ロウクスの粗暴者/Rhox Brute
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多色であることくらいしかデメリットがない。ペナルティ能力なしの4マナ4/4も珍しくなくなってきたが、流石にコモンでは緑でも初。リミテッドにおける非常に強力な戦力。
- ギルド門侵犯で上位互換のゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampagerが登場した。また基本セット2014ではコストが(2)(緑)(緑)と単色になった轟くベイロス/Rumbling Balothが登場している。こちらを投入するなら多色シナジーを生かしたい。
開発秘話
このカードはプレイテスト時に「Square(従者)」と呼ばれていて、プレイテスト用コピーのイラスト枠内にはTom LaPilleによる1人の従者が描かれていた。Tomはこのイラストを手元に残しておらず残念だと語っている。(→公式記事Collisions in Multiverse, Part 1参照)
ストーリー
古い生き方を捨て去って今までにない新たな生き方を切り開く者たち、異端者(The Heretics)に分類されるカードの1つ。
ロウクスの粗暴者/Rhox Bruteは原始的なジャンド/Jundの世界を訪れたことで、野蛮な血が呼び覚まされたロウクス/Rhoxの戦士(イラスト)。バント/Bantの堅苦しい社会の束縛から抜け出し野性的な生き方を選んだ。今では輝くバント兵士の鎧は骨や革などのジャンド風装束と混ぜこぜになっている。ストーリーではDollun Spinebreaker(背骨折りのドルン)が登場している。(→公式記事Choices in the New Alara、Gold Records参照)
- フレイバー・テキストの「rhoxes take up arms with the savages of Jund」を日本語版では「ロウクスが武器を取ってジャンドの蛮人に立ち向かう」と解釈しているが、これは明らかな誤り。「ロウクスがジャンドの蛮人と共同戦線を張る」くらいが正しい。つまり、フレイバー・テキストの人物ジャーナン/Gernanは、既成の枠を超えたロウクスの姿に「この選択の中にこそ知恵がある/the wisdom in their choice」と評価している。
"In this new world, I have seen the once-devout rhoxes take up arms with the savages of Jund. I would be offended, but I see the wisdom in their choice."― Gernan, Dawnray archer
「この新しい世界で、かつては信心深かったロウクスが武器を取ってジャンドの蛮人に立ち向かうのを見てきたよ。怒られるかもしれないけど、この選択の中にこそ知恵があると思うね。」― 暁の光の射手、ジャーナン