クラゲ追い、サイネッテ/Cynette, Jelly Drover

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[[フライヤー]]の[[ロード (俗称)|ロード]]であり、[[ETB]]・[[PIG]]で[[飛行]]持ち[[クラゲ]]・[[トークン]]を[[生成]]する[[伝説の]][[人間]]・[[ウィザード]]。[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]に収録された{{Gatherer|id=681070|アニメ調イラスト}}の新規カードの1つ。
  
[[フライヤー]]の[[ロード (俗称)|ロード]]であり、[[戦場に出る]]か[[死亡]]したとき[[クラゲ]][[トークン]][[生成]]する[[伝説の]][[人間]][[ウィザード]]
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単体でも実質4[[マナ]]4/4相当、[[死亡]]してもさらにトークンを残せるため、[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]][[リミテッド]]ではシンプルに優秀。封入されている「飛翔/Soaring」[[ブースターパック|パック]]は文字通り飛行をテーマとして扱っているため、ロードとして[[デッキ]]全体を牽引してくれる。ちなみに、ロード能力には「これでない」などの制限がないため、自身が飛行を得れば[[修整]]を得られる。パック運にもよるが、[[知識のカルトーシュ/Cartouche of Knowledge]][[壮麗なる変化/Majestic Metamorphosis]]などで活用できるため、覚えておくとよいだろう。
[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]に収録されたアニメ調イラストの新規カードの1つ。
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[[マジック]]のクラゲは何故か[[飛行]]を持つことが多いためクラゲのロードを兼ねることもできなくはないが、全てのクラゲが飛行しているわけではないので(例えば、[[大クラゲ/Man-o'-War]]は飛行を持たない)、名前の印象とは裏腹に完全にクラゲのロードとなれるわけではない。クラゲは古くからある[[クリーチャー・タイプ]]ではあるものの決して数が多いわけではないため、クラゲのロードとしてデザインするのは流石に使いにくいと判断されたのかもしれない。
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[[エターナル]]準拠の各[[フォーマット]]でも[[リーガル]]であるが、[[全体強化]]としてもトークン生成手段としても爆発力に欠けるため、流石に[[カードパワー]]不足。[[明滅]]や[[コピー]]・[[トークン]]生成手段など、[[シナジー]]や[[コンボ]]を形成する手段自体は多いため、[[統率者戦]]などの[[カジュアルプレイ]]では選択肢となる。特にコピーは[[伝説]]であることも含めてコピーするものが多く、[[ETB]]と[[レジェンド・ルール]]による[[死亡誘発]]を同時に使えるため好相性。[[多勢の兜/Helm of the Host]]のような伝説でないコピーを生成する効果は死亡誘発こそ同時に狙えないが、ロード能力によりトークンをさらに強化することができる。例によって[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]を併用することで様々な[[無限コンボ]]が形成可能であり、例えば[[屍賊の死のマント/Nim Deathmantle]]で[[無限マナ]]&[[無限トークン]]。ただしコンボ目的で使う場合、例えば[[エーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaper]]など対抗馬は数多く、強化能力についても代替が容易な部類であるため、はっきりと優先する理由を作るのはなかなか難しいのが実情。[[固有色]]が[[青]][[単色]]であることを活かしたり、追加の[[コンボパーツ]]としての採用、あるいは飛行ロードを重視した[[ビートダウン (俗語)|ビートダウン]]戦略を絡めるなど、上手く活かせる使い方を模索したい。
  
とはいえ、サイネッテが生成するクラゲは[[飛行]]を持っているため、自身の生成するトークンにもロード能力が適用される。そのため場に出れば実質4マナ4/4程度のスペックであり、場に他にも飛行クリーチャーがいればさらに価値が上がる。[[死亡]]時にもクラゲが出るため、サイネッテが[[除去]]されたとしても除去が[[追放]]でないなら場には1/1の飛行クリーチャーが2体残ることが期待される。4マナのアンコモンとしてはなかなか悪くないだろう。
 
