カカシ

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[[Wikipedia:ja:かかし|カカシ]]とは作物を荒らす動物を追い払うために、田畑に置く仕掛けのこと。漢字で書くと「案山子」。人型のイメージが強いが、それ以外にも巨大な目玉の形をしたものなどがある。その起源は、[[ビースト|獣]]の肉や[[人間]]の毛髪を焼き、その悪臭で動物を追い払う「かがせ」であると言われている(カカシという名前もかがせが転じたものと考えられている)。
 
[[Wikipedia:ja:かかし|カカシ]]とは作物を荒らす動物を追い払うために、田畑に置く仕掛けのこと。漢字で書くと「案山子」。人型のイメージが強いが、それ以外にも巨大な目玉の形をしたものなどがある。その起源は、[[ビースト|獣]]の肉や[[人間]]の毛髪を焼き、その悪臭で動物を追い払う「かがせ」であると言われている(カカシという名前もかがせが転じたものと考えられている)。
  
英語のScarecrowは、そのまま「Scare(恐怖させる)」+「crow(カラス)」であり、「カラスを恐怖させる者」という意味。その言葉通り、不気味でおどろおどろしいデザインのカカシが作られることも多い。日本では「カカシ」というとのどかな田舎の風景が連想されてなんとなくホンワカしたイメージがあるが、英語圏ではむしろ恐怖の象徴のようなイメージが強いらしい。例えば、有名アメコミの『バットマン』や『スパイダーマン』にはカカシをモチーフにした「スケアクロウ」というヴィラン(悪役)が登場する。
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英語のScarecrowは、そのまま「Scare(恐怖させる)」+「crow(カラス)」であり、「カラスを恐怖させる者」という意味。その言葉通り、不気味でおどろおどろしいデザインのカカシが作られることも多い。日本では「カカシ」というとのどかな田舎の風景が連想されてなんとなくホンワカしたイメージがあるが、英語圏ではむしろ恐怖の象徴のようなイメージが強いらしい。例えば、有名アメコミの『バットマン』や『スパイダーマン』にはカカシをモチーフにした「スケアクロウ」というヴィラン(悪役)が登場する。また、スティーブン・キングの短編小説である「トウモロコシ畑の子どもたち」に登場する異形の邪神はまさしくカカシのイメージを肥大化させた姿となっている。そのカカシに対するネガティブなイメージを大きく変化させた童話こそが、ライマン・フランク・ボーム著「オズの魔法使い」であった。
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一方で、スケアクロウは「財産の象徴」として欧米文化に根付いている。漫画「ヨルムンガンド」で同名のコードネームを持つCIA工作員が登場しているが、これは彼の特技である金策能力を評してそのように呼ばれていると推察される。
  
 
;シャドウムーア/Shadowmoor
 
;シャドウムーア/Shadowmoor
 
:シャドウムーアのカカシの大部分は、[[キスキン/Kithkin]]の纏め鍛治によって単純な農作業を行わせるために作られたものである。纏め鍛治はその材料を骨と木材の切れ端だけに惜しみ、それが理由で彼らは不恰好な動きしかできない。最初のカカシ職人は[[ツリーフォーク]]の死骸をその材料に使い、それに込められた怒りが彼らの動きを歪ませているとも云う者もいる。
 
:シャドウムーアのカカシの大部分は、[[キスキン/Kithkin]]の纏め鍛治によって単純な農作業を行わせるために作られたものである。纏め鍛治はその材料を骨と木材の切れ端だけに惜しみ、それが理由で彼らは不恰好な動きしかできない。最初のカカシ職人は[[ツリーフォーク]]の死骸をその材料に使い、それに込められた怒りが彼らの動きを歪ませているとも云う者もいる。
 
:時が経ち農夫が立ち去るかいなくなった後もカカシ達は残された。彼らの幾つかは意図された仕事を続けているが、受け取る者のいない彼らの行動は奇怪で不穏なものに映るだろう。穀物を刈り取るために作られたカカシが闇の中から表れ、鎌の腕を振り上げがらんどうの目であなたが収穫時期かどうか見定めている姿は脅威にしかならない。
 
:時が経ち農夫が立ち去るかいなくなった後もカカシ達は残された。彼らの幾つかは意図された仕事を続けているが、受け取る者のいない彼らの行動は奇怪で不穏なものに映るだろう。穀物を刈り取るために作られたカカシが闇の中から表れ、鎌の腕を振り上げがらんどうの目であなたが収穫時期かどうか見定めている姿は脅威にしかならない。
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:そして、彼らの王は、「The Reaper King」。この言葉は欧米圏では「死神」と同義となっており、クリエイティブ・チームがシャドウムーアのカカシたちに込めたかったイメージを極めて端的に表していると言える。
  
