「人間 (デッキ)」を編集中

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{{Otheruses|[[デッキ]]|[[クリーチャー・タイプ]]|人間}}
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{{Otheruses|デッキ|クリーチャー・タイプ|人間}}
 
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'''人間'''(''Humans'')は、[[人間]]を主体とした[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]の総称。
'''人間'''(''Humans'')は、[[人間]]を主体とした[[部族 (俗称)|部族]][[デッキ]]の総称。'''人間ビートダウン'''(''Human Aggro'')とも。
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==概要==
 
==概要==
[[人間]]の[[クリーチャー・タイプ]]が登場して以降、後から[[オラクル]]変更されたものも含めて非常に多くの人間[[クリーチャー]]が存在しているが([[各種カードランキング#クリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードの数]])、人間を参照する[[部族カード]]はほとんど作られる事がなかったため、必然として[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]を意識した形の[[デッキ]]もほぼ見られなかった。
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[[人間]]の[[クリーチャー・タイプ]]が登場して以降、後から[[オラクル]]変更されたものも含めて非常に多くの人間[[クリーチャー]]が存在しているが、人間を参照する[[部族カード]]はほとんど作られることがなかった。そのため、[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]を意識した形の[[デッキ]]はほとんど作られることがなかった。
  
 
しかし、[[イニストラード]]で主要[[種族]]の一つとして取り上げられ、部族カードもいくつか作られたことで姿を現すようになった。
 
しかし、[[イニストラード]]で主要[[種族]]の一つとして取り上げられ、部族カードもいくつか作られたことで姿を現すようになった。
  
 
*単にクリーチャー・タイプを統一するという意味での部族デッキ自体は、イニストラード以前も作られることもあった。[[トライバル・ウォーズ]]においては有力な選択肢の一つ。
 
*単にクリーチャー・タイプを統一するという意味での部族デッキ自体は、イニストラード以前も作られることもあった。[[トライバル・ウォーズ]]においては有力な選択肢の一つ。
 
==[[イニストラード:真夜中の狩り〜サンダー・ジャンクションの無法者期]]==
 
 
[[エルドレインの森]]参入後、新カードと[[イニストラード:真夜中の狩り]]~[[機械兵団の進軍:決戦の後に]]で追加された優秀な人間クリーチャーを組み合わせた[[白ウィニー]]系の[[デッキ]]が登場した。
 
 
{{#card:Coppercoat Vanguard}}
 
{{#card:Spellbook Vendor}}
 
 
[[徴兵士官/Recruitment Officer]]や[[輝かしい聖戦士、エーデリン/Adeline, Resplendent Cathar]]などの優秀なクリーチャーを[[銅纏いの先兵/Coppercoat Vanguard]]などで強化しながら戦う。[[クリーチャー]]主体であるため、[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]の影響を相手にだけ押し付けることができるのが強み。また、長期戦に持ち込まれても[[忠義の徳目/Virtue of Loyalty]]の[[全体強化]]で強引に[[ブロッカー]]を乗り越えやすい。
 
 
上記の銅纏い・サリアに加え[[呪文書売り/Spellbook Vendor]]と自身が[[戦闘]]に参加せずとも優秀なクリーチャーが多く採用されているため、それらを使い回す手段として[[救出専門家/Extraction Specialist]]も採用される。
 
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
**マジック:ザ・ギャザリング ジャパンオープン2023(2023年9月16日~17日) 優勝 ([https://mtg-jp.com/coverage/japanopen2023/ 参考])
 
**使用者:[[中道大輔]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[イニストラード:真夜中の狩り]]~[[エルドレインの森]])
 
{{#MagicFactory:df322243}}
 
*公式カバレージや[https://mtg.bigweb.co.jp/article/kiji/nakamichidaisuke/21 使用者によるデッキガイド]では「白単アグロ」とされているが、[[世界選手権23]]の[https://mtg-jp.com/coverage/mtgwc29th/info/0037245/ メタゲーム・ブレイクダウン]では同様のデッキ([https://mtg-jp.com/coverage/mtgwc29th/info/0037245/ 参考])が「白単人間」とされていたため、そちらの表記に従い人間 (デッキ)の項目に記載した。
 
