ラース/Rath
提供:MTG Wiki
ラース/Rathは次元/Planeの1つ。
ファイレクシア/Phyrexiaがドミナリア/Dominaria侵略の前線基地として創り出した人工次元。ファイレクシア軍の要塞/Strongholdがあり、代々エヴィンカー/Evincarと呼ばれる支配者が統治してきた。
ドミナリアに隣接しているにも関わらず、誕生から数千年の間プレインズウォーカー/Planeswalkerにすらも気付かれなかったのは、エヴィンカーのおかげである。
5000m級死火山の火口内に作られた要塞は、そのほとんどが流動石/Flowstoneと呼ばれる物質の製造プラントとなっている。この流動石によりラースの大地は地図が役に立たないほどにたえず形を変え続け、世界そのものも拡張されている。
ラースの障壁は、通常は地上から約300メートルのところで全体をすっぽりと包み、エネルギーの充満した(通常の次元とは桁違いの破壊力を持つ)雷雨のような姿になっている。この障壁は非常に不安定で、通常の高さから急に地表まで下降することもある。また、不安定化が原因で放出された膨大なエネルギーによってドミナリアとの間にポータル/Portalが開き、スカイシュラウド/Skyshroudなどの地形や住人そのものをほんの一瞬で引きずり込む(天候の変化を局地的な魔法の余波と思い、移動したことに何日も気付かないことも)。ラースに自然があるのは、ドミナリアから引きずり込んだからである。また、ドミナリアとラースの隙間には、実体のない影の世界がある。
後にラースの被覆/Rathi Overlayによりラースは次元ごとドミナリアに転移した。
また、ウェザーライト/Weatherlight号がこのラースから脱出するためにアーテイ/Ertaiが開いたのが移ろいの門/Erratic Portalである。