「ブースターパック」を編集中

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'''ブースターパック'''/''Booster Pack''は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[カード]]がランダムに封入されたパックの総称。単に'''ブースター'''/''Booster''と呼ぶこともある([[ブースト]]するもの、という意味)。様々な製品形態が存在する。
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'''ブースターパック'''/''Booster Pack'', ''Booster''は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[カード]]がランダムに封入されたパックの総称。様々な製品形態が存在する。
*以下、本項では[[紙|テーブルトップ(紙)]]のカードのブースターパックについて記述している。各種[[デジタルゲーム]]については考慮しない。
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==概要==
 
==概要==
ほとんどの[[カード・セット]]はブースターパックの販売形式を含んでおり、マジックの[[カード]]を入手するための最も一般的な未開封製品となっている。各ブースターパックには、基本的にそのカード・セットに含まれるカードが一定の枚数、[[稀少度]]ごとに一定の封入率に従ってランダムで封入されている。製品によってはカード・セット外のカードが含まれることもある(→[[Masterpiece Series]]など)。ブースターパックには複数の製品形態が存在している。
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ほとんどの[[カード・セット]]はブースターパックの販売形式を含んでおり、マジックの[[カード]]を入手するための最も一般的な未開封製品となっている。各ブースターパックには、基本的にそのカード・セットに含まれるカードが一定の枚数、一定の封入率に従ってランダムで封入されている。製品によってはカード・セット外のカードが含まれることもある(→[[Masterpiece Series]]など)。ブースターパックには複数の製品形態が存在している。
  
*[[アン・カード]]の中には、[[ゲーム]]中にブースターパックを開封させるものもある。一覧は[[Booster Tutor]]を参照。
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*[[カード]]の中には、[[ゲーム]]中にブースターパックを開封させるものもある。(→[[Booster Tutor]]、[[Stocking Tiger]]など)
*[[コンスピラシー]]および[[コンスピラシー:王位争奪]]のカードには、[[ドラフト]]するブースターパックに言及するものもある。中には[[アン・ゲーム]]でしか存在しなかったブースターパックを開封させるものも。(→[[知識の探求者/Lore Seeker]])
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*[[コンスピラシー]]および[[コンスピラシー:王位争奪]]のカードには、[[ドラフト]]するブースターパックに言及するものもある。中には[[銀枠]]でしか存在しなかったブースターパックを開封させるものも。(→[[知識の探求者/Lore Seeker]])
 
*[[ソート]]が存在し、カード群の組み合わせが決まっている。カードはその枠組みの中からランダムに選ばれている。
 
*[[ソート]]が存在し、カード群の組み合わせが決まっている。カードはその枠組みの中からランダムに選ばれている。
*かつて、[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]はパック内の[[稀少度]]による封入比率を公式に明言しておらず、保証もしていなかった。詳細については[[稀少度]]の項を参照のこと。
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*[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]はパック内の[[稀少度]]による封入比率を公式に認めておらず、保証もしていない。封入されている[[カード]]の枚数が規定された枚数でなかった場合は交換に応じてくれるが、もしパックに[[レア]]カードが入っていなくても応じてくれない。これは[[リミテッド]]においても同様である。
  
 
==製品形態==
 
==製品形態==
===プレイ・ブースター===
 
'''プレイ・ブースター'''(''Play Booster'')は[[2024年]]以降のブースターパックにおける最も基本的な製品形態。[[リミテッド]]にも対応している。
 
 
[[カルロフ邸殺人事件]]から導入されており、従来の[[#ドラフト・ブースター|ドラフト・ブースター]]と[[#セット・ブースター|セット・ブースター]]を合わせたような製品となっている。1パックにつきマジックのカードが14枚封入されているが、それに加え広告カードや[[トークン・カード]]、[[補助カード]]やアート・カード(イラストが全面に印刷されている)などの封入される15枚目のスロットが存在する。
 
 
原則として、1パックにつき[[コモン]]が6枚、[[アンコモン]]が3枚、[[レア]](または[[神話レア]])1枚、[[基本土地]]1枚が最低保証されている。これに加え不特定な[[レアリティ]]が封入されるスロットが[[プレミアム・カード|Foil]]・非Foilに1枚ずつ存在している。また、コモンの7枚目が低確率で[[ザ・リスト]]と呼ばれる[[プレインズウォーカー・シンボル]]付きの[[再録]]カードや、[[スペシャルゲスト]]と呼ばれる[[ボーダーレス]]仕様の再録カードとなる。すなわち、1パックからレア以上のカードが最大4枚出現する。コモンにはマジックの色5色のうち、最低でも4色が揃うようになっている<ref name="playdiscord">[https://magic.wizards.com/en/news/announcements/play-booster-discord-q-and-a Play Booster Discord Q&A]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0037345/ Discordで行われたプレイ・ブースターに関するQ&Aまとめ]([[Daily MTG]] [[2023年]]10月20日)</ref>。
 