実はサイズ修正を受けるための条件が「あなたがコントロールしていて飛行を持つ'''全ての'''クリーチャー」であり、この手の能力にありがちな'''「これでない」という記述が無い'''ため、サイネッテ本人が飛行を得た場合は自身も強化される。
 
 
しかしながら、[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]のカードが使用できる構築戦フォーマットは依然として[[レガシー]]、[[ヴィンテージ]]、[[統率者戦]]しか無く、流石にレガシーやヴィンテージでの使用は厳しいと思われるので、主戦場は[[統率者戦]]となるだろう。
 
 
 
統率者戦では、単に飛行クリーチャーのロードとして用いるだけではなくトークン生成能力を活用した戦法に人気がある。
 
*[[妖術師の衣装部屋/Conjurer's Closet]]のような[[ブリンク]]効果で[[ETB]]を使いまわす。
 
*クリーチャーの[[コピー]]を[[生成]]する効果の多くは[[伝説]]であることも含めてコピーするため、[[ETB]]と[[レジェンド・ルール]]による[[死亡]]時の誘発を同時に使うことができる。
 
*[[多勢の兜/Helm of the Host]]のような伝説でないコピーを生成する効果は死亡時誘発は同時に狙えないが、[[生成]]される[[クラゲ]]・[[トークン]]をさらに強化することができる。
 
*[[うろつく玉座/Roaming Throne]]のような[[誘発型能力]]を追加で[[誘発]]させるカードとも相性が良い。
 
 
[[飛行]][[クリーチャー]]は元々[[対戦相手]]に[[戦闘ダメージ]]を通しやすいが、多人数戦である[[統率者戦]]ではなおのこと[[対戦相手]]全員が[[飛行]]対策をしているなどということはそうは起こらないため、上手くクラゲ・トークンや他の飛行クリーチャーを並べることができればどこかしらの[[対戦相手]]の[[ライフ]]を確実に削ることができるだろう。[[統治者]]となる[[カード]]が使用された時も強い。[[タッサの二叉槍/Bident of Thassa]]のような、青に豊富な[[戦闘ダメージ]]を与えることで[[ドロー]]するカードを組み合わせても良い。
 
 
また、クラゲ・トークンを増やす方針を取る場合、[[縫い合わせの旗/Patchwork Banner]]や[[紋章旗/Heraldic Banner]]のようなクリーチャー・タイプや[[色]]を指定して強化するカードも採用される。ちなみに、サイネッテ自身は人間・ウィザードなのでクラゲを指定しても恩恵は得られないが、人間やウィザードをサポートするカードが使える。特にウィザードのサポートとしては[[反復の学部長、ナバン/Naban, Dean of Iteration]]や[[預言者の杖/Diviner's Wand]]などの相性が良いカードがある。
 
 
 
 
サイネッテを絡めた無限ループがいくつか存在する。
 
*[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]、[[屍賊の死のマント/Nim Deathmantle]]
 
サイネッテ本体とサイネッテの死亡時に出たクラゲ・トークンを供犠台のコストに充てることで死のマントの装備コストを賄えるため、サイネッテを無限に蘇生させ続けることができる。戦場に戻ったサイネッテはETBによりクラゲを生成するので、これを供犠台のコストにすることで無限無色マナとなる。[[群の祭壇/Altar of the Brood]]による無限切削や[[繁栄/Prosperity]]のようなXドローとの組み合わせが考えられる。
 
 
 
*[[アシュノッドの供犠台/Ashnod's Altar]]、[[共同魂の刃/Blade of Shared Souls]]、人間またはウィザードを指定した[[うろつく玉座/Roaming Throne]]もしくは開放済みの[[砕けた世界/Fractured Realm]]
 
玉座または砕けた世界によりサイネッテの誘発効果が2回誘発するため、共同魂の刃で装備者をサイネッテのコピーにすることでレジェンド・ルールにより死亡したサイネッテのコピー(本体でもよいが)はクラゲ・トークンを二体生成する。一方のクラゲを供犠台のコストにしてもう一方のクラゲを共同魂の刃により再びサイネッテのコピーにすることで、無限にこの動作を続けることができる。こちらも[[群の祭壇/Altar of the Brood]]と組み合わせた無限切削が可能。
 
