ヴァーチャイルド/Varchild
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ヴァーチャイルド将軍/General Varchildはアライアンスのフレイバー・テキスト初出のキャラクター。
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解説
氷河期末期から”雪解けの時”/The Thawに活躍した、地方出身のキイェルドー/Kjeldorの騎士。人間女性。キイェルドーの戦い/The Battle of Kjeldorで右頬に稲妻のような傷痕をつけた、金色の鎧を身に纏う戦士。Omen of Fireのイラストが彼女だと思われる。
兄弟1人をバルデュヴィア/Balduvia人の襲撃で失い、飛空騎士/Skyknightのおじをバルデュヴィアの射手に射殺されている。そのため通常のキイェルドー人にもましてバルデュヴィア人への強い偏見と憎しみを持ち、キイェルドーの衛兵となったその時から、仇の蛮族と戦い続けてきた。
その後、キイェルドー騎士の隊長(Captain)に昇格。軍の最高実力者アヴラム・ガリースン/Avram Garrissonの補佐官(aide)を務める。2934AR、ストロームガルド騎士団と同陰謀団によるダリアン王の暗殺計画を阻止した功績から、長年空席だったキイェルドー国軍の将軍となる。
何よりも先ず”愛国者”である彼女はリム=ドゥール/Lim-Dulの脅威に対抗するため、個人的な憎悪を捨ててバルデュヴィアと共同戦線を張る。バルデュヴィアの酋長ロヴィサ/Lovisaですら、個人的には好きにはなれない人物だがその戦術は侮り難し、と認める戦上手。兵士たちの信望も厚い。
フレイアリーズの世界呪文/Freyalise's World Spell後、キイェルドーの将軍として名がまだそれほど知られていなかった頃、バルデュヴィアのオークの部族を討伐した記録が残されている。オークたちにとっても恐るべき戦術家であったようだ(The Crucible of the Orcsの記述が元。ただし、The Shattered Alliance以前の短編なので、後の設定と食い違う部分あり。例えば、氷河期が終わって100年後の「新将軍ヴァーチャイルド」や、その時点でも「敵対しているキイェルドーとバルデュヴィア」など)。
しかし”雪解けの時”では、ダリアン王のキイェルドー・バルデュヴィア同盟政策に反発。キイェルドーの戦いから15年後ダリアン王再婚の機に、自分の戦死を偽装して姿を消し、密かに反バルデュヴィアのゲリラ活動を組織する。キイェルドー軍に同調者は多く、作戦行動中の行方不明者や戦死者を装って続々と活動に参加する者が増え、やがて彼女の兵力は無視できないものになっていった。反乱軍としてバルデュヴィアの隊商や交易地を襲撃する彼女らのモットーは「キイェルドー人のためのキイェルドー」、皮肉にも仇敵ストロームガルド騎士団と同じである。
激動の新時代に適応できなかった、悲しき古いキイェルドー人の代表者と言えるだろう。
登場
登場カード
- アライアンス(フレイバー・テキストに登場)
- Agent of Stromgald、バルデュヴィアの大軍/Balduvian Horde、Balduvian War-Makers、Carrier Pigeons、Enslaved Scout、まやかしの死/False Demise、Martyrdom、Omen of Fire、増援/Reinforcements、Soldier of Fortune、Varchild's Crusader、Veteran's Voice、Whirling Catapult、Wild Aesthir
- アライアンス(カード名に登場)
- Varchild's Crusader、Varchild's War-Riders
登場作品
- The Crucible of the Orcs(The Colors of Magicの短編)
- The Eternal Ice(小説)
- The Shattered Alliance(小説)
訳語
「General Varchild」は、コールドスナップのテーマデッキでアライアンスの増援/Reinforcementsが日本語化された際、初めて「ヴァーチャイルド将軍」と訳語が充てられた。