 
その他正確な内訳はセットごとに異なるため、詳細については各カード・セットの項を参照。
 
 
プレイ・ブースターが登場した背景としては、セット・ブースターの登場で旧来のドラフト・ブースターの需要が低下したこと、ショップの在庫管理が煩雑になってしまったことが挙げられている。ドラフト・ブースターを廃止してセット・ブースターに一本化するだけではリミテッドに対応できなくなってしまうため、両者の折衷案として誕生した<ref name="playbooster">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/what-are-play-boosters What Are Play Boosters?]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0037320/ 「プレイ・ブースター」とは?]([[Making Magic]] [[2023年]]10月16日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
 
 
===コレクター・ブースターパック===
 
'''コレクター・ブースターパック'''もしくは'''コレクター・ブースター'''(''Collector Booster'')は、文字通り[[コレクション]]向けのブースターパック。外箱に光沢があるなど、装丁も豪華になっている。
 
 
[[2019年]]の[[ラヴニカの献身]]で英語版/日本語版限定で少量試験販売された([[ラヴニカの献身#コレクター・ブースターパック]])。
 
 
[[エルドレインの王権]]以降は内容や価格を一新して販売された。内容は15枚のカードと1枚のプレミアム版トークン・カード。[[ショーケース・フレーム]]など、コレクション向けの特殊な[[枠]]デザインのカードが[[#ドラフト・ブースター|ドラフト・ブースター]]と比べ大幅に出現しやすくなっているほか、[[拡張アート枠]]や一部の特殊なフォイル加工はコレクター・ブースターにしか封入されない。また[[統率者レジェンズ]]のようにセット・ブースターの存在しないセットでは、ドラフト・ブースターから出現しない統率者デッキのカードなどがコレクター・ブースターからのみ出現することがある。
 
 
[[本流のセット]]におけるレア以上の封入枚数は、[[テーロス還魂記]]から[[基本セット2021]]まではレア/神話レア確定のスロット3枚に加えて不確定レアリティのスロットも存在するという構成であった。[[ゼンディカーの夜明け]]以降はレア/神話レアのスロットとアンコモン/コモンのスロットに分けられ([[講義]]などの特殊な例を除いて不確定レアリティはなくなり)、レア以上が4枚に。続く[[カルドハイム]]からは、統率者デッキなどのレア/神話レアのスロット1枚も加わってレア以上が計5枚封入されるようになった。続く[[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]からは全てのカードが「拡張アート版」「ボーダーレス版」「ショーケース版」あるいは「フォイル仕様」のいずれかとなり、通常のカードは出現しなくなった。
 
 
15枚の内訳はセットごとに異なるため、詳細については各カード・セットの項を参照。
 
 
==かつて販売されていたブースターパック==
 
 
===ドラフト・ブースター===
 
===ドラフト・ブースター===
'''ドラフト・ブースター'''(''Draft Booster'')は、ブースターパックの中で最も一般的かつ基本的であった製品形態。原則として15枚のカードが封入される。その名の通り、[[ブースター・ドラフト]]や[[シールド]]などの[[リミテッド]]・[[フォーマット]]における使用を想定されて作られており、リミテッドの[[トーナメント]]ではドラフト・ブースターが用いられる。
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'''ドラフト・ブースター'''(''Draft Booster'')はブースターパックの中で最も一般的かつ基本的な製品形態。基本的に15枚のカードが封入される。その名の通り、[[ブースター・ドラフト]]や[[シールド]]などの[[リミテッド]]・[[フォーマット]]における使用を考慮されて作られており、リミテッドの[[トーナメント]]ではドラフト・ブースターが用いられる。
  