 
 
クラゲ統一のデッキを組む場合、クリーチャータイプ・クラゲの少なさがネックとなる。クラゲのような見た目のクリーチャーやクラゲのようなイラストのカードにも頼ることになるだろう。
 
 
==その他==
 
 
*[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]のパックに[[トークン・カード]]は封入されていないが、[[MTGアリーナ]]では新規イラストのトークンが存在している。
 
*[[ファウンデーションズ・ジャンプスタート]]のパックに[[トークン・カード]]は封入されていないが、[[MTGアリーナ]]では新規イラストのトークンが存在している。
 
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*日本語名だけでは「追い」のニュアンスがわかりにくいが、"Drover"は家畜の群れを追って移動させる人や家畜商人を意味する単語である([[クローサの家畜商人/Krosan Drover]]では家畜商人と訳されている)。どうやらクラゲの群れを移動させることを生業にしているものと思われる。
*日本語名だけでは「追い」のニュアンスがわかりにくいが、「追い」に相当する英語名の“Drover”とは家畜の群れを追って移動させる人や家畜商人を意味する単語である。どうやらクラゲの群れを移動させることを生業にしているものと思われる。
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ファウンデーションズ・ジャンプスタート]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:ファウンデーションズ・ジャンプスタート]] - [[アンコモン]]

2025年2月25日 (火) 00:08時点における最新版


Cynette, Jelly Drover / クラゲ追い、サイネッテ (3)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

クラゲ追い、サイネッテが戦場に出たか死亡したとき、飛行を持つ青の1/1のクラゲ(Jellyfish)・クリーチャー・トークン1体を生成する。
あなたがコントロールしていて飛行を持つすべてのクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/2

フライヤーロードであり、ETBPIG飛行持ちクラゲトークン生成する伝説の人間ウィザードファウンデーションズ・ジャンプスタートに収録されたアニメ調イラストの新規カードの1つ。

単体でも実質4マナ4/4相当、死亡してもさらにトークンを残せるため、ファウンデーションズ・ジャンプスタートリミテッドではシンプルに優秀。封入されている「飛翔/Soaring」パックは文字通り飛行をテーマとして扱っているため、ロードとしてデッキ全体を牽引してくれる。ちなみに、ロード能力には「これでない」などの制限がないため、自身が飛行を得れば修整を得られる。パック運にもよるが、知識のカルトーシュ/Cartouche of Knowledge壮麗なる変化/Majestic Metamorphosisなどで活用できるため、覚えておくとよいだろう。

エターナル準拠の各フォーマットでもリーガルであるが、全体強化としてもトークン生成手段としても爆発力に欠けるため、流石にカードパワー不足。明滅コピートークン生成手段など、シナジーコンボを形成する手段自体は多いため、統率者戦などのカジュアルプレイでは選択肢となる。特にコピーは伝説であることも含めてコピーするものが多く、ETBレジェンド・ルールによる死亡誘発を同時に使えるため好相性。多勢の兜/Helm of the Hostのような伝説でないコピーを生成する効果は死亡誘発こそ同時に狙えないが、ロード能力によりトークンをさらに強化することができる。例によってアシュノッドの供犠台/Ashnod's Altarを併用することで様々な無限コンボが形成可能であり、例えば屍賊の死のマント/Nim Deathmantle無限マナ&無限トークン。ただしコンボ目的で使う場合、例えばエーテリウム造物師、ブレイヤ/Breya, Etherium Shaperなど対抗馬は数多く、強化能力についても代替が容易な部類であるため、はっきりと優先する理由を作るのはなかなか難しいのが実情。固有色単色であることを活かしたり、追加のコンボパーツとしての採用、あるいは飛行ロードを重視したビートダウン戦略を絡めるなど、上手く活かせる使い方を模索したい。

[編集] 参考

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