ブロックされない
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
− | '''ブロックされない''' | + | '''ブロックされない'''とは、 |
− | * | + | |
+ | #(''can't be blocked'') 主語が示すクリーチャーの[[攻撃]]を、クリーチャーは[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]で阻止できないことを意味する文章。厳密には「[[ブロック・クリーチャー指定ステップ]]でそのような[[攻撃クリーチャー]]をブロックする指定ができない」ことを意味する。 | ||
+ | #1の[[効果]]を含む能力や、そのような能力を持つクリーチャーの総称。基本的にどのクリーチャーにもブロックされないものを指し、特定のクリーチャーにはブロックされるものは含まないことが多い。 | ||
+ | #(''Unblockable'') [[基本セット2014]]より前に存在していた、1のルール文章内での言い回し。「~はブロックされない(is unblockable)」と表現された。[[基本セット2014]]発売に伴う2013年7月の[[オラクル]]更新で1の表記に変更され、現在は[[銀枠]]でしか使われていない表現となった。 | ||
+ | #*この英単語から、ブロックされない[[能力]]やクリーチャーは「'''アンブロッカブル'''」とも呼ばれる。 | ||
+ | |||
+ | 本項では主に2について解説する。 | ||
+ | |||
{{#card:Phantom Warrior}} | {{#card:Phantom Warrior}} | ||
{{#card:Cloak of Mists}} | {{#card:Cloak of Mists}} | ||
− | + | ==解説== | |
+ | 「ブロックされない」能力は単体では最もシンプルかつ最強の[[回避能力]]と言える。基本的に[[青]]の能力であり、[[小型クリーチャー]]に多い。 | ||
+ | |||
+ | [[除去]]の少ない[[リミテッド]]では非常に強力な能力として認識される。[[構築]]や[[エターナル]]でもこの能力そのものは強力であるが、[[コスト・パフォーマンス]]の良いクリーチャーが少ないため、この能力を持つクリーチャーが使用されることはあまり多くない。 | ||
*回避能力のうち、[[威嚇]]、[[畏怖]]、[[土地渡り]]の[[上位互換]]。 | *回避能力のうち、[[威嚇]]、[[畏怖]]、[[土地渡り]]の[[上位互換]]。 | ||
*[[飛行]]、[[シャドー]]、[[馬術]]については相手のそれらを持つクリーチャーをブロックできないので、上位互換とはならない。[[プロテクション]](クリーチャー)と比べた場合、戦闘だけ考えれば[[下位互換]]だが、こちらはプロテクションと違い味方クリーチャーからの[[起動型能力]]などによる支援を受けられる。 | *[[飛行]]、[[シャドー]]、[[馬術]]については相手のそれらを持つクリーチャーをブロックできないので、上位互換とはならない。[[プロテクション]](クリーチャー)と比べた場合、戦闘だけ考えれば[[下位互換]]だが、こちらはプロテクションと違い味方クリーチャーからの[[起動型能力]]などによる支援を受けられる。 | ||
− | * | + | *ブロックされないクリーチャーであっても、[[まばゆい美貌/Dazzling Beauty]]や[[光の幕/Curtain of Light]]で「[[ブロックされているクリーチャー|ブロックされている]]」状態にしたり、[[瞬間群葉/Flash Foliage]]でそれを「ブロックしている」状態のクリーチャー・[[トークン]]を出したりすることはできる。 |
− | + | ||
− | + | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *{{WHISPER検索/英語オラクル| | + | *{{WHISPER検索/英語オラクル|"can't be blocked"|ブロックされない(can't be blocked)}} (WHISPERの仕様上、土地渡りや畏怖などの注釈文もヒットする) |
+ | *{{WHISPER検索/英語オラクル|Unblockable}} | ||
*[[回避能力]] | *[[回避能力]] | ||
*[[ブロック制限]] | *[[ブロック制限]] | ||
*[[カードの俗称]] | *[[カードの俗称]] | ||
*[[用語集]] | *[[用語集]] |
2013年7月16日 (火) 01:02時点における版
ブロックされないとは、
- (can't be blocked) 主語が示すクリーチャーの攻撃を、クリーチャーはブロックで阻止できないことを意味する文章。厳密には「ブロック・クリーチャー指定ステップでそのような攻撃クリーチャーをブロックする指定ができない」ことを意味する。
- 1の効果を含む能力や、そのような能力を持つクリーチャーの総称。基本的にどのクリーチャーにもブロックされないものを指し、特定のクリーチャーにはブロックされるものは含まないことが多い。
- (Unblockable) 基本セット2014より前に存在していた、1のルール文章内での言い回し。「~はブロックされない(is unblockable)」と表現された。基本セット2014発売に伴う2013年7月のオラクル更新で1の表記に変更され、現在は銀枠でしか使われていない表現となった。
- この英単語から、ブロックされない能力やクリーチャーは「アンブロッカブル」とも呼ばれる。
本項では主に2について解説する。
解説
「ブロックされない」能力は単体では最もシンプルかつ最強の回避能力と言える。基本的に青の能力であり、小型クリーチャーに多い。
除去の少ないリミテッドでは非常に強力な能力として認識される。構築やエターナルでもこの能力そのものは強力であるが、コスト・パフォーマンスの良いクリーチャーが少ないため、この能力を持つクリーチャーが使用されることはあまり多くない。
- 回避能力のうち、威嚇、畏怖、土地渡りの上位互換。
- 飛行、シャドー、馬術については相手のそれらを持つクリーチャーをブロックできないので、上位互換とはならない。プロテクション(クリーチャー)と比べた場合、戦闘だけ考えれば下位互換だが、こちらはプロテクションと違い味方クリーチャーからの起動型能力などによる支援を受けられる。
- ブロックされないクリーチャーであっても、まばゆい美貌/Dazzling Beautyや光の幕/Curtain of Lightで「ブロックされている」状態にしたり、瞬間群葉/Flash Foliageでそれを「ブロックしている」状態のクリーチャー・トークンを出したりすることはできる。
参考
- 「ブロックされない(can't be blocked)」で英語オラクル検索 (WHISPERの仕様上、土地渡りや畏怖などの注釈文もヒットする)
- 「Unblockable」で英語オラクル検索
- 回避能力
- ブロック制限
- カードの俗称
- 用語集