プリズマリ大学/Prismari College
提供:MTG Wiki
- シルバークイル大学/Silverquill College(白黒)
- プリズマリ大学/Prismari College(青赤)
- ウィザーブルーム大学/Witherbloom College(黒緑)
- ロアホールド大学/Lorehold College(赤白)
- クアンドリクス大学/Quandrix College(緑青)
プリズマリ大学/Prismari Collegeは、ストリクスヘイヴン/Strixhavenに属する五つの大学の一つ。色は青赤。
目次 |
概要
精霊術/Elemental Artsの大学。モットーは「精霊とともに自己表現を/Express yourself with the elements」。
ストリクスヘイヴン/Strixhavenの芸大生であるプリズマリの魔道士は、魔法と芸術を区別しない。彼らの呪文はありのままの創造性のショー、華麗で派手な魔法の傑作だ。プリズマリの学生は自然要素魔法を用いて、自分が何者なのか、自分が世界をどう見ているのかを表現する。複数の自然要素を用いることもしばしばだ。炎、氷、水、風、土、石、稲妻、熱、冷気、雪、竜巻、地震、純粋なエネルギーの轟く脈動――あらゆる自然要素の力がプリズマリの着想元や伝達手段となり得る。
二面性
プリズマリは相反する信念と魔法によって構成されている。魔道士は両方の色の魔法を体現でき、その側面や呪文を組み合わせて独自のアイデンティティとすることができる。
青
プリズマリの青の面は、芸術の訓練と研究、視覚化、正確な技術、芸術論を扱う。もちろん、プリズマリの青の魔道士の多くは精霊術師/Elementalistだ――すなわち、青に属する分野の自然要素魔法に専念する芸術家だ。雲術師/Cloud conjurer、霧魔道士/Mistmage、風術師/Zephyrist、空絵師/Skybrusher、旋風の名手/Vortex virtuoso、水織り/Waterbinder、氷刻み/Ice sculptor、色彩跳ね/Huesplasher――これらは皆、大気や水などの自然要素を通して芸術を表現する魔道生徒/Mage-studentと教授/Professorたちだ。それ以外にも、エイスマンサー/Aesthemancerや複合術師/Compositionistは、美の抽象的な原理を研究する。光彩占者/Splendor divinerや風景術師/Vistamancerは、美しい風景や個人の視界の中に真実を見出す。 作品術師/Opusmancerや熟達の創造者/Master creatorは、巨大で派手な魔法効果を作り出す。前衛守り/Avant-guardianは、概念的で直観に反する美しさの飛躍を利用する。
赤
青と同様に、赤に属するプリズマリの魔道士の多くはある種の精霊術師だ。地彫師/Geosculptor、炎叫び/Flameshouter、溶岩使い/Lava maven、燃えさし描き/Emberbrush、石曲げ/Stonebender、稲妻幻視者/Electrovisionary、嵐描き/Stormpainter――これらは皆、炎や土などの自然要素を通して自らの感情の真実を表現する。それ以外にも、美観魔道士/Spectacle mageや驚異細工師/Wonderworkerは、驚くべき嵐の展示品を空に放つ――多くの場合は、危害をもたらすのではなく楽しませたり気晴らしになったりするものだ。心狂い/Heartragerは、内なる創造の炎を個人的な強さに変え、霊感繋ぎ/Muse channelerは、自らの瞬間的な閃きの爆発を他者に投影する。法燃やし/Ruleburnerや暴風の革新者/Blast innovatorは、その芸術を用いて固定観念や慣習を(そしてかなりの頻度で財産を)打ち砕く。
重要地点
コンジュロート・ホール/Conjurot Hall
聳え立つ構造物で、最上階はガラス張りの展望台となっており、絶えず移り変わる自然要素のエネルギーの流れに取り囲まれている。芸術魔道士/Artist-mageはコンジュロートの主塔から何マイルも見渡すことができ、その眺望は多くの芸術作品に着想を与えた。
オパス歩道/Opus Walk
キャンパスの中央建造物群を貫く曲がりくねった道で、道沿いには何百ものプリズマリの自然要素作品が展示されている。特に有名な魔法芸術のいくつかは何世紀もオパス歩道に展示され続けているが、一方でごく短い瞬間しか持たない儚い創造性の爆発もある。
