グール

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
1行: 1行:
=グール/Ghoul=
+
'''グール'''/''Ghoul''は、廃止された[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。かつてグールだったのは[[食屍鬼/Scavenging Ghoul]]、[[Khabal Ghoul]]、[[灰燼のグール/Ashen Ghoul]]の3体で、現在はいずれも[[ゾンビ]]に変更されている。
  
廃止された[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。
+
3体とも登場はかなり古く、しかもこの3体より後に登場した[[カード名]]に「Ghoul」とあるクリーチャーはクリーチャー・タイプがゾンビであったため、将来的にゾンビへ統合されると思われていた。そしてまずは灰燼のグールが[[コールドスナップ]][[テーマデッキ]]に収録される際に、次にKhabal Ghoulが[[Masters Edition]]に収録される際にゾンビに変更された。そして最後に残っていた食屍鬼も、2007年9月のクリーチャー・タイプ大変革の際にゾンビに変更され、グールは絶滅した。
かつてグールだったのは[[食屍鬼/Scavenging Ghoul]][[Khabal Ghoul]][[灰燼のグール/Ashen Ghoul]]の3体で、現在はいずれも[[ゾンビ]]に変更されている。
+
  
3体とも登場はかなり古く、しかもこの3体より後に登場した[[カード名]]に「Ghoul」とあるクリーチャーはクリーチャー・タイプがゾンビであったため、将来的にゾンビへ統合されると思われていた。
+
グール(GhoulまたはGhul)とはアラブの民話に出てくる怪物で、人間の屍肉や場合によっては生きた人間を食べるとされている。そのため、カード名では「食屍鬼」と訳さることが多く、さらにかつてグールだった3体はいずれも[[墓地]]にクリーチャーが置かれることによって[[誘発]]される[[能力]]や墓地にクリーチャーがいることによって[[起動]]できる能力を持っている。
そしてまずは灰燼のグールが[[コールドスナップ]][[テーマデッキ]]に収録される際に、次にKhabal Ghoulが[[Masters Edition]]に収録される際にゾンビに変更された。
+
そして最後に残っていた食屍鬼も、2007年9月のクリーチャー・タイプ大変革の際にゾンビに変更され、グールは絶滅した。
+
  
グール(GhoulまたはGhul)とはアラブの民話に出てくる怪物で、人間の屍肉や場合によっては生きた人間を食べるとされている。
+
*食屍鬼とKhabal Ghoulの能力に共通しているのは、これらが[[場]]に出る前に墓地に置かれたクリーチャーも数えることである。そのため、[[全体除去]]の後にこれらを出してたくさんの[[カウンター]]を乗せることが可能。
そのため、カード名では「食屍鬼」と訳さることが多く、さらにかつてグールだった3体はいずれも[[墓地]]にクリーチャーが置かれることによって[[誘発]]される[[能力]]や墓地にクリーチャーがいることによって[[起動]]できる能力を持っている。
+
*グールの正体についてはゲームなどではゾンビの一種とされることが多く、[[マジック]]の世界でも上記のことからそうなっていると思われる。だが、文献によると「ただの人食い人種である」となっていたり、さらには「[[吸血鬼]]に近い」「[[ジン]]の一種である」となっているものまである。
 
+
*実はグールは男性の方のみを指し、女性のグールはグーラ(GhoulahまたはGhulah)と言う。グールが醜悪な姿をしているのに対し、グーラは非常に美しい姿をしている。
*また、食屍鬼とKhabal Ghoulの能力に共通しているのは、これらが[[場]]に出る前に墓地に置かれたクリーチャーも数えることである。
+
そのため、[[全体除去]]の後にこれらを出してたくさんの[[カウンター]]を乗せることが可能。
+
 
+
ちなみに、グールの正体についてはゲームなどではゾンビの一種とされることが多く、[[マジック]]の世界でも上記のことからそうなっていると思われる。
+
だが、文献によると「ただの人食い人種である」となっていたり、さらには「[[吸血鬼]]に近い」「[[ジン]]の一種である」となっているものまである。
+
*なお、実はグールは男性の方のみを指し、女性のグールはグーラ(GhoulahまたはGhulah)と言う。グールが醜悪な姿をしているのに対し、グーラは非常に美しい姿をしている。
+
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
26行: 17行:
  
 
==参考==
 
==参考==
<!-- -[[サブタイプ:Ghoul|グール(Ghoul)で検索]] -->
 
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 +
 +
[[Category:絶滅したクリーチャー・タイプ|くーる]]

2008年12月22日 (月) 03:22時点における版

グール/Ghoulは、廃止されたクリーチャー・タイプの1つ。かつてグールだったのは食屍鬼/Scavenging GhoulKhabal Ghoul灰燼のグール/Ashen Ghoulの3体で、現在はいずれもゾンビに変更されている。

3体とも登場はかなり古く、しかもこの3体より後に登場したカード名に「Ghoul」とあるクリーチャーはクリーチャー・タイプがゾンビであったため、将来的にゾンビへ統合されると思われていた。そしてまずは灰燼のグールがコールドスナップテーマデッキに収録される際に、次にKhabal GhoulがMasters Editionに収録される際にゾンビに変更された。そして最後に残っていた食屍鬼も、2007年9月のクリーチャー・タイプ大変革の際にゾンビに変更され、グールは絶滅した。

グール(GhoulまたはGhul)とはアラブの民話に出てくる怪物で、人間の屍肉や場合によっては生きた人間を食べるとされている。そのため、カード名では「食屍鬼」と訳さることが多く、さらにかつてグールだった3体はいずれも墓地にクリーチャーが置かれることによって誘発される能力や墓地にクリーチャーがいることによって起動できる能力を持っている。

  • 食屍鬼とKhabal Ghoulの能力に共通しているのは、これらがに出る前に墓地に置かれたクリーチャーも数えることである。そのため、全体除去の後にこれらを出してたくさんのカウンターを乗せることが可能。
  • グールの正体についてはゲームなどではゾンビの一種とされることが多く、マジックの世界でも上記のことからそうなっていると思われる。だが、文献によると「ただの人食い人種である」となっていたり、さらには「吸血鬼に近い」「ジンの一種である」となっているものまである。
  • 実はグールは男性の方のみを指し、女性のグールはグーラ(GhoulahまたはGhulah)と言う。グールが醜悪な姿をしているのに対し、グーラは非常に美しい姿をしている。

関連カード

かつてクリーチャー・タイプがグールだったカード。

参考

MOBILE