「エンバレス/Embereth」を編集中
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==概要== | ==概要== | ||
− | [[赤]]の宮廷。[[#美徳|勇気/Courage]] | + | [[赤]]の宮廷。[[#美徳|勇気/Courage]]を最も重要な美徳とする。紋章は菱形と三本の槍。 |
− | [[エルドレイン/Eldraine#王国/The Realm|王国/The Realm]]中の[[貴族]]は「[[ | + | [[エルドレイン/Eldraine#王国/The Realm|王国/The Realm]]中の[[貴族]]は「[[エンバレス城/Castle Embereth]]」と言うかもしれないが、自分の目で見たことのある人は誰でも、エンバレスを真の城と呼ぶことを怠るだろう。実際、エンバレスを故郷とする[[騎士]]たちは、その誤った呼び名に含み笑いを漏らす。その地の住人にとって、エンバレスとは周囲に広がる自由都市全体を指し、一方で誰かが城と呼ぶ大規模な複合トーナメント施設はその真の名で知られている――'''燃焦苑'''/''The Burning Yard''だ。 |
燃焦苑は競技場、訓練室、観覧席の大規模な集合体であり、[[馬上槍試合/Joust|馬上槍試合]]、レスリング、馬上の乱戦、一対一の戦闘、アーチェリー、その他の武術を目玉とする終わりのないトーナメントを開催している。それは王国中に知られた、敬愛される目的地であり、五つの宮廷すべてから騎士が(あるいは騎士志願者が)この地を訪れ、自分が競技に勝てるかどうかを見定める。参加は、それを申し込むだけの勇気ある者すべてに認められている。 | 燃焦苑は競技場、訓練室、観覧席の大規模な集合体であり、[[馬上槍試合/Joust|馬上槍試合]]、レスリング、馬上の乱戦、一対一の戦闘、アーチェリー、その他の武術を目玉とする終わりのないトーナメントを開催している。それは王国中に知られた、敬愛される目的地であり、五つの宮廷すべてから騎士が(あるいは騎士志願者が)この地を訪れ、自分が競技に勝てるかどうかを見定める。参加は、それを申し込むだけの勇気ある者すべてに認められている。 | ||
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==美徳== | ==美徳== | ||
エンバレスの騎士は勇気こそが最高の美徳であると信じている。勇気を持たずに為したことは何であれ、真の美徳とは見なせないからだ。勇気がなければ、誰も新しいことに挑んだり、技術を向上させたりすることはできないだろう。しかし心に勇気があれば、どんな挑戦も大きすぎるということはない。 | エンバレスの騎士は勇気こそが最高の美徳であると信じている。勇気を持たずに為したことは何であれ、真の美徳とは見なせないからだ。勇気がなければ、誰も新しいことに挑んだり、技術を向上させたりすることはできないだろう。しかし心に勇気があれば、どんな挑戦も大きすぎるということはない。 | ||
− | + | 恐怖と憶病は勇気の敵であり、したがってエンバレスの騎士は恐怖を克服しようと努めている。彼らは賢明にも、恐怖から真に逃れることは不可能であると知っており、その代わりに恐怖は最も価値のある道具であると教えている。空虚な勇気は自分を殺す簡単な方法だが、真の勇気は恐怖という贈り物を達成のための動機として用いる方法を知ることである。エンバレスの騎士はしばしば、最初のアイレンクラッグの騎士であるIanthe(アイアンシー)の言葉を引用する――「恐怖とは、敵が自分の槍にかかるに値することを確認させてくれるものなのだ。」 | |
==騎士== | ==騎士== | ||
エンバレスの騎士は楽観的なことで有名で、正面から向き合えばどんなことでも達成できると固く信じている。彼らは社交的で自信に満ちており、常に新たな経験に挑むことに前向きであるが、特に長生きするわけではない。勇気を示すため、エンバレスの騎士は盾を持ち歩かず、敵の壊れた盾を自らの鎧に組み込むことも多い。 | エンバレスの騎士は楽観的なことで有名で、正面から向き合えばどんなことでも達成できると固く信じている。彼らは社交的で自信に満ちており、常に新たな経験に挑むことに前向きであるが、特に長生きするわけではない。勇気を示すため、エンバレスの騎士は盾を持ち歩かず、敵の壊れた盾を自らの鎧に組み込むことも多い。 | ||
