ヴリン/Vryn
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ヴリン/Vrynは、多元宇宙/Multiverseに存在する次元/Planeの一つ。初出はプレインチェイス2012の魔道士輪の跡/Trail of the Mage-Ringsで、後にマジック・オリジンの舞台の一つとなった。プレインズウォーカー/Planeswalkerのジェイス・ベレレン/Jace Belerenの故郷でもある。
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世界観
魔道士輪/The mage-ringと呼ばれるマナの輸送システムを巡って、2つの勢力が争い続けている次元。
魔道士輪/The mage-ring
ヴリン最大の特徴は、魔道士輪/The mage-ringと呼ばれる巨大な環状建造物の魔力網である(イラスト)。これは僻遠の地域から中核府/The Core Statesと呼ばれる政治的中心地までマナを輸送するパイプラインのようなものである。この魔道士輪がいつ、どのような経緯で作られたものなのかは分かっていない。その多くは破損している。
マナが魔道士輪の中を流れるとき、輪魔道士/Ring-mageたちはマナ圧力方程式/Mana pressure equationと呼ばれる数式を用いてその圧力と回転と内部力学を計算し、それが正しく流れるよう調節しなければならない。昼夜の区別なく訪れるマナの脈動を管理するには多くの輪魔道士が必要であり、そのため魔道士輪自体が巨大な集合住宅となっている。魔道士輪の中で暮らす者は輪の者/Ringerと呼ばれる。
アンプリン同盟/The Ampryn League
2つの勢力のうち、優勢な立場にあるのはアンプリン同盟/The Ampryn Leagueである。
彼らは魔道士輪の魔力網の中心点となる中核府を支配しており、大陸中のマナと潤沢な世俗的資源を独占している。そのため彼ら自身をアンプリンの核/The Ampryn Core、あるいは中核府/The Core Statesと呼ぶこともある。
トロヴィア人/The Trovians
2つの勢力のうち、反逆者としての立場にあるのはトロヴィア人/The Troviansである。分離主義者/Separatistとも呼ばれるが、アルハマレット/Alhammarret曰く、それはポリティカル・コレクトネスの観点からは不適切な言葉であるとのこと。
建前上は、彼らはアンプリンからの政治的独立を求めて戦っている。しかし実際のところ、この戦争の大部分は2つの勢力が魔道士輪の支配を交互に奪い合っているというだけにすぎない。彼らが魔道士輪を破壊しないのは、アンプリンに勝利すれば今度は自分たちがマナを独占できると考えているからである。
地理
- 中核府/The Core States - 魔道士輪の魔力網の中心点。単に核/The Coreとも。大陸中のマナがここに集められる。
- シルモット交差廊/Silmot's Crossing - ジェイスが生まれ育った魔道士輪。
- スパロウ河/The Sparrow River
- 白霜湿地帯/The Rime Marshes
キャラクター
- プレインズウォーカー/Planeswalker
- ジェイス・ベレレン/Jace Beleren - 精神魔道士のプレインズウォーカー。ヴリン出身だが、ある出来事により故郷の次元の記憶のほとんどを失っている。
- その他
- アルハマレット/Alhammarret - スフィンクスの調停者。2つの勢力の間を取り持ち、両者の均衡を保っている。ジェイスの若い頃の師でもある。
- ガーヴ・ベレレン/Gav Beleren - ジェイスの父。シルモット交差廊の輪魔道士の一人である。
- ラーナ・ベレレン/Ranna Beleren - ジェイスの母。危険な環境で暮らす輪の者たちのために働く癒し手である。
登場
登場カード
カード名に登場
次元タイプに登場
登場作品・登場記事
- Jace's Origin: Absent Minds/ジェイスの「オリジン」:欠けた心(Uncharted Realms 2015年6月24日 Kelly Digges著)
- The Worlds of Magic Origins(Feature 2015年7月9日 Magic Creative Team著)