ナイトメア/Nightmare

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ナイトメア/Nightmareは種族の一つ。いくつかの次元/Planeに棲息する。

目次

イコリア

イコリア/Ikoriaのナイトメアは、この次元/Planeに多数存在する怪物の一種で、インダサ/Indathaの支配的な怪物相。

ナイトメアはその名が示すように、人間/Humanの最も暗く最も原始的な恐怖を刺激する存在(あるいは、もしかしたらそういった恐怖の肉体的な具現)である。彼らは夜、インダサの影に満ちた丘、森、低地じゅうで狩りを行い、その眼(時には十個もある)が暗闇の中で輝く。彼らは獲物をつけ狙うことを心から楽しんでいるようだ。ナイトメアの襲撃を生き延びた者の中には、この怪物は実際に恐怖そのものを喰らっていたと断言する者もいる。

ナイトメアの怪物相は形も大きさも実に様々だが、いくつかの印象的なほど恐ろしい解剖学的特徴のおかげで、容易に見分けることができる。ナイトメアは通常よりも多くの付属器官を持っていることが多く、それは細長い腕であったり、しなやかな尾であったりする。彼らはほぼ必ず余剰の眼を持ち、時には頭部以外の場所についていることもある(眼が全くないものもいるが)。

とある兵士の言葉によれば、ナイトメアを見分ける最も簡単な方法は、それが最悪のタイミングでどこからともなく現れることだという。

言葉を濁すつもりはない――ナイトメアとの交流を求めるのはあまりお勧めできない。彼らは遠くから観察するぶんには驚くべき存在だが、その仲間の中で最も可愛いものでさえ、予想以上に致命的になり得る。ナイトメアとの繋がりを築くことに成功した眷者/Bonderは、最も勇敢な者たちだ。

重要キャラクター

ダスクモーン

ダスクモーン/Duskmournのナイトメアは、精神が実体化した具現/Manifestationの一種。姿かたちは様々。

個人の恐怖や恐れを具現化した実体であり、生存者/Survivorの精神から自発的に生み出される。すべてのナイトメアは個別的で、それが象徴する恐怖に特有である。すなわち、同じナイトメアは二つと存在しないということだ。複数の人物が同じナイトメアを生んだ場合、複数の実体が具現化するのではなく、当該のナイトメアの大きさと力がそれに比例して増大する。一人の人物が、複数の異なるナイトメアに寄与する原因となることもある。

ほとんどのナイトメアは無意識のうちに具現化するが、時にヴァルガヴォスの教団/The Cult of Valgavothの信者が意図的に自らの恐怖を館に喰わせ、新たなナイトメアを生み出すこともある。信者たちは館が探し回れるよう、抑圧された潜在意識を喜んで開放するため、このようなナイトメアは最も恐ろしく歪んだものとなる。

ナイトメアはひたむきな存在で、自らを作り出した者だけを標的にする。それらは犠牲者を殺すことを目的としているのではない。代わりにそれらが望むのは、自らが体現している恐怖をその者に再び体験させることだ。ナイトメアに捕らえられた者は、ナイトメアの体内に引きずり込まれ、そこで終わりなき恐怖と生きることを強いられる。

ナイトメアにはそれぞれ、その核となる概念特有の弱点があり、したがって克服手段も異なる。歯が抜け落ちることを体現したナイトメアは接着剤でくっつけなければならないかもしれないし、嘲笑を体現するナイトメアは猿ぐつわで閉じる必要があるかもしれない。ナイトメアを克服することで、その支配力は弱まる。すなわち、その弱点を充分に利用することで、最終的にはそのナイトメアから完全に解放されることができるのだ。

関連ページ

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ダスクモーン

参考

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