**ジャパンオープン2023においても、[https://melee.gg/Decklist/View/326160 MTG Melee]の登録名はMono-White Humansであり、[https://mtg-jp.com/coverage/japanopen2023/article/0037225/ ベスト8プロフィール]では白単アグロ(白単人間)と併記されている。
 
 
==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期==
 
[[アモンケット]]参入後は、[[督励]]と[[永遠の見守り/Always Watching]]の[[シナジー]]を活かした[[白ウィニー]]系の[[デッキ]]が登場した。新戦力の[[名誉ある門長/Honored Crop-Captain]]の存在から、[[赤白]]2[[色]]で組まれることが多い。
 
 
{{#card:Glory-Bound Initiate}}
 
{{#card:Always Watching}}
 
 
[[スレイベンの検査官/Thraben Inspector]]や[[探検隊の特使/Expedition Envoy]]などの[[軽い]][[人間]]を次々並べ、[[サリアの副官/Thalia's Lieutenant]]や[[永遠の見守り/Always Watching]]で[[全体強化]]して戦う。中でも[[栄光半ばの修練者/Glory-Bound Initiate]]は、永遠の見守りの[[警戒]]付与によりデメリットなしで督励[[能力]]を使用することができる。
 
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
**[[StarCityGames.com]] Atlanta Open Weekend ベスト4 ([http://www.starcitygames.com/events/290417_atlanta.html 参考])
 
**使用者:[[Zach Stern]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影ブロック]]+[[カラデシュ・ブロック]]+[[アモンケット]])
 
{{#MagicFactory:df317811}}
 
*赤白のタイプ。[[サイドボード]]の[[栄光をもたらすもの/Glorybringer]]も永遠の見守りとのシナジーを持つ。
 
 
==戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック期==
 
[[アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros]]や[[白蘭の騎士/Knight of the White Orchid]]などの[[ローテーション]][[落ちる|落ち]]により[[白ウィニー]]系の[[デッキ]]を組むのは難しくなってしまったが、[[カラデシュ]]から優秀な[[赤]]の[[人間]]を獲得したことにより、均等[[赤白]]2[[色]]の形で[[環境]]に残り続けている。
 
 
{{#card:Inventor's Apprentice}}
 
{{#card:Thraben Inspector}}
 
 
[[スレイベンの検査官/Thraben Inspector]]や[[町のゴシップ屋/Town Gossipmonger]]などの[[軽い]]人間を並べて[[サリアの副官/Thalia's Lieutenant]]で[[全体強化]]する基本戦略は[[#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|前環境]]と同じ。序盤の[[展開]]力は落ちたものの、[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]、[[ピア・ナラー/Pia Nalaar]]、[[ハンウィアー守備隊/Hanweir Garrison]]などの存在により、中盤以降は息切れしづらくなった。
 
 
密輸人の回転翼機や各種[[アーティファクト]]・[[トークン]]との[[シナジー]]から、[[発明者の見習い/Inventor's Apprentice]]も採用される。
 
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
**[[プロツアー「カラデシュ」]] 第86位、スタンダード部門7-3 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptkld 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptkld16/# 参考])
 
**使用者:[[Mattia De Colle]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影ブロック]]+[[カラデシュ]])
 
{{#MagicFactory:df317458}}
 
==タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期==
 
[[イニストラードを覆う影]]で[[サリアの副官/Thalia's Lieutenant]]が登場したことにより、[[人間]]を中心とする[[白ウィニー]]系の[[デッキ]]が再び[[環境]]に姿を現すようになった。
 
 
{{#card:Thalia's Lieutenant}}
 
{{#card:Always Watching}}
 
 
[[スレイベンの検査官/Thraben Inspector]]、[[アクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akros]]、[[白蘭の騎士/Knight of the White Orchid]]などの[[軽い]]人間を次々に[[展開]]し、サリアの副官や[[永遠の見守り/Always Watching]]で[[全体強化]]して速やかに[[対戦相手]]の[[ライフ]]を[[削る|削り]]切るのが基本戦略。[[除去]]としては主に[[石の宣告/Declaration in Stone]]が使われる。
 