− | エンバレスの騎士は、最も恐ろしい挑戦こそが最も打ち克つ価値のあるものだと信じており、不合理なほどに危険な探索に興味をそそられる。そのためエンバレスの騎士は、弱き心を挫けさせる超自然的な危険に向き合うことに特に熟練している。彼らは怪物的な脅威と戦うことに加え、自身の個人的な恐怖を克服するための探索にも取り組む。騎士は、子供の頃に自分を脅かした[[フェアリー | + | エンバレスの騎士は、最も恐ろしい挑戦こそが最も打ち克つ価値のあるものだと信じており、不合理なほどに危険な探索に興味をそそられる。そのためエンバレスの騎士は、弱き心を挫けさせる超自然的な危険に向き合うことに特に熟練している。彼らは怪物的な脅威と戦うことに加え、自身の個人的な恐怖を克服するための探索にも取り組む。騎士は、子供の頃に自分を脅かした[[フェアリー#ストーリー|フェアリー]]や、母親を連れ去った魔女や、恋人の家に座って押し潰した[[巨人#ストーリー|巨人]]を探し出して討つかもしれない。 |
==遺物== | ==遺物== | ||
− | 燃焦苑は | + | 燃焦苑は'''アイレンクラッグ'''/''The Irencrag''のそばに築かれている――火山の熱で輝く巨大な岩石だ。エンバレスの騎士となるためには、志願者はまずその赤熱する表面が呼び起こす恐怖に向き合い、巨石に自らの剣を突き立てなければならない。真の勇気があるならば、その者は剣を引き抜くことができる。だが憶病であったり恐怖心に邪魔されたりすれば、剣はアイレンクラッグに刺さったままとなる。 |
− | + | エンバレスの騎士が言うところによると、アイレンクラッグは志願する騎士にその者だけが聞こえる声で話しかけ、しばしば勇気を試すためにその者を嘲る。伝説によれば、この嘲りこそがIantheを発奮させて、その石を剣で貫いた最初の者にさせたのだという。ときどき、アイレンクラッグが特に価値ある騎士を見つけると、それはその者の剣に伝説的な名前を授け、永遠に続くその力を吹き込む。 | |
− | + | アイレンクラッグから力を引き出す魔道士は、その潜在力を最大限に振るうために自らの感情を活用しなければならない。これはしばしば炎の魔法として現れるが、エンバレスの魔法のより稀な形は「phobomancy(恐怖術)」、すなわち恐怖を活用する力だ。騎士は戦いの最中に魔法で自らの恐怖心を集中へと変換する、あるいは恐怖を用いて敵を精神的に参らせ気力を奪うことができる。 | |
==統治者== | ==統治者== | ||
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;エルドレインの王権 Brawl Deck | ;エルドレインの王権 Brawl Deck | ||
:[[エンバレスの空焼き/Embereth Skyblazer]] | :[[エンバレスの空焼き/Embereth Skyblazer]] | ||
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====[[フレイバー・テキスト]]に登場==== | ====[[フレイバー・テキスト]]に登場==== | ||
;エルドレインの王権 | ;エルドレインの王権 | ||
:[[馬上槍試合/Joust]]、[[鋼爪の槍/Steelclaw Lance]]、[[馬上槍の練習台/Jousting Dummy]]、エンバレス城/Castle Embereth | :[[馬上槍試合/Joust]]、[[鋼爪の槍/Steelclaw Lance]]、[[馬上槍の練習台/Jousting Dummy]]、エンバレス城/Castle Embereth | ||
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===登場作品・登場記事=== | ===登場作品・登場記事=== | ||
*[[Throne of Eldraine: The Wildered Quest]](小説) | *[[Throne of Eldraine: The Wildered Quest]](小説) | ||
− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-eldraine-2019-10-31 Planeswalkers Guide to Eldraine | + | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-eldraine-2019-10-31 Planeswalkers Guide to Eldraine](Feature [[2019年]]10月31日 [[Chris Mooney]]著) |
==参考== | ==参考== | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |