「ファイレクシア・マナ」を編集中

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'''ファイレクシア・マナ'''/''Phyrexian Mana''とは、円の中に[[Φ]]([[ファイレクシアの紋章]])が描かれた[[マナ・シンボル]]のこと({{Gatherer|id=398328|カード画像}})。[[新たなるファイレクシア]]で初登場した。
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'''ファイレクシア・マナ'''/''Phyrexian Mana''とは、円の中にΦ([[ファイレクシアの紋章]])が描かれた[[マナ・シンボル]]のこと。[[新たなるファイレクシア]]で初登場した。
  
{{#card:Dismember}}
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マナ・シンボルの背景色の[[色マナ]]1点か、2点の[[ライフ]]で[[支払う]]ことができる。
{{#card:Tamiyo, Compleated Sage}}
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(黒/Φ)などのシンボルは'''ファイレクシア・マナ・シンボル'''と呼ばれ、マナ・シンボルの背景色の[[色マナ]]1点か、2点の[[ライフ]]で[[支払う]]ことができる。
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== ルール ==
 
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(緑/青/Φ)などのシンボルは'''混成ファイレクシア・マナ・シンボル'''と呼ばれ、[[混成マナ]]としての特徴を併せ持つ。マナ・シンボルの背景色のうちどちらか1色のマナ1点か、2点のライフで支払うことができる。
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==ルール==
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*ファイレクシア・マナ・シンボルを[[コスト]]に含む[[呪文]]や[[能力]]を[[唱える]]/[[起動]]するとき、[[代替コスト]]や[[追加コスト]]の支払い、[[X]]の値を決定した後にファイレクシア・マナ・シンボルを各シンボルごとにその色のマナ(混成ファイレクシア・マナ・シンボルであれば2色のうちいずれかの色のマナ)で支払うか、2点のライフで支払うか決定する。
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*これを[[マナ・コスト]]に含むカードは、マナ・シンボル背景色の色を持つ。[[無色]]ではない。
 
*これを[[マナ・コスト]]に含むカードは、マナ・シンボル背景色の色を持つ。[[無色]]ではない。
*これをマナ・コストに含むカードの[[マナ総量]]を計算する際には、この部分を1で計算する。
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*これを[[マナ・コスト]]に含むカードの[[点数で見たマナ・コスト]]を計算する際には、この部分を1で計算する。
*何らかの[[効果]]がファイレクシア・マナ・シンボルで表されるマナ1点をプレイヤーの[[マナ・プール]]に加える場合には、そのシンボルの色のうち1色のマナ1点をそのプレイヤーのマナ・プールに加える。
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*背景に色がないファイレクシア・シンボル(Φ)だけが書かれていた場合、それは任意の色のファイレクシア・マナを表す([[憤怒の抽出機/Rage Extractor]]で用いられている表現)。
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*[[総合ルール]]等の文章中では、{W/P}など色マナ・シンボルの表記に'''/P'''を加えた形で表される。
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==解説==
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== その他 ==
[[ミラディン/Mirrodin]]を覆い尽くした[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の魔力の表現である。
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*その名の通り、[[ミラディン/Mirrodin]]を覆い尽くしたファイレクシアの魔力の表現である。ファイレクシア・マナを用いるカードは全てファイレクシア陣営に属している。
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*新たなるファイレクシアに収録されているものは、[[パーマネント・カード]]の場合、[[カード・タイプ]]に必ず[[アーティファクト]]を含む[[有色アーティファクト]]である。
  
新たなるファイレクシアでは5[[色]]全てにファイレクシア・マナを用いるカードが存在し、全てファイレクシア陣営に属している。マナ・コストにファイレクシア・マナ・シンボルを含む場合、[[色マナ]]部分はすべてファイレクシア・マナ・シンボルのため実質[[無色]]の[[呪文]]のように[[唱える]]ことができる。[[パーマネント・カード]]の場合[[カード・タイプ]]に必ず[[アーティファクト]]を含み、[[クリーチャー]]には後に[[ファイレクシアン]]の[[クリーチャー・タイプ]]を与えられた。
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== 参考 ==
 
