領界路/Omenpath
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領界路/Omenpathとは、カルドハイム/Kaldheimで見られるポータル/Portalの一種[1]。後に多元宇宙/Multiverse全域で発生するようになった[2]。
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カルドハイムの領界路
カルドハイムの領界路は小次元である領界/Realm同士を繋ぐ通路である。領界が世界樹上を移動すると、自然に発生することがある。
ある領界の住民は、領界路を使って別の領界に辿り着くことができる。これは、風景にきらめく光を歩いて通り抜けるくらい簡単なこともあるが、中にはもっと危険な領界路もあり、揺れ動くトンネルを這って進んだすえ、見知らぬ領界の山頂に思いがけず躍り出ることもある。ひとたび領界間に領界路が開けば、一部の強大な魔道士はそれを意のままに閉じたり、再び開いたりすることができる。領界路が開くのは、多くの場合、暴力的なドゥームスカール/Doomskarとして二つの領界が重なり合う前兆だ[3]。
多元宇宙の領界路
新ファイレクシア/New Phyrexiaとの決戦の中で、久遠の闇/Blind Eternitiesは大きく引き裂かれ、次元/Plane同士を繋ぐ領界路が出現するようになった。
ファイレクシアの世界樹「次元壊し/Realmbreaker」の枝により直接作られたものも存在するが、大部分の領界路は侵略よりも後に発生したものである。領界路の種類は多岐にわたり、常に開き続けているものもあれば、特定の時間や条件により開くものもある。大きさの大小や、永続的か一時的などにも個性はあるが、いずれの領界路にも言えることは、ほとんどの次元はその存在に気付いていないということだ。
領界路を用いて次元間を移動することは、プレインズウォークによるものよりもはるかに時間がかかり、道のりも過酷なものとなる。全ての次元同士が直接繋がっているわけではないので、果てしない時間を要する旅になることもある。だがその出現は、大修復/The Mending以後の多元宇宙において、プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを持たぬ者(あるいは失った者)が再び次元間を渡れるようになったということでもある[4][5]。
余談
- 原語版の名称はOmen(前兆)+Path(道)であり、「領界」要素は存在しない。日本語名はカルドハイムにおける機能を元にした意訳であるが、結果として次元同士を繋ぐものとしてはやや違和感のある訳になってしまった。
脚注
- ↑ Episode 4: Into the Demons' Realm/メインストーリー第4話:デーモンの領界へ(Magic Story 2021年1月27日 Roy Graham著) - ケイヤ/Kayaが領界路(カルドハイム)を指してポータルと呼称
- ↑ March of the Machine: The Aftermath | She Who Breaks the World/ストーリー第1話 世界を切り開く者(Magic Story 2023年5月1日 Grace P. Fong著) - 領界路(多元宇宙)をポータルと呼称
- ↑ Planeswalker's Guide to Kaldheim, Part 1/プレインズウォーカーのためのカルドハイム案内 その1(Feature 2021年1月8日 Ari Zirulnik and Jenna Helland著)
- ↑ No Sparks Allowed – Aftermath Lore ft Rhystic Studies || Elder Dragon Social Club(Youtube、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト公式スポンサード動画 2023年5月11日 28:01~より該当部分)
- ↑ Doing the Aftermath/『決戦の後に』をする(Making Magic 2023年5月3日 Mark Rosewater著)