 
[[デッキカラー]]のバリエーションとしては以下のようなものがある。
 
 
;白単
 
:'''白単人間'''(''Mono-White Humans'')と呼ばれる[[白単色デッキ|白単色]]のタイプ。[[土地]]を切り詰め、1[[マナ]]域の[[クリーチャー]]を大量に採用した前のめりな構成になることが多い。
 
:当初は土地を[[平地/Plains]]だけにした純粋な白単色のものが主流だったが、やがて[[メインデッキ]]に[[戦場の鍛冶場/Battlefield Forge]]を4枚[[積む|積み]]しておき、[[サイドボード]]から[[鋭い突端/Needle Spires]]を投入するものが多くなった。
 
 
;白青
 
:'''白青人間'''(''WU Humans'')と呼ばれる白単[[タッチ]][[青]]のタイプ。[[反射魔道士/Reflector Mage]]や[[打ち消す|打ち消し]][[呪文]](主にサイドボード)などが採用される。
 
 
;白黒
 
:'''白黒人間'''(''WB Humans'')と呼ばれる白単タッチ[[黒]]のタイプ。[[苦渋の破棄/Anguished Unmaking]]や[[乱脈な気孔/Shambling Vent]]などが採用される。
 
 
;白赤
 
:'''白赤人間'''(''WR Humans'')と呼ばれる白単タッチ[[赤]]のタイプ。鋭い突端に加え、[[ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep]]や[[無謀な奇襲隊/Reckless Bushwhacker]]が採用される。
 
 
;白緑
 
:'''白緑人間'''(''WG Humans'')と呼ばれる白単タッチ[[緑]]のタイプ。[[不屈の追跡者/Tireless Tracker]]や[[ドロモカの命令/Dromoka's Command]]などが採用される。
 
 
;緑白青
 
:'''バント人間'''(''Bant Humans'')と呼ばれる[[緑白青]]のタイプ。同環境の[[バント・カンパニー#タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期|バント・カンパニー]]の亜種と言える。
 
:1マナ域を多用する他のタイプとは異なり、デッキの中心となるのは反射魔道士や不屈の追跡者などの2~3マナ域のクリーチャーである。[[集合した中隊/Collected Company]]と[[オジュタイの命令/Ojutai's Command]]によりクリーチャーを[[インスタント・タイミング]]で[[展開]]できるため奇襲性が高く、[[ラムホルトの平和主義者/Lambholt Pacifist]]や[[薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter]]といった[[狼男]]も[[変身]]させやすい。
 
:[[渡辺雄也]]が[[グランプリ東京16]]で初日全勝(最終成績は第10位)の結果を残したことで注目され、[[メタゲーム|メタ]]の一角となった。
 
 
===白単===
 
*備考
 
**[[グランプリトロント16]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gptor16 参考])
 
**使用者:[[Bradley Robinson]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]])
 
{{#MagicFactory:df316937}}
 
*白単色のタイプ。
 
 
===白青===
 
*備考
 
**[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]] 第21位、スタンダード部門8-2 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptsoi16/# 参考])
 
**使用者:[[Michael Majors]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]])
 
{{#MagicFactory:df316906}}
 
*白単タッチ青のタイプ。
 
 
===白黒===
 
*備考
 
**[[グランプリ東京16]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gptok16 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gptok16/# 参考])
 
**使用者:[[齋藤鷹也]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]])
 
{{#MagicFactory:df316940}}
 
*白単タッチ黒のタイプ。
 
 
===白赤===
 
*備考
 
**[[グランプリミネアポリス16]] 準優勝 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpmin16 参考])
 
**使用者:[[高尾翔太]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]])
 
{{#MagicFactory:df316985}}
 
*白単タッチ赤のタイプ。
 
 
===白緑===
 
*備考
 
**[[StarCityGames.com#StarCityGames.com Open Series|StarCityGames.com Standard Open]] Baltimore ベスト8 ([http://www.starcitygames.com/events/090416_baltimore.html 参考])
 
