラヴニカ・ブロック]]
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**[[ラヴニカ・ブロック]]([[ラヴニカ:ギルドの都]] - [[ギルドパクト]] - [[ディセンション]])
**[[コールドスナップ]]
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**[[コールドスナップ]] - [[時のらせんブロック]]([[時のらせん]] - [[次元の混乱]] - [[未来予知]])
**[[時のらせんブロック]]
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**[[第10版]]
 
**[[第10版]]
**[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]
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**[[ローウィン=シャドウムーア・ブロック]]([[ローウィン]] - [[モーニングタイド]] - [[シャドウムーア]] - [[イーブンタイド]])
 
[[Category:エキスパンション|こおるとすなつふ]]
 
[[Category:エキスパンション|こおるとすなつふ]]

2021年12月21日 (火) 19:10時点における最新版

コールドスナップ/Coldsnap
シンボル 3つの氷柱
略号 CSP
コードネーム Splat
発売日 2006年7月21日
セット枚数 全155種類

コールドスナップ/Coldsnapアイスエイジ・ブロックの2番目の小型エキスパンション。2006年7月21日に発売された。意味は「突発的かつ一時的な寒さ」。

目次

[編集] 概要

アイスエイジアライアンスで扱った氷河期を終えた後の雪解けの時/The Thaw期のドミナリア/Dominariaを舞台とする。時代設定は、2954ARソルデヴ/Soldevの崩壊)~2956AR(アーカム/Arcumの死)。

特殊タイプである雪かぶりの呼び名が氷雪へと変わり、新たなマナ・シンボルとして氷雪マナ・シンボルが登場した。また、新たなキーワード能力として復活波及が登場。累加アップキープウェザーライト以来9年ぶりに復活した。

アイスエイジ当時の雰囲気を再現するため、発売当時にはデザイン的にタブーとされている古いメカニズムであるマナを出さない土地カード+1/+0カウンターを使うカード、スロートリップなども特例として登場している。

このコールドスナップが正式なアイスエイジ・ブロックのエキスパンションとして発売され、2006年8月に、これまでこのブロックに長らく組み込まれていたホームランドが離脱。これに伴い、アライアンスがアイスエイジ・ブロックの1番目の小型エキスパンションに繰り上がった。

  • 2006年8月20日からスタンダードを含む全てのフォーマットで使用可能になり、スタンダードエクステンデッドから落ちるのは時のらせんブロックと同時とされた。
    • スタンダードは実際この通りであったが、エクステンデッドはフォーマット自体のルール変更が絡み、同時には落ちない。(コールドスナップは2010年7月、時のらせんブロックは同年10月)
    • スタンダードでの使用可能期間は2年と2ヶ月で、他セットに比べちょっと長い。
  • 同ブロックのアイスエイジやアライアンスのパックは絶版になっており入手が難しい、それに加えてアイスエイジでアンティに関するカードが存在する問題があった(→Amulet of Quoz)ため、リミテッドは普通コールドスナップだけで行われる。小型セットであるため同じカードの枚数が揃いやすく、また特定のレアが出る確率も高い。
    • それを意識して、波及などといった同名カードを参照する能力を持つカードが作られている。
  • パックから特定のレアを入手できる確率は、次元の混乱と並んで歴代エキスパンション中で最高である。
  • このセットや、テーマデッキに収録されたカードの日本語版では、ストーリー上の固有名詞の日本語訳に多くの変更があったため、幾らかの混乱を呼んだ。
  • 非常によく似た英語名のカードがアイスエイジに存在している(→Cold Snap)。今までも同様のことはあったが、同じブロックに存在するのは珍しい。

[編集] 開発秘話

アイスエイジ・ブロックの10年後に突発的にエキスパンションが1つだけ発売されたというイレギュラーなエキスパンションであるが、それには独特の裏事情があった。

  • コールドスナップの製作にあたり、Randy Buehlerが「R&Dで見つかった"埋もれていた"デザインファイルを元に作った」と言っているが、これはプロモーション用のジョークである。これが真剣に受け止められてしまったためにMark Rosewaterは後日、訂正を発表した。
  • 実際の製作経緯はこちら(英語)にある通り。3年連続で4つ目のセット(2003年第8版2004年アンヒンジド2005年第9版)を作っていたR&Dチームであるが、2006年もスケジュールの空きにより4つ目のセットを作れる事になったのが発端である。そのための企画会議で「失われたセット」というアイデアが出され、すぐにアイスエイジ・ブロックのイレギュラーなブロック構造に辿り着いた。かくして、コールドスナップは「失われたセット」として開発される事となった。
  • コールドスナップの開発はセットとしては最も短い6週間で行われた。急遽リリースが決まったため、十分な開発期間が取れなかったのだろう。逆に言えばアイスエイジ・ブロックの世界背景やストーリー、メカニズムを再利用する事で短い期間で開発する事ができたとも言える。
  • 日本語版ブースターパックには「アイスエイジブロックの失われし最終セットがついに登場!!」とあおり文が付いていた。このような文章が付くのは初のケースである。(厳密には上記の通りに新開発のセットなのだが「失われたセット」として開発されたのは事実なので、あながち間違いではない)
  • 2017年現在であれば2セットで構成されるブロック構造が普通であり、ワールドの再訪も積極的に行われている。まさに当時の事情ならではである。

[編集] テーマデッキ

テーマデッキにはアイスエイジアライアンスのカードも収録されている。ただし、これらはコールドスナップのカードではないため、アイスエイジ・ブロックが使用可能なフォーマットでしか使用できない。

  • アイスエイジとアライアンスのカードは、もともとカード枠が旧枠、かつエキスパンション・シンボルにレアリティ識別用の色分けがされていなかったが、テーマデッキに収録されたものは新枠・色つきシンボルで印刷された(ただしレアは存在しない)。また、日本語版が存在しなかったものは新たに日本語訳が与えられている。

[編集] パッケージ・イラスト

[編集] デザイン

デザイン・チーム Mark Rosewater (lead)
Bill Rose
Aaron Forsythe
デベロップ・チーム Randy Buehler (lead)
Mike Turian
Devin Low
Zvi Mowshowitz
アート・ディレクター

[編集] 関連リンク

[編集] 参考

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