 
==関連リンク==
 
==関連リンク==

2020年1月28日 (火) 20:34時点における版

カカシ/Scarecrowとは、クリーチャー・タイプの1つ。鳥や獣よけに畑に置く人形の一種だが、マジックでは自律して動くクリーチャーである。


Scarecrow (5)
アーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)

(6),(T):このターン、飛行を持つクリーチャーがあなたに与えるすべてのダメージを軽減する。

2/2


Painter's Servant / 絵描きの召使い (2)
アーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)

絵描きの召使いが戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。
戦場に出ていないすべてのカード、呪文、パーマネントはそれの他の色に加えて選ばれた色である。

1/3


Reaper King / 刈り取りの王 (2/白)(2/青)(2/黒)(2/赤)(2/緑)
伝説のアーティファクト クリーチャー — カカシ(Scarecrow)

((2/白)は任意の2マナか(白)で支払うことができる。このカードのマナ総量は10である。)
あなたがコントロールする他のカカシ(Scarecrow)・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
他のカカシがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。

6/6

クリーチャー・タイプ大再編で新設されたクリーチャー・タイプ。Scarecrowわら人形の兵士/Straw Soldiersがこのタイプとなり、その後シャドウムーア・ブロックで大々的に数を増やした。ゴシック・ホラーの世界観を持つ次元/Planeイニストラード/Innistradを扱ったイニストラードおよびイニストラードを覆う影ブロックでも登場したほか、以降も時折新種が追加されている。

わら人形の兵士以外はすべてアーティファクト・クリーチャー。ただし刈り取りの王/Reaper King5色クリーチャーでもある。

Scarecrowや片目のカカシ/One-Eyed Scarecrowはフレーバーに沿ったアンチ飛行の能力を持つ。シャドウムーア・ブロックに登場するカカシはブロックのテーマにそってを参照する能力を持ったものが多い。

部族カードとして、ロード的存在の刈り取りの王/Reaper King、カカシをコストドローする婆カカシ/Scarecrone、対策カードのボガートの放火魔/Boggart Arsonistsが存在する。

伝説のカカシは刈り取りの王のみ。

ストーリー

カカシとは作物を荒らす動物を追い払うために、田畑に置く仕掛けのこと。漢字で書くと「案山子」。人型のイメージが強いが、それ以外にも巨大な目玉の形をしたものなどがある。その起源は、の肉や人間の毛髪を焼き、その悪臭で動物を追い払う「かがせ」であると言われている(カカシという名前もかがせが転じたものと考えられている)。

英語のScarecrowは、そのまま「Scare(恐怖させる)」+「crow(カラス)」であり、「カラスを恐怖させる者」という意味。その言葉通り、不気味でおどろおどろしいデザインのカカシが作られることも多い。日本では「カカシ」というとのどかな田舎の風景が連想されてなんとなくホンワカしたイメージがあるが、英語圏ではむしろ恐怖の象徴のようなイメージが強いらしい。例えば、有名アメコミの『バットマン』や『スパイダーマン』にはカカシをモチーフにした「スケアクロウ」というヴィラン(悪役)が登場する。また、スティーブン・キングの短編小説である「トウモロコシ畑の子どもたち」に登場する異形の邪神はまさしくカカシのイメージを肥大化させた姿となっている。そのカカシに対するネガティブなイメージを大きく変化させた童話こそが、ライマン・フランク・ボーム著「オズの魔法使い」であった。

一方で、スケアクロウは「財産の象徴」として欧米文化に根付いている。漫画「ヨルムンガンド」で同名のコードネームを持つCIA工作員が登場しているが、これは彼の特技である金策能力を評してそのように呼ばれていると推察される。

シャドウムーア/Shadowmoor
シャドウムーアのカカシの大部分は、キスキン/Kithkinの纏め鍛治によって単純な農作業を行わせるために作られたものである。纏め鍛治はその材料を骨と木材の切れ端だけに惜しみ、それが理由で彼らは不恰好な動きしかできない。最初のカカシ職人はツリーフォークの死骸をその材料に使い、それに込められた怒りが彼らの動きを歪ませているとも云う者もいる。
時が経ち農夫が立ち去るかいなくなった後もカカシ達は残された。彼らの幾つかは意図された仕事を続けているが、受け取る者のいない彼らの行動は奇怪で不穏なものに映るだろう。穀物を刈り取るために作られたカカシが闇の中から表れ、鎌の腕を振り上げがらんどうの目であなたが収穫時期かどうか見定めている姿は脅威にしかならない。
そして、彼らの王は、「The Reaper King」。この言葉は欧米圏では「死神」と同義となっており、クリエイティブ・チームがシャドウムーアのカカシたちに込めたかったイメージを極めて端的に表していると言える。

関連リンク

脚注

  1. You Can't Handle the Reaper King(Feature 2008年4月16日 Doug Beyer著)
  2. こぼれ話:『イニストラードを覆う影』 その2/Odds & Ends: Shadows over Innistrad, Part 2Making Magic 2016年4月18日 Mark Rosewater著)

参考

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