夜呑みモロイ/Nightdrinker Moroii

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飛行と変装を持つ頭でっかちな吸血鬼。ETBでライフロスしてしまうペナルティ能力を持つが、変装を経由すれば無視できる。

素出しでは屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudderが1マナ重くなった代わりにパワーが1上昇したものと考えれば（タフネスは落ちているが）リミテッドではそれほど悪くはないが、もっとも変装を使わずに素出しする意味は殆ど無い。

状況としてあるとすれば、ブロックしなかったら負けの状況で、対戦相手に飛行を持つトランプルなしのタフネス４以下でパワー４以上のクリーチャーをブロックする為以外にはなく、その状況では、ブロックで相討ちにとれたとしても、３ライフロスで瀕死になる為、返しで勝てなければかなり緊い。

また３か４ターン目に４マナ出せるようになった直後でも、３ライフロスして素出しで出すより、変装を経由すればライフを失わずに済み、護法により一時的に単体除去に強くなり、対戦相手のフライヤーを奇襲的にブロックして討ち取ったり、飛行を持つブロッカーがいなくなった隙に攻撃前に正体を現して地上クリーチャーをすり抜けたりと便利に扱える。

その為素出しは、パワー４のクリーチャーを出すとか、マナ総量４のクリーチャー･呪文を唱えるとかがギミックになっているのでなければ意味はないのだが、構築では基本的にフレンチ・バニラでしかなく、マナレシオについても構築の基準ではそう高くなく、タフネスが低く火力に弱いといった短所もあり、そういう意味ではもっと強い候補が沢山ある。

変装コストに対するパワーが、狩り立てられた暴骨/Hunted Bonebruteの次に高いという特徴があるので、火炎術の演出者/Pyrotechnic Performerを軸にしたデッキなら５枚目の狩り立てられた暴骨として採用の余地はある。

• 単色になり、タフネスが半減したモロイ/Moroii。ペナルティでライフが減る点も同様だが、こまめに払うか一括払いかの違いもある。

参考

• カード個別評価：カルロフ邸殺人事件 - アンコモン