**使用者:[[Dwayne Graham]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]])
 
{{#MagicFactory:df316912}}
 
*白単タッチ緑のタイプ。
 
 
===緑白青===
 
*備考
 
**[[世界選手権16]] 優勝 ([http://coverage.mtg-jp.com/mtgwc16/ 参考])
 
**使用者:[[Brian Braun-Duin]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影ブロック]])
 
{{#MagicFactory:df318517}}
 
*緑白青のタイプ。
 
 
==ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期==
 
[[人間]]を主要[[部族 (俗称)|部族]]とする[[イニストラード・ブロック]]は[[ローテーション]][[落ちる|落ち]]してしまったが、[[基本セット2014]]の[[ザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancer]]は健在であり、これを用いた[[デッキ]]が[[環境]]の一角を占めている。
 
 
{{#card:Soldier of the Pantheon}}
 
{{#card:Xathrid Necromancer}}
 
 
[[万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon]]や[[放逐する僧侶/Banisher Priest]]などの[[白]]の人間を中心としたものが主流。白[[タッチ]][[黒]]の[[ウィニー]]タイプと、[[白青黒]]の[[ミッドレンジ]]タイプの2つが特に大きな活躍を見せている。また、[[苛まれし英雄/Tormented Hero]]や[[モーギスの匪賊/Mogis's Marauder]]などの黒の人間を中心とした[[黒赤]]のタイプも結果を残している。
 
 
詳細は[[白ウィニー/スタンダード/ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期]]、[[白青黒ビートダウン#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|白青黒ビートダウン]]、[[黒赤ビートダウン#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|黒赤ビートダウン]]を参照。
 
  
 
==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
 
==イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期==
[[ローテーション]]により[[ミラディンの十字軍/Mirran Crusader]]、[[清浄の名誉/Honor of the Pure]]などの強力なパーツを失ったものの、[[教区の勇者/Champion of the Parish]]を中心とする基本構造は健在であり、引き続き活躍する。
+
[[ローテーション]]により[[ミラディンの十字軍/Mirran Crusader]]、[[清浄の名誉/Honor of the Pure]]などの強力なパーツを失ったものの、「[[教区の勇者/Champion of the Parish]]を中心とする[[白ウィニー]]」という基本構造は健在。[[白]][[タッチ]][[青]]のタイプと、[[緑白]]のタイプが活躍している。
  
 
{{#card:Champion of the Parish}}
 
{{#card:Champion of the Parish}}
{{#card:Silverblade Paladin}}
+
{{#card:Sublime Archangel}}
  
[[デッキ]]のバリエーションは以下のように様々。採用される[[クリーチャー]]も教区の勇者以外は多種多様で、[[人間]]でないクリーチャーが用いられることも多い。
+
採用される[[クリーチャー]]は教区の勇者の他、[[栄光の騎士/Knight of Glory]]や[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]など様々。特にそれぞれが十分な強さを持ち、組み合わさると高い爆発力を発揮する[[銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin]]と[[荘厳な大天使/Sublime Archangel]]はセットで投入されることが多い。単独での[[攻撃]]は[[単体除去]]や[[ブロッカー]]によって凌がれやすいため、[[信仰の盾/Faith's Shield]]を1,2枚[[挿す|挿し]]ておく場合もある。
  
;白青
+
[[白青]]型は[[スタンダード]]の前[[環境]]初期に活躍した人間デッキの後継に当たる。青を足す最大の動機はその時と同じく[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]であるが、[[ラヴニカへの回帰]]で登場した[[リーヴの空騎士/Lyev Skyknight]]を使えるようになることも大きい。
:'''白青人間'''(''WU Humans'')と呼ばれる[[]][[タッチ]][[青]]のタイプ。[[#ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期|スタンダード前環境]]の初期に活躍した白青人間の後継に当たる。
+
:白のクリーチャーが中心で、特に[[銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin]]と[[荘厳な大天使/Sublime Archangel]]が組み合わさった時の高い爆発力で知られる。青を足す最大の動機は前[[環境]]と同じく[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]であるが、[[ラヴニカへの回帰]]で登場した[[リーヴの空騎士/Lyev Skyknight]]を使えるようになることも大きい。
+
:ローテーション直後に台頭するも、[[メタゲーム|メタ]]の変遷に伴い衰退した。
+
  
