狂戦士
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狂戦士/Berserkerは、クリーチャー・タイプの1つ。狂ったように戦う者ということで、戦士や兵士よりも激しいイメージを起こさせる職業である。
初出はレジェンドのAErathi Berserker。その後はミラディン・ブロックまで登場しなかった。第9版で怒り狂うゴブリン/Raging Goblinとエルフの狂戦士/Elvish Berserkerに狂戦士が付加され、その後クリーチャー・タイプ再編に合わせ小刻みにカード名に狂戦士が付いたクリーチャーを仲間に加えていった。
青以外のすべての色に存在するが、やはり混沌と激情の色たる赤に最も多く在籍する。
能力は速攻を持つものが目立つほか、狂喜など、みな攻撃的なデザインをされている。イメージはバーバリアンとも近いが、主に人間で構成されているバーバリアンと比べ、狂戦士はゴブリン・ミノタウルスなど、複数の種族が存在する。
ロードにはバーバリアン・戦士と共用で冷眼のロヴィサ/Lovisa Coldeyesがいる。
伝説の狂戦士は統率者2016の激情の薬瓶砕き/Vial Smasher the Fierceのみ。
- コモンに多く存在し、初心者や苦学生の友。
- トーナメントシーンでも活躍している主なカードは、瘡蓋族のやっかい者/Scab-Clan Maulerや血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf。
- オラクル変更で、「兵士かつ狂戦士(ケルドの狂戦士/Keldon Berserker)」が生まれた。「戦士かつ狂戦士」はまだ存在しない(エルドラージ覚醒現在)。
- 狂暴化/Berserkという呪文も存在する。
- 元々の狂戦士とは、ベルセルクともいい、北欧神話に登場する「熊のシャツを着た者」という意味の戦士。動物の毛皮を纏い、軍神オーディンを信仰して忘我状態となり、鬼神のように戦うという。後の歴史書の中にも、この言葉は散見され、「武器では倒せない」などの記述も見られることから、死ぬまで戦う恐ろしい戦士と見做されていたことがわかる。後の北欧では、単なる無法者、乱暴者の意味でも使われる。職業軍人が卑しい職業とみなされていたためである。