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/140 Phyrexian Powers: International Mana Mystery]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/001471/ ファイレクシアの力:国際的魔力の神秘](WotC、文:[[Mark Rosewater]]
[[Unstable]]では[[大会常連、スパイク/Spike, Tournament Grinder]]、[[統率者2019]]では[[ヨーグモスの息子、ケリク/K'rrik, Son of Yawgmoth]]、とそれぞれ1枚のみで使用されている。ケリクは[[黒マナ]]・シンボルを実質ファイレクシア・マナシンボルのようにする[[能力]]も持つ。
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[[神河:輝ける世界]]ではやはり1枚のみだが[[完成化した賢者、タミヨウ/Tamiyo, Compleated Sage]]で[[本流のセット]]に再登場。これは初の[[混成マナ・シンボル|混成]]ファイレクシア・マナ・シンボルでもある。ライフで支払うと弱体化する[[完成化]]という初の能力も持ち、また[[色マナ・シンボル]]3つのうち1つだけがファイレクシア・マナであり、と安全弁が多く設定されたカードになっている。
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[[団結のドミナリア]]ではタミヨウと同様に完成化を持つ[[潜伏工作員、アジャニ/Ajani, Sleeper Agent]]がある他、ケリクと同様に特定の色マナをライフで支払える[[信仰を穢すもの/Defiler of Faith|穢すもの]][[サイクル]]もある。
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[[ファイレクシア:完全なる統一]]では完成化に加え、[[起動コスト]]としても再登場を果たした。後述する[[色の役割]]の形骸化を防ぐため[[本流のセット]]では[[マナ・コスト]]の色マナ・シンボルがすべてファイレクシア・マナ・シンボルになったカードは登場していないが、[[サプリメント・セット]]の[[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]]では[[統合の殻/Synthesis Pod]]が登場している。
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[[機械兵団の進軍]]では、各[[次元/Plane]]のクリーチャーたちが新ファイレクシアに完成化されたフレイバーとして、ファイレクシア・マナ・シンボルを含む起動コストで[[ファイレクシアン]]に[[変身する両面カード]]が[[コモン]]から[[レア]]まで4サイクル登場した。各クリーチャーは起動コストのファイレクシア・マナ・シンボルの色の派閥のファイレクシア人に変化する。
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==その他==
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*[[新枠]]では通常のマナ・シンボルより少し大きめに印刷されている({{Gatherer|id=248765|カード画像}})。一方、[[旧枠]]では枠に収まらなくなるため通常のマナ・シンボルと同じ大きさになっている({{Gatherer|id=512893|カード画像}})。
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*ドミナリア連合が[[5色]]であるのに対して、ファイレクシアのメカニズムが色を無視するというのはある意味象徴的。(→[[ファイレクシアvsドミナリア連合]])
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*ファイレクシア・マナ部分をライフやマナで実際に支払うタイミングは[[総コスト]]が決定された後だが({{CR|601.2h}})、支払い方法の決定はそれよりも前に行われる({{CR|601.2b}})。
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**新たなるファイレクシア発売当時では、ファイレクシア・マナ・シンボルの支払い方(マナで支払うのか、ライフで支払うのか)を決定するタイミングが、総合ルールで定められていなかった。そのため、例えば[[四肢切断/Dismember]]を[[不特定マナ]]1点とライフ4点で支払おうとした場合、[[三なる宝球/Trinisphere]]で[[コスト]]が増えるのかが[[未解決問題]]であった。[[2011年]]6月の総合ルール更新で、ファイレクシア・マナ・シンボルをどう支払うかは、[[混成マナ・シンボル]]と同じタイミングで選ぶ事になった。これにより、ライフで支払われたファイレクシア・マナ1点につき総コストが1点分減少したものと見做され、そのあとで三なる宝球の総コストを変更する効果が適用されることが明確になった。前述の四肢切断の例では、最終的に「不特定マナ3点とライフ4点」で支払うことになる。
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*コストの一部をライフで支払うことができるというのは、本来[[赤]]や[[黒]]に割り当てられるべき[[メカニズム]]だが、これは5色全てに採用されている。また新たなるファイレクシアのものはいずれもコストの[[色拘束]]を無視できることから、デッキの色構成観点で本来は得づらい効果を持つカードを採用することもできてしまう。様々な意味で[[色の役割]]を逸脱してしまった仕組みであるといえる。
