暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi
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伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) ドラゴン(Dragon)
飛行
あなたのアップキープの開始時に、あなたが(黒)(赤)(緑)を支払わないかぎり、暴虐の覇王アスマディを生け贄に捧げる。
(黒):暴虐の覇王アスマディはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
(赤):暴虐の覇王アスマディはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
(緑):暴虐の覇王アスマディはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
伝説のエルダー・ドラゴンの1体。赤を中心とする3色で、3色どれでもパンプアップができる。後のヴィーアシヴァン・ドラゴン/Viashivan Dragonのように色毎に修整が異なっていたりはせず、すべて同じ効果である。今なら「(黒)または(赤)または(緑):〜」と書かれていたかもしれない。
何にせよ、アップキープ・コストの為にあまり多くのマナをかけられないのが現実だろうか。素出ししたならそれでも充分なマナがあるとは思われるが。
ほとばしる魔力/Mana Flareなどを利用すれば、素早くプレイできるうえ、アップキープ・コストを支払った余りのマナを全てパンプアップに注ぎ込める。
名前に冠された "vaevictis" はラテン語の "vae victis" であり、"woe to the conquered" 「哀れなるかな、敗残者」に相当する。これは、ガリア人の将軍ブレンヌス(Brennus, 職名ともいわれる)が軍を率いてローマに攻め入り土地の大半を征服したエピソード(390BCごろ)に由来し、ローマ側が賠償を渡す代わりにガリア軍の撤退を要求したが、元老院が賠償を値切ろうとしたため、ブレンヌスが怒りで秤を壊した時に叫んだ言葉とされる。「暴虐の覇王」という訳は、このエピソードを考慮に入れた名訳であるといえよう。
サイクル
レジェンドの、伝説のエルダー・ドラゴンサイクル。クロニクルとMasters Edition 3で再録された。
- アルカデス・サボス/Arcades Sabboth
- クロミウム/Chromium
- ニコル・ボーラス/Nicol Bolas
- 暴虐の覇王アスマディ/Vaevictis Asmadi
- パラディア=モルス/Palladia-Mors