構築

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'''構築'''/''Constructed''は、[[スタンダード]][[エクステンデッド]][[ブロック構築]]の3つの[[フォーマット]]を合わせた総称。
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'''構築'''とは、
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#''Build''。[[デッキ]]を作ること。「デッキを構築する」「構築理論(Deck Theory)」など。[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]以外の[[TCG]]でも広く使われている。
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#''Constructed''。構築戦。構築デッキ戦。[[総合ルール]]で定義されている、それぞれが前もって用意したデッキで[[ゲーム]]を行う方式全般のこと。[[リミテッド]]のあるマジックならではの呼び方であり、MTG Wikiにおいてはこの意味で使われていることが多い。
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#''Constructed''。[[マジック・イベント規定]]で定義されている、[[フォーマット]]の区分。以下に記す。
  
[[エターナル]]との最大の違いは、ブロック構築を除き、いつかは古いカードセットが使えなくなるということである。この「使用不能になる」間隔(通称[[ローテーション]])はフォーマットごとに定められており、エクステンデッドが一番長い。
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==イベント規定における「構築」について==
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'''構築'''は、[[スタンダード]][[パイオニア]]、[[モダン]]の3つのフォーマットを合わせた区分のこと。
  
ブロック構築では、基本的にカードセットが使えなくなるということはない(例外として、[[アイスエイジ・ブロック構築]]では、[[コールドスナップ]]が参入するのに伴い[[ホームランド]]が使用できなくなる)。とはいえ、古いブロックのブロック構築が[[認定大会]]で行われることは非常にまれなので、新しいブロックが出ると使う頻度は減ってしまう。
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スタンダードでは、1年に1度([[2015年]]-[[2016年]]春までは1年に2度)古いカードセットが使えなくなる(通称[[ローテーション]])。古いカードが使えなくなることを「[[落ちる]]」と俗称することが多い。
  
また、[[デッキ]]を作ることを一般に「デッキを構築する」と表現する。エターナル環境のデッキを作ることも「構築する」と言うが、トーナメントの「構築」環境にエターナルは含まれない。
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その以外のフォーマットでは、ローテーションは存在せず、古いカードセットが使えなくなるということはない。
  
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*イベント規定では構築と[[エターナル|エターナル構築]]と[[パウパー]]は明確に区別されているのだが、総合ルールの意味での「構築」にはエターナルとパウパーも含まれる。ゲーム方式で単に「構築」とだけ書かれている場合はどちらの意味なのかにやや注意が必要。
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*かつては[[エクステンデッド]]と[[ブロック構築]]もイベント規定における構築に含まれていたが、フォーマットの廃止に伴い現行のマジック・イベント規定から削除された。
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*構築・エターナル構築のうち[[カードプール]]がより広いものは俗に「下環境」、あるいは「下(の)フォーマット」と呼ばれることがある<ref>[https://mtg-jp.com/reading/haranestandard/0034492/ 第3回:激動たる『ゼンディカーの夜明け』スタンダードのこれまでとこれから](MTG日本公式 [[原根健太]]の徹底解説!スタンダード・アナライズ [[2020年]]10月22日)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/special/0035357/ プレイヤーインタビュー:佐藤 啓輔 ~楽しみ続けるラーニングハイ~](MTG日本公式 企画記事 [[2021年]]8月30日 [[伊藤敦]]著)</ref>。
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
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*[[エターナル]]
 
*[[エターナル]]
 
*[[構築済みデッキ]]
 
*[[構築済みデッキ]]
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*[[デッキビルダー]]
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

2022年12月20日 (火) 23:01時点における最新版

構築とは、

  1. Buildデッキを作ること。「デッキを構築する」「構築理論(Deck Theory)」など。マジック以外のTCGでも広く使われている。
  2. Constructed。構築戦。構築デッキ戦。総合ルールで定義されている、それぞれが前もって用意したデッキでゲームを行う方式全般のこと。リミテッドのあるマジックならではの呼び方であり、MTG Wikiにおいてはこの意味で使われていることが多い。
  3. Constructedマジック・イベント規定で定義されている、フォーマットの区分。以下に記す。

[編集] イベント規定における「構築」について

構築は、スタンダードパイオニアモダンの3つのフォーマットを合わせた区分のこと。

スタンダードでは、1年に1度(2015年-2016年春までは1年に2度)古いカードセットが使えなくなる(通称ローテーション)。古いカードが使えなくなることを「落ちる」と俗称することが多い。

その以外のフォーマットでは、ローテーションは存在せず、古いカードセットが使えなくなるということはない。

  • イベント規定では構築とエターナル構築パウパーは明確に区別されているのだが、総合ルールの意味での「構築」にはエターナルとパウパーも含まれる。ゲーム方式で単に「構築」とだけ書かれている場合はどちらの意味なのかにやや注意が必要。
  • かつてはエクステンデッドブロック構築もイベント規定における構築に含まれていたが、フォーマットの廃止に伴い現行のマジック・イベント規定から削除された。
  • 構築・エターナル構築のうちカードプールがより広いものは俗に「下環境」、あるいは「下(の)フォーマット」と呼ばれることがある[1][2]

[編集] 脚注

  1. 第3回:激動たる『ゼンディカーの夜明け』スタンダードのこれまでとこれから(MTG日本公式 原根健太の徹底解説!スタンダード・アナライズ 2020年10月22日)
  2. プレイヤーインタビュー:佐藤 啓輔 ~楽しみ続けるラーニングハイ~(MTG日本公式 企画記事 2021年8月30日 伊藤敦著)

[編集] 参考

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