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**[[Mark Rosewater]]はコラム[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/state-design-2011-2011-08-22 State of Design 2011]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/making-magic/%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%BC%94%E8%AA%AC2011-2011-08-22 デザイン演説2011]にて「思い返してみると、ライフの支払いでコストを代替していい効果についてはもっと渋るべきだった」と述べている。また、コラム[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/modern-mailbag-2015-05-18 Modern Mailbag]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0014953/ モダン一問一答]では、「効果は通常アーティファクトがするようなことに絞るべき」と開発時に主張していた事を明らかにしている。
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**[[渡辺雄也]]曰く「[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上一番作っちゃ駄目だったメカニズム」「残りのやらかしメカニズムが全部かわいく見えるぐらいのやらかしメカニズム」([[マナバーン|マナバーン2013]]より)。[[モダン]]で[[禁止カード]]に指定された[[出産の殻/Birthing Pod]]、[[ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe]]、[[精神的つまづき/Mental Misstep]]の3枚を筆頭に、トーナメント実績は非常に高い。
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**この失敗を踏まえてか、以降のマナ・コストにファイレクシア・マナを含むカードは、原則として色拘束を無視できないコスト設定となっている。
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***[[統率者2019]]の[[ヨーグモスの息子、ケリク/K'rrik, Son of Yawgmoth]]はこれに当てはまらないが、ケリクの能力は黒いデッキでなければほとんど意味がないため、色の役割を逸脱しない範囲でなければ許されるということだろう。
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***[[ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ]]の[[統合の殻/Synthesis Pod]]も同様だが、[[出産の殻/Birthing Pod]]への[[オマージュ]]を優先したものと考えられる。
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*[[兄弟戦争]]では(1)でもライフ2点でも支払える「不特定ファイレクシア・マナ・シンボル」が考案されていた<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/the-brothers-war-card-stories-part-1 The Brothers' War Card Stories, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036470/ 『兄弟戦争』のカードの話 その1](Making Magic [[2022年]]11月14日 Mark Rosewater著)</ref>。
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*混成ファイレクシア・マナは、すべての2色の組み合わせ10種が総合ルールには記載されているが、実際に登場しているのは[[赤白]]、[[赤緑]]、[[緑白]]、[[緑青]]の4種類のみである。
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==関連リンク==
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/phyrexian-powers-international-mana-mystery-2011-04-25 Phyrexian Powers: International Mana Mystery]/[http://web.archive.org/web/20111018114825/http://mtg-jp.com/reading/translated/001471/ ファイレクシアの力:国際的魔力の神秘](Feature [[2011年]]4月25日 [[Mark Rosewater]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/storm-scale-mirrodin-and-scars-mirrodin-blocks-2018-06-11 Storm Scale: Mirrodin and Scars of Mirrodin Blocks]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0030689/ ストーム値:『ミラディン』『ミラディンの傷跡』ブロック]([[Making Magic]] [[2018年]]6月11日 Mark Rosewater著)
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===脚注===
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<references />
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==参考==
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*{{WHISPER検索/英語オラクル|/P}}
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*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
*[[マナ・コストにファイレクシア・マナ・シンボルを含むカード一覧]]
 
 
{{#cr:107.4f}}
 

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