狡猾の宮廷/Court of Cunning
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エンチャント
狡猾の宮廷が戦場に出たとき、あなたが統治者になる。
あなたのアップキープの開始時に、望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを2枚切削する。あなたが統治者であるなら、代わりに、それらのプレイヤーはそれぞれカードを10枚切削する。(カードを切削するとは、自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置くことである。)
あなたを統治者に据える青の宮廷。アップキープごとに望む数のプレイヤーのライブラリーを2枚切削し、あなたが統治者であるなら代わりに10枚切削する。
統治者カードにありがちだが、ライブラリー総枚数が多く統治者も奪い返されやすい統率者戦よりも、1対1対戦の方で威力を発揮してしまう。10枚ずつという脅威の継続切削効率を誇るため、戦闘ダメージさえ数ターン防ぎ続けられればタワーデッキ相手でも無い限りすぐライブラリーを空にできる。ここまで削れる枚数が多いと、デッキ構成をライブラリーアウトに寄せる必要も薄く、例えデッキにこれ1枚だけでも充分コントロールの高クロックフィニッシャーたりうる。また、切削対象は望む数のプレイヤーから同時になので、対戦相手のライブラリーアウトを狙いつつ、同時に研究室の偏執狂/Laboratory Maniacなどのセルフライブラリーアウト勝利への勝ち筋を進行させていく事をも可能としている。
ひとたび統治者を奪われてしまうと、一転して威力が1/5と大幅に減じて単独で削り切るのがかなり苦しくなる。だが同時にそれは対戦相手に統治者ドローが渡ると言う事でもあり、結局通常ドローも含め毎ターン4枚ずつライブラリーが減っていく状態に持ち込めるので、結局それだけでもそこそこ悪くないライブラリー破壊効率が維持されているのが嫌らしい。
関連カード
サイクル
統率者レジェンズの宮廷サイクル。ダブルシンボルのエンチャントで、あなたを統治者にするETB能力と、あなたが統治者であるなら効果が強化される、あなたのアップキープの開始時に誘発する誘発型能力を持つ。稀少度はレア。
- 恩寵の宮廷/Court of Grace
- 狡猾の宮廷/Court of Cunning
- 野望の宮廷/Court of Ambition
- 激憤の宮廷/Court of Ire
- 報奨の宮廷/Court of Bounty