[[基本セット]]と[[ミラージュ]]以降の[[カード・セット]]のものは、1つにつき15枚の[[カード]]が封入されており、基本的に[[レア]]/[[神話レア]]1枚、[[アンコモン]]3枚、[[コモン]]11枚の率で封入されている。ただし、コモンが10枚である代わりに[[基本土地]]カードが1枚封入されているセットもいくつかある。[[第10版]]以降は[[トークン・カード]](または[[豆知識カード]][[補助カード]]、広告カード、[[パンチアウト・カード]])が1枚追加で封入されるようになり、実質16枚となっている。
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[[基本セット]]と[[ミラージュ]]以降の[[カード・セット]]のものは、1つにつき15枚の[[カード]]が封入されており、基本的に[[レア]]/[[神話レア]]1枚、[[アンコモン]]3枚、[[コモン]]11枚の率で封入されている。ただし、コモンが10枚である代わりに[[基本土地]]カードが1枚封入されているセットもいくつかある。[[第10版]]以降は[[豆知識カード]]または[[トークン・カード]]が1枚追加で封入されるようになり、実質16枚となっている。
  
 
長らく、ブースターパックの製品形態はカード・セットごとに15枚(もしくは[[#15枚未満のドラフト・ブースター|それ未満]])入りの1種類、つまり現在のドラフト・ブースターしか存在していなかった。[[コンフラックス]]で登場した[[#コンパクトブースター|コンパクトブースター]]を皮切りに、様々な製品形態が登場するようになった。[[エルドレインの王権]]以降は[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032718/ プロジェクト・ブースター・ファン]と銘打ち、様々な[[プレイヤー]]の趣向に沿った製品展開を標準のものとすることが決まった。この際、[[#コレクター・ブースターパック|コレクター・ブースター]]などの他の製品と区別するためにつけられた名前がドラフト・ブースターである。エルドレインの王権以前の15枚入り(もしくはそれ未満)の製品は、単に「ブースターパック」と呼ばれていたが、ドラフト・ブースター登場に伴い、[[マジック・イベント規定]]においてはそれらの製品も「ドラフト・ブースター」と呼ばれるようになった。現在でも、単に「ブースターパック」と言えば、ドラフト・ブースターを指すことがほとんどである。
 
長らく、ブースターパックの製品形態はカード・セットごとに15枚(もしくは[[#15枚未満のドラフト・ブースター|それ未満]])入りの1種類、つまり現在のドラフト・ブースターしか存在していなかった。[[コンフラックス]]で登場した[[#コンパクトブースター|コンパクトブースター]]を皮切りに、様々な製品形態が登場するようになった。[[エルドレインの王権]]以降は[https://mtg-jp.com/reading/mm/0032718/ プロジェクト・ブースター・ファン]と銘打ち、様々な[[プレイヤー]]の趣向に沿った製品展開を標準のものとすることが決まった。この際、[[#コレクター・ブースターパック|コレクター・ブースター]]などの他の製品と区別するためにつけられた名前がドラフト・ブースターである。エルドレインの王権以前の15枚入り(もしくはそれ未満)の製品は、単に「ブースターパック」と呼ばれていたが、ドラフト・ブースター登場に伴い、[[マジック・イベント規定]]においてはそれらの製品も「ドラフト・ブースター」と呼ばれるようになった。現在でも、単に「ブースターパック」と言えば、ドラフト・ブースターを指すことがほとんどである。
  
 
*エルドレインの王権から名称が変更されたが、日本語版では[[基本セット2021]]まで「ブースターパック」表記のままだった。[[ゼンディカーの夜明け]]からは日本語版でも「ドラフト・ブースター」という名称が使われるようになった。
 
*エルドレインの王権から名称が変更されたが、日本語版では[[基本セット2021]]まで「ブースターパック」表記のままだった。[[ゼンディカーの夜明け]]からは日本語版でも「ドラフト・ブースター」という名称が使われるようになった。
*[[カルロフ邸殺人事件]]より、[[セット・ブースター#セット・ブースター|セット・ブースター]]と統合され「[[#プレイ・ブースター|プレイ・ブースター]]」へと変更された<ref name="playbooster"/>。
 
  
 
====15枚未満のドラフト・ブースター====
 
====15枚未満のドラフト・ブースター====
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====16枚以上のドラフト・ブースター====
 
====16枚以上のドラフト・ブースター====
 
*[[統率者レジェンズ]] - 20枚入り
 
*[[統率者レジェンズ]] - 20枚入り
*[[統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い]] - 20枚入り
 
  
 
