依存
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依存/Depends On
ある継続的効果が別の効果に対して以下のすべての条件を満たしているとき、その効果は他方に「依存している」と言う。そうでない場合、独立であると呼ぶ。
以前は特性定義能力の効果も他の効果に依存する可能性があったが、現在のルールでは特性定義能力の効果が他の効果と依存することのないように定義されている。
同じ種類別で他の効果に依存する効果があるなら、その依存先すべての効果が適用された直後にそれを適用する。 複数の効果の依存性がループしているのなら、上記のルールを無視してそれらはタイムスタンプ順に適用される。
- 例:機械の行進/March of the Machinesとマイコシンスの格子/Mycosynth Latticeが場に出ている場合、どちらが先に出たか関係なく、クリーチャーでないパーマネントは、その点数で見たマナ・コストに等しいパワーとタフネスを持つアーティファクト・クリーチャーになる。なぜなら、機械の行進はマイコシンスの格子に依存するからである(マイコシンスの格子を先に適用するかあとに適用するかで、機械の行進の効果がどのパーマネントに適用されるか変化するから)。
ある効果が別の効果に依存するか否かは、ゲームの状態に応じて変化する。 あるゲーム中に、ある効果Aが別の効果Bに依存する状況が存在しないなら、別のゲームでそのような状況があろうがなかろうが、AはBに依存していない。 しかし、ゲームの状態が変化して、そのような状況が生じ次第、AはBに依存する。このため、ゲームの進行に伴って新たなオブジェクトが作られたり、領域を移動したり、特性が変化したり、失われたりすることによって、それまでの依存関係が変化し、継続的効果の適用順序が変化して、他のオブジェクトの特性などが変化することがあり得る。
- 例:生命と枝/Life and Limbと血染めの月/Blood Moonが場にあり土地もクリーチャーも場にいない場合、これらは独立である。
これらに加えて苗木が場に出ると、血染めの月は生命と枝に依存するようになる。が、逆は依存していない。したがって、血染めの月と生命と枝のタイムスタンプ順に関わらず、この苗木は山でもある。 この状態からさらに草むした墓/Overgrown Tombが場に出ると、血染めの月と生命と枝は互いに依存して、依存性がループするようになる。したがって、もしも血染めの月の方が生命と枝よりもタイムスタンプ順が早ければ、草むした墓が場に出たときから継続的効果の適用順序が変化し、先ほどの苗木は山ではなく森となる。 さらにその草むした墓が場から取り除かれれば、苗木は再び山となる。