リンボ

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[[マジック]]の[[領域]]の1つで、宣言された[[呪文]]が置かれ解決を待つ場所。ここに置かれた[[呪文]]は[[連鎖]]を形成する。
 
[[マジック]]の[[領域]]の1つで、宣言された[[呪文]]が置かれ解決を待つ場所。ここに置かれた[[呪文]]は[[連鎖]]を形成する。
  
[[第6版]]ルールにおける[[スタック]]に似ている。いったん[[解決]]を始めると全て解決するまでは途中で割り込めない、という点がスタックとの最大の違い。
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[[第6版]]以降のルールにおける[[スタック]]に相当する役割を担っていた。いったん[[解決]]を始めると全て解決するまでは途中で割り込めない、という点がスタックとの最大の違い。
  
*「リンボ」とは元々キリスト教用語。天国と地獄の間にある、地獄の辺土のことで、洗礼を受けなかった者や異教徒が死後行く場所とされている。このあたりは唯一神を信仰する宗教特有の「(自分の神を)信じないものは救われない」考えがあるのだろう。
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*Limboとは英語で「中途半端な状態」というような意味。
*日本語訳もあって「煉獄」(れんごく)という。死んだ魂はここで「最後の審判」によって天国と地獄に振り分けられるのを待っている、という。正に「解決を待つ」呪文たちが置かれるのにふさわしい領域の名前ではないか。このあたりの用語の使い方はキリスト教的な素養の無い日本人にはピンと来ない。プロテスタントの国のゲームらしい特徴である。
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**limboのもともとの意味はキリスト教用語で「[[Wikipedia:ja:辺獄|辺獄]]」のこと。天国と地獄の間にある、地獄の辺土のことで、キリスト降誕以前の善人などがとどまるところとされる。いわゆる煉獄(Purgatory)は小罪を持ったものが魂を清めるために行くところとされ、リンボとはまた別のものである。
**ちなみに、「リンボーダンス」の「リンボ」と同じ。
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**[[Wikipedia:ja:リンボーダンス|リンボーダンス]]もLimboだが、語学的関連性は不明。
**映画「ゴースト」の中に死んだギャングたちが{{日本語画像|Black Carriage|漫画みたいな悪魔たち}}に連れ去られていく描写がある。日本人にはこのシーンの意図するところは全く分からないが、これは「最後の審判」を待たずに魂が地獄に連れ去られるという描写であり、キリスト教信者には何より恐ろしい場面であるという。
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==参考==
 
==参考==
 
*[[ルーリング]]
 
*[[ルーリング]]
 
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*[[連鎖]]
 
[[Category:廃語|りんほ]]
 
[[Category:廃語|りんほ]]

2012年6月19日 (火) 22:23時点における最新版

リンボ/Limboは、第5版ルールまで存在していた古いルールであり、現在は廃語

マジック領域の1つで、宣言された呪文が置かれ解決を待つ場所。ここに置かれた呪文連鎖を形成する。

第6版以降のルールにおけるスタックに相当する役割を担っていた。いったん解決を始めると全て解決するまでは途中で割り込めない、という点がスタックとの最大の違い。

  • Limboとは英語で「中途半端な状態」というような意味。
    • limboのもともとの意味はキリスト教用語で「辺獄」のこと。天国と地獄の間にある、地獄の辺土のことで、キリスト降誕以前の善人などがとどまるところとされる。いわゆる煉獄(Purgatory)は小罪を持ったものが魂を清めるために行くところとされ、リンボとはまた別のものである。
    • リンボーダンスもLimboだが、語学的関連性は不明。

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