====基本土地カード====
 
====基本土地カード====
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また、[[リバイズド]]までの[[基本セット]]のブースターパックには、[[レア]]枠を含めてランダムに[[基本土地]]カードが入っている可能性がある。[[ベータ版]]、[[アンリミテッド]]では1パック中にレア枠に3.31%、アンコモン枠に21.5%、コモン枠に38.02%の比率で、リバイズドではアンコモン枠に21.5%、コモン枠に38.02%の比率で入っている可能性がある。なお、それらは各稀少度の印刷シート上に基本土地カードも合わせて印刷されていたためであり、ベータ版におけるレア枠に入っている可能性があるのは[[島/Island]]のみとなる。他の稀少度上においては5種類すべてが分布している。
 
また、[[リバイズド]]までの[[基本セット]]のブースターパックには、[[レア]]枠を含めてランダムに[[基本土地]]カードが入っている可能性がある。[[ベータ版]]、[[アンリミテッド]]では1パック中にレア枠に3.31%、アンコモン枠に21.5%、コモン枠に38.02%の比率で、リバイズドではアンコモン枠に21.5%、コモン枠に38.02%の比率で入っている可能性がある。なお、それらは各稀少度の印刷シート上に基本土地カードも合わせて印刷されていたためであり、ベータ版におけるレア枠に入っている可能性があるのは[[島/Island]]のみとなる。他の稀少度上においては5種類すべてが分布している。
  
===コンパクトブースター===
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===コレクター・ブースターパック===
'''コンパクトブースター'''(''Six card booster'')は、[[コンフラックス]]から[[ドラゴンの迷路]]まで販売された、廉価版パック。これは販売経路拡大を目的としたものである。日本語版は[[基本セット2010]]と[[ゼンディカー]]が[[2009年]]12月18日に発売されたが、[[新たなるファイレクシア]]を最後とし、[[基本セット2012]]からは販売されていない。1パックにつき6+1枚の[[カード]]が封入されており、[[アンコモン]]1枚、[[コモン]]3枚、[[基本土地]]1枚、完全ランダム1枚のゲームカード、それに[[豆知識カード]]または[[トークン・カード]]いずれか1枚によって構成されている。
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'''コレクター・ブースターパック'''もしくは'''コレクター・ブースター'''(''Collector Booster'')は、文字通り[[コレクション]]向けのブースターパック。
  
まれにだが[[コモン]]5枚というパックもあるが、逆にアンコモンが3枚やレアが2枚などといったパックはないとされ、ブースターや[[スターターデッキ|スターター]]にもあるようにエラーパックの範疇と思われる。
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[[2019年]][[ラヴニカの献身]]で英語版/日本語版限定で少量試験販売された。内容は3枚のレアまたは神話レア、2枚の[[プレミアム・カード]]、10枚のアンコモンが封入され、希望小売価格1150円。値段や内容量的に通常版パック3つ分に相当し、コモンが出ない代わりに2枚プレミアム・カードが確実に封入されている。また、外箱に光沢があるなど、装丁も豪華になっている。
  
[[プレミアム・カード]]の封入率は通常のブースターパックと異なり、74枚に1枚である。
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[[エルドレインの王権]]以降は内容や価格を一新して販売された。内容は15枚のカードと1枚のプレミアム版トークン・カード。[[拡張アート枠]]や[[ショーケース・フレーム]]など、コレクション向けの特殊な[[枠]]デザインのカードが[[#ドラフト・ブースター|ドラフト・ブースター]]と比べ大幅に出現しやすくなっているほか、一部のカードはコレクター・ブースターにしか封入されない。15枚の内訳はセットごとに異なるため、詳細については各カード・セットの項を参照。
  
*ランダムカードの封入比率としては神話レア:レア:アンコモン:コモンで1:7:4:8となり、コンパクト5パックでブースター2パック分の設定。
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===セット・ブースター===
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'''セット・ブースター'''(''Set Booster'')は、パックを開封すること自体の楽しさに重点を置いたブースターパック。
  
