Camouflage
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インスタント
この呪文はあなたの攻撃クリーチャー指定ステップの間にのみ唱えられる。
このターン、ブロックしているクリーチャーを指定する代わりに、各防御プレイヤーは自分がコントロールするクリーチャーを好きな数だけ選び、自分を防御プレイヤーとさせている攻撃しているクリーチャーの数に等しい束に分ける。そのプレイヤーがコントロールする、追加でクリーチャーをブロックできるクリーチャーは、追加の束に加えてもよい。それぞれの束を無作為に異なる攻撃しているクリーチャーの1つに割り当てる。その束にあるクリーチャーのうち、その割り当てられた束のクリーチャーをブロックできる各クリーチャーはブロックする。(束は空にできる。)
現状のOracleは上記のように『攻撃クリーチャーのどれかを無作為に』選択するようになっており、カードゲームとしてどうやって選ぶべきか悩むだろうが、もともとのカードのテキストでは以下のように普通にカードだけで表現できるようになっていた。 (以下、カードテキスト意訳) あなたは攻撃クリーチャーを裏返しにし、順番を自由にいれかえて並べる。 防御プレイヤーはそれに好きなようにブロッカーを割り当て、その後攻撃クリーチャーを表に戻す。 飛行クリーチャーを非飛行クリーチャーがブロックするような不正なブロッカーは戦闘から除外される。
やりたかった/表現したかったのは『攻撃者達はカモフラージュしているので、数はわかるがその正体はわからない。だからブロックできそうな者たちを適当に割り当てなさい』というようなこと。 その意味で、後の変異の原型とも言えるし、その変異のとばっちりをうけてプレイアビリティが低下したカード、とも言える(元カードの『裏返しに置く』ができなくなったので、このテキストになった)。
現在のテキストおよび効果を見るとまるで『混乱の色の赤』のような代物だが、以前のテキストならそのフレーバー通りの緑っぽさがあるのが面白い。
- 元のテキストでは、攻撃クリーチャーにトークンがいた場合に少し困ったことになっていた。
- このカードを使うなら無作為に選ぶための6面ダイスか何かを用意しておくべきだろう。
- 『完全カード辞典』の非公式訳では「無作為に」が抜けてしまっており、何がしたいのか分からないテキストになっている。この効果は無作為に選ばれなければ意味を成さないのだ。