選択的な罠/Selective Snare
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特定のクリーチャー・タイプのクリーチャーを複数体まとめて手札に戻す、青の限定的なバウンス呪文。
コンバット・トリックとして使えない不自由さはあるが、支払うマナに融通が利き、X=1で唱えてもほとんど分散/Disperse相当。大量に戻そうとすると多大なマナが必要になるが、ひずんだ航跡/Distorting Wakeを考えると効率自体は悪くない。自分のクリーチャーも対象に取れるので、対戦相手と共通するタイプのカードを使っていれば敵をバウンスしつつETB能力を使いまわすこともできる。トークンを扱うデッキに対しては覿面に効き、X体確定除去として機能する。ラヴニカのギルドでは各ギルド/Guildごとにクリーチャー・タイプに偏りが存在するものの完全に統一されているわけではないので、非トークンデッキに対して有効に働くかは未知数、2体以上戻せれば御の字だろう。人間はどのギルドにも共通して存在するのが幸いか。
リミテッドではトークンを大量に扱うセレズニアデッキ、兵士を大量に扱うボロスデッキに対して非常に有効なので、青を使うなら是非確保しておきたいカード。オーラが付いたクリーチャーを戻してアドバンテージを得たり、自軍のクリーチャーに唱えて光明の縛め/Luminous Bondsを剥がす使い方も覚えておこう。
- ラヴニカのギルド全体で各クリーチャー・タイプの枚数を見ると、人間が最も多い31枚、次いで兵士20枚、エルフ15枚、ウィザード12枚……と続く。ただし兵士・トークン、エルフ・騎士・トークンを生成するカードが多数存在するので、実戦では兵士やエルフを選択することが多いだろう。ゴブリン・トークンごと軍勢の戦親分/Legion Warbossやゴブリンの旗持ち/Goblin Banneretを戻すこともあり得る。