===ブースターバトルパック===
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[[ゼンディカーの夜明け]]から導入された。プレイヤーのすべてがドラフト目的でパックを開封するわけでは無い事に着目し、パック開封の楽しさを最大限にする目的で開発されたブースターである<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034191/ セット・ブースター]([[Making Magic]] 2020年7月25日)</ref>。封入順序に関連性を持たせるなど、パック開封の時間を最も楽しめるように様々な工夫が凝らしてある。内容は12枚のカードと、[[イラスト]]が全面に印刷されたアート・カードなどが含まれる。内訳はセットごとに異なるため、詳細については各カード・セットの項を参照。
[[基本セット2012]]から[[イクサラン]]まで、'''[[ブースターバトルパック]]'''が販売されていた([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/announcing-booster-battle-packs-2011-06-23 参考])。
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ブースターパックと未完成状態のミニデッキがそれぞれ2人分封入されている。ブースターを開封し、好きなカードを5枚まで追加してミニデッキを完成させることでその場でゲームを始められる。ルール解説シートも封入されており、新規プレイヤーや初心者プレイヤーがコレクションを増やしつつ手軽にゲームに触れる事ができる。
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当初は英語版のみだったが、[[ラヴニカへの回帰]]、[[ギルド門侵犯]]、[[基本セット2014]]に関しては日本語版も発売された。
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*[[イニストラードを覆う影]]以降、日本語版のバトルパックは発売されていない。しかし、デッキ内容が同じである[[ウェルカム・デッキ]]を使えば実質的な日本語版で楽しむ事は可能である。
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===テーマ・ブースターパック===
 
===テーマ・ブースターパック===
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初めて販売されたのは[[2018年]]の[[ラヴニカのギルド]]、[[2019年]]の[[ラヴニカの献身]](英語版のみ)。各セット毎に、それぞれ取り上げられた[[ギルド/Guild]]に対応した5種類が販売され、そのギルドの[[色の組み合わせ]]に属するカードのみが封入されていた。
 
初めて販売されたのは[[2018年]]の[[ラヴニカのギルド]]、[[2019年]]の[[ラヴニカの献身]](英語版のみ)。各セット毎に、それぞれ取り上げられた[[ギルド/Guild]]に対応した5種類が販売され、そのギルドの[[色の組み合わせ]]に属するカードのみが封入されていた。
  
[[エルドレインの王権]]以降も再び販売され、各色ごとの5種類が存在しその色のカードのみが封入される(英語版のみ)。[[テーロス還魂記]]では[[アーティファクト]]や[[多色]]のカードも含まれるようになったほか、通常のブースター・パックには封入されないテーマ・ブースター限定のカードが封入される。(それらの日本語版はコレクターブースターから入手可能)
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[[エルドレインの王権]]以降も再び販売され、各色ごとの5種類が存在しその色のカードのみが封入される(英語版のみ)。[[テーロス還魂記]]では[[アーティファクト]]や[[多色]]のカードも含まれるようになったほか、通常のブースター・パックには封入されないテーマ・ブースター限定のカードが封入される。
  
[[団結のドミナリア]]でジャンプスタート・ブースターが導入されるに伴い、入れ替わる形で廃止となった<ref name="jsb"/>。
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===コンパクトブースター===
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'''コンパクトブースター'''(''Six card booster'')は、[[コンフラックス]]から[[ドラゴンの迷路]]まで販売された、廉価版パック。これは販売経路拡大を目的としたものである。日本語版は[[基本セット2010]]と[[ゼンディカー]]が[[2009年]]12月18日に発売されたが、[[新たなるファイレクシア]]を最後とし、[[基本セット2012]]からは販売されていない。1パックにつき6+1枚の[[カード]]が封入されており、[[アンコモン]]1枚、[[コモン]]3枚、[[基本土地]]1枚、完全ランダム1枚のゲームカード、それに[[豆知識カード]]または[[トークン・カード]]いずれか1枚によって構成されている。
  
===セット・ブースター===
+
まれにだが[[コモン]]5枚というパックもあるが、逆にアンコモンが3枚やレアが2枚などといったパックはないとされ、ブースターや[[スターターデッキ|スターター]]にもあるようにエラーパックの範疇と思われる。
'''セット・ブースター'''(''Set Booster'')は、パックを開封すること自体の楽しさに重点を置いたブースターパック。
+
  
[[ゼンディカーの夜明け]]から導入された。プレイヤーのすべてがドラフト目的でパックを開封するわけでは無い事に着目し、パック開封の楽しさを最大限にする目的で開発されたブースターである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/set-boosters-2020-07-25 Set Boosters]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0034191/ セット・ブースター]([[Making Magic]] [[2020年]]7月25日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。封入順序に関連性を持たせるなど、パック開封の時間を最も楽しめるように様々な工夫が凝らしてある。内容は12枚のカードと、[[イラスト]]が全面に印刷されたアート・カードなどが含まれる。また25%でトークン・カードのスロットが[[ザ・リスト]]と呼ばれる再録枠に変わる。内訳はセットごとに異なるため、詳細については各カード・セットの項を参照。
+
[[プレミアム・カード]]の封入率は通常のブースターパックと異なり、74枚に1枚である。
  
