偶像の石塚/Graven Cairns
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混成マナ・シンボルを持つ土地。どちらかのマナを支払えば、黒と赤の自由な組み合わせを合計2マナ分選べる。生み出せるマナの柔軟性が高くデメリットも無いため、ラクドスカラーのデッキではとても重宝されそうである。従来のフィルターランドと違い、単体で無色マナを出せる点もポイントが高い。反面、これ以外に黒マナか赤マナを出す手段が必要になるため、3色以上のデッキでは思うようにマナが出ない場面もありえる。
- ウーコーの手下悪鬼/Henchfiend of Ukorと並び、起動コストに混成マナシンボルを持つ初のカード。
- 2番目の能力は「(黒/赤),(T):あなたのマナ・プールに(黒/赤)(黒/赤)を加える。」と書いた方が簡潔に思えるが、なぜかそうはなっていない。そのテキストでも全く同じ挙動を示すように定義はされているのだが、上記の場合、「黒マナとしても赤マナとしても使えるマナ」を生み出すと勘違いされる恐れがあるからと思われる。
- 未来予知の土地サイクルはこれから先に登場しうる未来像を垣間見せるものであり、このカードではセンギア/Sengir一族に焦点を合わせ、開発時のカード名は「Cairns of Kar-Sengir(カー=センギアの石塚)」とされ、イラストには巨大な吸血鬼様式の人面像が描かれている。しかし将来これが混成土地サイクル(hybrid-land cycle)の一枚として収録される際、フレイバー上で問題が起こらないようにと、カード名はより一般的で再録しやすい名称に変更された(A Tasty Buffet of -1/-1 Counters参照)。
- 未来予知でのイラストは夕日に照らされた巨大な石の顔。精緻な美しさは勿論のこと、インパクトはサイクル随一。
- シャドウムーアで再録し、5枚のサイクルを形成している。デザイン上は、シャドウムーアからの逆再録としての未来予知での収録である。同セットではミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulkも逆再録されている。
- シャドウムーアでのイラストは古の円形劇場/Ancient Amphitheaterが荒廃した姿と思われる。
関連カード
サイクル
未来予知のタイムシフトの友好色土地サイクル。サイクルであるが、能力がいずれも異なる。
- 雨雲の迷路/Nimbus Maze
- 涙の川/River of Tears
- 偶像の石塚/Graven Cairns
- 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows
- 地平線の梢/Horizon Canopy
参考
- カード個別評価:シャドウムーア - レア
- カード個別評価:未来予知 / タイムシフト - レア