記憶の壺/Memory Jar
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2008年6月21日 (土) 16:08時点における版
Memory Jar / 記憶の壺 (5)
アーティファクト
アーティファクト
(T),記憶の壺を生け贄に捧げる:各プレイヤーは、自分の手札のカードを裏向きのまま追放し、カードを7枚引く。次の終了ステップの開始時に、各プレイヤーは自分の手札のカードをすべて捨て、これにより自分が追放した各カードを自分の手札に戻す。
手札を失うことなく一時的とはいえカードを7枚ドローできるのでかなり強力。そのうえドローしたカードをターンの終わりに手札から捨てるので偏頭痛/Megrimとのすさまじいばかりのコンボが成立した。『手札を捨てる』ではなく『手札を墓地に置く』または『手札をゲームから取り除く』であったならまだマシであったかもしれないが、それでも禁止や制限は免れないだろう。このコストでカードを7枚引けること自体が強力過ぎるからだ。さらに、それ自体ぶっ壊れている修繕/Tinkerの存在もあってひどいことになっていた。
- 1ターンに複数回起動した場合、どの記憶の壺によってどの手札がゲームから取り除かれたのか記録しておくこと。この場合、遅延誘発型能力を好きな順でスタックに積むことができ、結果としてどの手札を「残す」のか選ぶことができる。相手の残す手札はそれに応じて決まることにも注意。
- 時のらせんにて、壺の大魔術師/Magus of the Jarとしてリメイクされている。同じように使用することもできるが、こちらはクリーチャーなのと色拘束ができていることとで、強さはかなり薄まっている。
これを含むウルザズ・レガシーは1999年2月発売であるが、なんと1999年4月1日にヴィンテージで制限カード、そして同時にスタンダード、エクステンデッド、Type1.5、ウルザ・ブロック構築の全てのフォーマットで一斉に禁止カードとなった。これは精神の願望/Mind's Desireまで破られなかった最速制限記録であり、DCIの緊急声明による決定であることも有名。もうこのような緊急声明が出ることはないだろう。なお、2004/09/20よりType1.5から移行したレガシーでも当然禁止である。