*[[ニューカペナの街角]]より、日本限定で「セット・ブースター10パックセット」が発売されている。小型の箱に梱包されているが[[BOX特典カード]]は付属しない。
+
*ランダムカードの封入比率としては神話レア:レア:アンコモン:コモンで1:7:4:8となり、コンパクト5パックでブースター2パック分の設定。
*[[神河:輝ける世界]]より、日本のコンビニエンスストア限定で「セット・ブースターパック」が発売されている。購入特典が貰える個数に合わせて複数のセット・ブースターを紙製のパックでひとまとめにしたもので、特典アイテムもあらかじめ同梱されている。
+
*[[カルロフ邸殺人事件]]より、[[ドラフト・ブースター#ドラフト・ブースター|ドラフト・ブースター]]と統合され「[[#プレイ・ブースター|プレイ・ブースター]]」へと変更された<ref name="playbooster" />。
+
  
===ジャンプスタート・ブースター===
+
===ブースターバトルパック===
'''ジャンプスタート・ブースター'''(''Jumpstart Booster'')は、素早く手軽に[[リミテッド]]を楽しむためのブースターパック。
+
[[基本セット2012]]から[[イクサラン]]まで、'''[[ブースターバトルパック]]'''が販売されていた([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/announcing-booster-battle-packs-2011-06-23 参考])。
  
[[団結のドミナリア]]から導入された。内容はカード20枚となっており、2パックを開封して組み合わせることですぐさま対戦することが可能である。かつての[[Jumpstart]]同様、封入されているカードはいくつかのテーマに基づいて設定されている<ref name="jsb">[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/your-sneak-peek-double-masters-2022-dominaria-united-and-beyond-2022-05-12 Your Sneak Peek at Double Masters 2022, Dominaria United, and Beyond]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0036003/ 『ダブルマスターズ2022』および『団結のドミナリア』の最新情報とその他の発表](News [[2022年]]5月12日 [[Wizards of the Coast]]著)</ref>。
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ブースターパックと未完成状態のミニデッキがそれぞれ2人分封入されている。ブースターを開封し、好きなカードを5枚まで追加してミニデッキを完成させることでその場でゲームを始められる。ルール解説シートも封入されており、新規プレイヤーや初心者プレイヤーがコレクションを増やしつつ手軽にゲームに触れる事ができる。
  
[[機械兵団の進軍]]を最後に、[[本流のセット]]におけるジャンプスタート・ブースターは追加されていない。
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当初は英語版のみだったが、[[ラヴニカへの回帰]][[ギルド門侵犯]]、[[基本セット2014]]に関しては日本語版も発売された。
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*[[イニストラードを覆う影]]以降、日本語版のバトルパック発売されていない。しかし、デッキ内容が同じである[[ウェルカム・デッキ]]を使えば実質的な日本語版で楽しむ事は可能である。
  
 
==特殊なブースターパック==
 
==特殊なブースターパック==
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[[基本セット2021]]から[[ウェルカム・デッキ]]の後継として新規プレイヤーに無料で配布されるブースターパック。中身はシーズン毎に、[[開発部]]が選んだ[[スタンダード]]や[[統率者戦]]など様々な[[フォーマット]]に注目された固定の10枚のカードと、広告カードや[[Magic: The Gathering Arena]]で使用できるコードが封入されている。
 
[[基本セット2021]]から[[ウェルカム・デッキ]]の後継として新規プレイヤーに無料で配布されるブースターパック。中身はシーズン毎に、[[開発部]]が選んだ[[スタンダード]]や[[統率者戦]]など様々な[[フォーマット]]に注目された固定の10枚のカードと、広告カードや[[Magic: The Gathering Arena]]で使用できるコードが封入されている。
  
[[機械兵団の進軍]]をもって、内容の更新は打ち切りとなった<ref>[https://wpn.wizards.com/ja/news/dates-and-details-for-march-of-the-machine 『機械兵団の進軍』の重要な日程と情報]([[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク]] [[2023年]]2月20日)</ref>。
+
==参考==
 
+
==脚注==
+
 
<references />
 
<references />
==参考==
 
 
*[[シングルカード]]
 
*[[シングルカード]]
 
*[[トーナメントパック]]
 
*[[トーナメントパック]]
 
*[[ブースター・ドラフト]]
 
*[[ブースター・ドラフト]]
 
*[[用語集]]
 
*[[用語集]]

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