暴風区画/Furygale
プリズマリのキャンパスにおける悪名高い区画。ここでは過去の芸術魔道士が廃棄した何千もの作品が、長い年月をかけて融合している。護法と警告標識で立ち入り禁止となっている暴風区画は、絶えず変化する魔法エネルギー、氷と大気と炎の暴風、はぐれエレメンタルといったいくつかの区域から成る。ここは本質的に危険だが、野生的な創造の着想の源でもある。そしてその危険にもかかわらず、お偉方に邪魔されず決闘を行いたい学生たちに人気のスポットであり続けている。
マスコット
プリズマリの魔道士にとって、エレメンタル/Elementalは生ける芸術の一形態だ。魔道士はありのままの自然要素の融合から芸術的な殻を彫り上げ、それから生ける自然要素のエネルギーを呼び出してその殻の中に住まわせる。その結果、崇高な感情を表現できる強力な生物が生まれる……無茶苦茶な破壊を引き起こすこともあるが。プリズマリのエレメンタルの内側の核は、炎、風、氷、水、溶岩、固体の岩石などの荒れ狂う力となることもあり得る。
キャラクター
- ガラゼス・プリズマリ/Galazeth Prismari - 創始ドラゴン/The Founder Dragonsの一体で、プリズマリの創設者。
- ユヴィルダ/Uvilda - 学部長/Deanを務めるジン。
- ナサーリ/Nassari - 学部長を務めるイフリート。
- ルーサ・スコールハート/Rootha Squallheart - オークの魔道生徒/Mage-student。
- ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith - 人間のプレインズウォーカー/Planeswalker。女性。ウィルとは双子。
- ウィル・ケンリス/Will Kenrith - 人間のプレインズウォーカー。男性。ローアンとは双子。
ゲームでの特徴
色は青と赤。固有のクリーチャー・トークンは、青赤の4/4のエレメンタル。
派手なショーとなる芸術作品を作り上げるフレイバーから、「重いインスタントやソーサリー」がテーマとなっている[1]。そのサポートとして、宝物・トークンを生成するものや、呪文を唱えるためのコストを減らすものも存在する。
登場
登場作品・登場記事
- The First Lesson: Introduction to Strixhaven/初回授業:ストリクスヘイヴン入門(Feature 2021年2月18日 Blake Rasmussen著)
- A Cry of Magic/サイドストーリー第1話:魔法の叫び(Magic Story 2021年3月26日 Aysha U. Farah著)
- Planeswalker's Guide to Strixhaven/プレインズウォーカーのためのストリクスヘイヴン案内(Feature 2021年4月1日 Doug Beyer and Ari Zirulnik著)
その他
- Prismariの名の由来はprism(プリズム)だろう。
- ラヴニカ/Ravnicaのギルド/Guildが2色の理念の共通する部分に基づくのに対し、ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学は2色の理念の対立する部分に基づく。プリズマリは芸術の大学であり、芸術の目的とは人々を考えさせるものなのか(青)、感じさせるものなのか(赤)について内部対立がある[2]。
- Mark Rosewaterによれば、プリズマリに当てはまる現実の大学の専攻科目は絵画、音楽、ダンス、演劇、ファッションデザイン、インテリアデザイン、彫刻である[3]。
脚注
- ↑ In the Strixhaven, Part 2/『ストリクスヘイヴン』にて その2(Making Magic 2021年4月5日 Mark Rosewater著)
- ↑ In the Strixhaven, Part 1/『ストリクスヘイヴン』にて その1(Making Magic 2021年3月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ Hi mark, I really enjoyed your list of witherbloom...(Blogatog 2021年3月29日)