骨の髄まで/Bleed Dry
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− | これほどの数値の修整を受けて生き残るのは[[構築]]ですら一握り。[[リミテッド]]では[[不浄なる密集軍/Unhallowed Phalanx]]が[[タフネス]]を1でも上げていれば耐えるが、逆に言うとそのレベルの[[頭でっかち|尻でっかち]]でも無ければ耐えきれないということ。[[ | + | これほどの数値の修整を受けて生き残るのは[[構築]]ですら一握り。[[リミテッド]]では[[不浄なる密集軍/Unhallowed Phalanx]]が[[タフネス]]を1でも上げていれば耐えるが、逆に言うとそのレベルの[[頭でっかち|尻でっかち]]でも無ければ耐えきれないということ。[[プレインズウォーカー]]こそ狙えないものの、多くの場合[[忌まわしき儀式/Grisly Ritual]]よりも扱いやすく、黒の主力除去として重宝される。 |
− | ただし登場時の[[スタンダード]] | + | ただし登場時の[[スタンダード]]ではプレインズウォーカーも対象に取れる[[大蛇の餌/Feed the Serpent]]の[[下位互換]]といえる。さらに[[ソーサリー]]だが大蛇の餌と同効果で[[コスト]]にも融通が利く[[踊り食い/Eaten Alive]]が存在、追放や修整値に拘らなければ[[冥府の掌握/Infernal Grasp]]、[[血統の選別/Bloodline Culling]]などもっと[[軽い|軽く]]取り回しのよい選択肢が多数同居している。基本的に構築での出番はないだろうが、更なる[[下位互換]]の[[ビホルダーの眼/Eyes of the Beholder]]よりはマシである。 |
+ | *[[オブ・ニクシリスの残虐/Ob Nixilis's Cruelty]]の[[上位種]]。 | ||
*登場時のスタンダードにおいて素でこれを耐えるものは[[怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle]]のみ。 | *登場時のスタンダードにおいて素でこれを耐えるものは[[怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isle]]のみ。 | ||
*効果を受けたクリーチャーが同一[[ターン]]中に別の手段で死亡した場合も追放される。 | *効果を受けたクリーチャーが同一[[ターン]]中に別の手段で死亡した場合も追放される。 | ||
− | *「bleed dry」は「金を残らずむしり取る」という意味の慣用句。だが直訳すれば「カラカラになるまで血を流させる」こと。{{Gatherer| | + | *「bleed dry」は「金を残らずむしり取る」という意味の慣用句。だが直訳すれば「カラカラになるまで血を流させる」こと。{{Gatherer|id=542518}}を見るに文字通りの意味のようだ。 |
− | ** | + | **「骨の髄まで」は日本語の既存の慣用句に当てはめつつ、「骨髄」から血の香りも漂わせる名訳と言える。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren (ストーリー)|オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren (ストーリー)|オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath (ストーリー)|エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath (ストーリー)|エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:イニストラード:真紅の契り]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:イニストラード:真紅の契り]] - [[コモン]] |
2024年11月11日 (月) 17:13時点における最新版
Bleed Dry / 骨の髄まで (2)(黒)(黒)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-13/-13の修整を受ける。このターン、そのクリーチャーが死亡するなら、代わりにそれを追放する。
黒お得意のマイナス修整型除去。少々重いが-13/-13という凄まじい修整を行い、さらに死亡時に追放する置換効果も持つ。
これほどの数値の修整を受けて生き残るのは構築ですら一握り。リミテッドでは不浄なる密集軍/Unhallowed Phalanxがタフネスを1でも上げていれば耐えるが、逆に言うとそのレベルの尻でっかちでも無ければ耐えきれないということ。プレインズウォーカーこそ狙えないものの、多くの場合忌まわしき儀式/Grisly Ritualよりも扱いやすく、黒の主力除去として重宝される。
ただし登場時のスタンダードではプレインズウォーカーも対象に取れる大蛇の餌/Feed the Serpentの下位互換といえる。さらにソーサリーだが大蛇の餌と同効果でコストにも融通が利く踊り食い/Eaten Aliveが存在、追放や修整値に拘らなければ冥府の掌握/Infernal Grasp、血統の選別/Bloodline Cullingなどもっと軽く取り回しのよい選択肢が多数同居している。基本的に構築での出番はないだろうが、更なる下位互換のビホルダーの眼/Eyes of the Beholderよりはマシである。
- オブ・ニクシリスの残虐/Ob Nixilis's Crueltyの上位種。
- 登場時のスタンダードにおいて素でこれを耐えるものは怒り狂う島嶼、キャリクス/Charix, the Raging Isleのみ。
- 効果を受けたクリーチャーが同一ターン中に別の手段で死亡した場合も追放される。
- 「bleed dry」は「金を残らずむしり取る」という意味の慣用句。だが直訳すれば「カラカラになるまで血を流させる」こと。イラストを見るに文字通りの意味のようだ。
- 「骨の髄まで」は日本語の既存の慣用句に当てはめつつ、「骨髄」から血の香りも漂わせる名訳と言える。