イス卿の迷路/Maze of Ith
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土地
(T):攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。このターン、そのクリーチャーが与える戦闘ダメージと、そのクリーチャーに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。
1体の攻撃クリーチャーを一時的に無力化させる土地。また、戦闘で死ぬはずのクリーチャーを助ける事もできる。強力な起動型能力を持つ一方で、マナが出ないという大きな欠点を持つ。
クリーチャーを生存させることを主目的として、2004年ごろのタイプ1のウィニーデッキに補助として入れられる事があった。
現在ではヴィンテージのスタックスで採用されている。抵抗の宝球/Sphere of Resistanceなどのマナ拘束や打ち消しを掻い潜れ、茶単デッキでも使用できる確実性の高いクリーチャー対策として重宝されている。これはMishra's WorkshopやMoxなどの強力なマナ加速でテンポロスが補えるからこその芸当であるといえるだろう。レガシーでも土地単などで採用されているほか、聖遺の騎士/Knight of the Reliquaryなどのシルバーバレット要員としても大いに活躍する。
対象になった攻撃クリーチャーがアンタップされることを利用して、草原のドルイド僧/Ley Druidなどの「土地をアンタップできる」クリーチャーとの組み合わせで無限にタップ/アンタップを繰り返すことができる。第5版以前では、これに加えて地の毒/Psychic Venom、ダメージ反転/Reverse Damageの合計4枚で無限ライフだった。現在は、ダメージ反転の代わりに清純/Purityを用いることで同様のコンボが可能。また、草原のドルイド僧をアルゴスの古老/Argothian Elderに変えると、無限マナなども簡単に生み出せる。
- 戦闘ダメージを与えたあとの戦闘ダメージ・ステップや戦闘終了ステップに自分のクリーチャーに使うことで、疑似的に警戒を与えることもできる。
- シャドーの迷路/Maze of Shadows、惑いの迷路/Mystifying Mazeがこれの亜種と言える。
- 浮氷塊/Ice Floeも実質的調整版と言える。地上クリーチャー限定となっており、かつ攻撃を一度は通さなければならないが、半永続的に封じることができる。
- Aaron Forsytheが非常に気に入っており、時のらせんのタイムシフトとして再録したがっていた。しかし、他のスタッフから猛反対され、断念することとなった(Not Their Time参照)。
- タイムシフトから外れた代わりに、高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanistとしてリメイクされた。
- 2009年にジャッジ褒賞として、プレミアム仕様・新規イラストで配布された。
- From the Vault:Realmsに新規イラストで収録。ザ・ダーク版のなんとも言えないグロテスクなイラストから一転、目眩がするほどの巨大な迷路が描かれている。エターナルマスターズでもこのイラストが使用されている。
- 初出のザ・ダークではコモン1であるが、収録エキスパンション自体の希少さとその強力さからシングルカード価格はスタンダードのトップレア並に高額だった。Masters Edition 4では一気にレアに昇格され、エターナルマスターズでもレアとして再録された。再録後は価格は落ち着いている。
1994年10月10日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードとなるが、1999年4月1日に制限が解除されている。スタンダードでは、制定当初から制限されていた。