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| {{#card:The Antiquities War}} | | {{#card:The Antiquities War}} |
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− | [[テリシア/Terisiare]]で始まり、その後の[[ドミナリア/Dominaria]]の歴史を大きく変えた[[兄弟戦争/Brothers' War]]を描いた[[英雄譚]]。[[アーティファクト]]に関連した2つの章能力を持つ。 | + | [[テリシア/Terisiare]]で始まり、その後の[[ドミナリア/Dominaria]]の歴史を大きく変えた[[兄弟戦争/Brothers' War]]を描いた[[英雄譚]]。 |
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| ;I,II- | | ;I,II- |
− | :[[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]の+1[[忠誠度能力]]とほぼ同じ[[効果]]([[ライブラリー]]に戻す順序が[[無作為に]]なっている)の限定的な[[アーティファクト]][[サーチ]]。5枚掘り下げるのでサーチ力も低くなく、IIまで進めば[[カード・アドバンテージ]]が得られる可能性がある。 | + | :[[ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas]]の'''+1能力'''とほぼ同じ効果。ただしこちらは[[ライブラリー]]に戻す順序がランダム。5枚掘り下げるので[[サーチ]][[能力]]も低くなく、IIまで進めば[[カード・アドバンテージ]]が得られる可能性がある。 |
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| ;III- | | ;III- |
− | :あなたの[[コントロール]]するアーティファクトを、1[[ターン]]のみ5/5の[[クリーチャー化]]する豪快な能力。
| + | :[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]の奥義と同じ効果。[[手掛かり]]や[[宝物]]などの[[生成]]しやすいアーティファクト・[[トークン]]を並べておくことで、あっという間に[[クロック]]が膨れ上がる。 |
− | :[[求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker]]の-5忠誠度能力と同じ効果。下準備が必要な上に[[誘発]]のタイミングが選べないという欠点があるものの、[[マナ・コスト]]に対して得られる打点がかなり大きく、[[忠誠度]]を減らすことが比較的容易な[[プレインズウォーカー]]の奥義と比べて妨害も難しいため、[[対戦相手]]にとっては大きなプレッシャーとなる。 | + | |
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− | [[構築]]では、[[軽い|軽量]]アーティファクトや、[[宝物]]などの[[生成]]しやすいアーティファクト・[[トークン]]を使用した専用デッキで運用することになるだろう。4マナというマナ・コストや、III章まで時間を要する点から、[[コントロールデッキ]]での使用が最適か。登場時の[[スタンダード]]にはアーティファクトをテーマとして扱った[[カラデシュ・ブロック]]、宝物を扱った[[イクサラン・ブロック]]が同居しているのが追い風。
| + | {{未評価|ドミナリア}} |
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− | スタンダードでは[[ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza]]とともに[[即席 (デッキ)#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|即席デッキ]]を成立させた。
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− | [[レガシー]]では[[ボンバーマン]]のアドバンテージ源・[[フィニッシャー]]として採用されるほか、[[青単色デッキ|青単]]型の[[ペインター・グラインドストーン]]にも採用される。
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| ==ストーリー== | | ==ストーリー== |
− | '''アンティキティー戦争'''/''The Antiquities War''とは「古代遺物の戦争」という意味で[[兄弟戦争/Brothers' War]]のことである。共に優れた[[工匠]]であった[[ウルザ/Urza]]と[[ミシュラ/Mishra]]はお互いの持つ[[パワーストーン/Powerstone]]を巡って諍い始め、やがて発掘によって獲得した[[スラン/Thran]]の技術を使った兵器[[ドラゴン・エンジン/Dragon Engine]]まで投入した大戦争へ発展してしまう。 | + | '''アンティキティー戦争'''/''The Antiquities War''とは「古代遺物の戦争」という意味で兄弟戦争/Brothers' Warのことであるが、ドミナリアの住人のほとんどはこの戦争を「アンティキティー戦争」と呼んでいる。(またあえて[[アンティキティー]]という名を使うことで、新たな[[プレイヤー]]にエキスパンションの名前を覚えてもらう意味もある。)<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030501/ 『ドミナリア』での話 その1](Making Magic 2018年4月16日)</ref> |
− | *{{Gatherer|id=444275}}には、[[Weakstone]]と[[Mightstone]](中央)、[[コイロスの守護者/Guardians of Koilos]](左下)、[[ドラゴン・エンジン/Dragon Engine]](右下)が描かれている。
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− | *後に、[[兄弟戦争/The Brothers' War]]として別の英雄譚が作られている。
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− | ==名称==
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− | このカード名が「兄弟戦争/Brothers' War」でない理由は、現代ドミナリアの住人のほとんどはこの戦争を「'''The Antiquities War(アンティキティー戦争)'''」と呼んでいるからである(また、あえて[[アンティキティー]]という名を使うことで、新たな[[プレイヤー]]に[[エキスパンション]]の名前を覚えてもらう意味もある)<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/stories-dominaria-part-1-2018-04-16 Stories from Dominaria, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030501/ 『ドミナリア』での話 その1](Making Magic [[2018年]]4月16日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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− | これは[[ウルザ/Urza]]の妻である[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]王女によって、兄弟戦争を記した「''The Antiquities War''」という著作が後世に伝えられたためであろう。
| + | 共に優れた工匠であった[[ウルザ/Urza]]と[[ミシュラ/Mishra]]はお互いの持つ[[パワーストーン/Powerstone]]を巡って諍い始め、やがて発掘によって獲得した[[スラン/Thran]]の技術を使った兵器[[ドラゴン・エンジン/Dragon Engine]]まで投入した大戦争へ発展してしまう。 |
− | *同名のコミックシリーズ[[Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering|The Antiquities War]]は、カイラの著作を[[テイザー/Taysir]]が翻訳し、注釈として解説と考察を入れたという設定の作品である(続編[[Urza-Mishra War on the World of MAGIC: the Gathering|Urza-Mishra War]]も同様)。 | + | *{{Gatherer|id=444275|イラスト}}には、[[Weakstone]]と[[Mightstone]](中央)、[[コイロスの守護者/Guardians of Koilos]](左下)、[[ドラゴン・エンジン/Dragon Engine]](右下)が描かれている。 |
− | *[[ウルザズ・サーガ]]期以降のウルザを主人公とする諸小説でも、カイラの「The Antiquities War」は幾度となく言及されている(ただし、小説[[The Brothers' War]]序文と小説[[Planeswalker]]では「The Antiquity Wars」表記)。 | + | *兄弟戦争の記録は書物として[[アルガイヴ/Argive]]に広く伝わっており、その書名も「[[Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering|The Antiquities War]]」である。ウルザの妻である[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]王女によって著された。 |
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| ==脚注== | | ==脚注== |