;緑白
+
緑白型は主に[[イニストラード・ブロック構築]]で活躍していた[[デッキ]]の発展形。[[アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim]]の[[マナ加速]]から多数のクリーチャーを[[展開]]して[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]で[[全体強化]]し、[[怨恨/Rancor]]で[[回避能力]]持ちや[[二段攻撃]]持ちなど要所要所を[[単体強化]]しながら戦う。
:'''緑白人間'''(''GW Humans'')と呼ばれる[[緑白]]のタイプ。主に[[#イニストラード・ブロック構築|イニストラード・ブロック構築]]で活躍していた緑白人間の発展形。
+
:[[アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim]]の[[マナ加速]]からクリーチャーを並べて[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]で[[全体強化]]し、[[怨恨/Rancor]]で[[回避能力]]持ちや[[二段攻撃]]持ちなど要所要所を[[単体強化]]しながら戦う。
+
:白青型と並び、環境初期における人間デッキの主流となっていたが、[[ギルド門侵犯]]参入後は数を減らしている。
+
  
;赤緑白
+
[[ギルド門侵犯]]参入後には[[赤緑白]]のタイプや、[[シナジー]]重視の[[白黒赤]]のタイプ「'''The Aristocrats'''」も登場した。詳細は[[The Aristocrats]]を参照。
:'''ナヤ人間'''(''Naya Humans'')と呼ばれる[[赤緑白]]のタイプ。当初は[[高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells]][[修復の天使/Restoration Angel]]を用いる[[ミッドレンジ]]の形で組まれていた。
+
:ギルド門侵犯参入後には'''Naya Blitz'''と呼ばれる極端に低[[マナ]]域に寄せたタイプが登場した。詳細は[[Naya Blitz#スタンダード|Naya Blitz]]を参照。
+
  
;白黒赤
+
*白ウィニータイプとは異なった形として、[[人間リアニメイト]]と呼ばれる[[栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise]]を活用した[[リアニメイト#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|リアニメイト]]型のデッキも存在する。詳細は[[人間リアニメイト]]を参照。
:ギルド門侵犯参入後に登場した、'''The Aristocrats'''と呼ばれる[[白黒赤]]のタイプ。様々な[[シナジー]]を取り入れた構成が特徴。
+
:時期によって形に違いがあり、人間の[[部族カード]]を用いない'''The Aristocrats: Act 2'''と呼ばれるバージョンも存在する。詳細は[[The Aristocrats]]を参照。
+
  
;白黒
+
===白青型===
:[[基本セット2014]]参入後に登場した[[白黒]]のタイプ。[[ザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancer]]を搭載し、[[町民の結集/Gather the Townsfolk]]や[[未練ある魂/Lingering Souls]]などで[[トークン]]戦術を取る。
+
 
+
また[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]タイプとは異なった形のものとして、'''人間リアニメイト'''(''Human Reanimator'')と呼ばれる[[栄光の目覚めの天使/Angel of Glory's Rise]]を活用した[[リアニメイト/スタンダード/イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|リアニメイト]]型のデッキも存在する。詳細は[[人間リアニメイト#イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期|人間リアニメイト]]を参照。
+
 
+
===白青===
+
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリボーフム12]] 第12位 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpboc12/welcome 参考])
+
**[[グランプリボーフム12]] 第12位 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpboc12/welcome 参考])
 
**使用者:[[Jonas Wienand]]
 
**使用者:[[Jonas Wienand]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
{{#MagicFactory:df307439}}
+
 
 +
{{#magicfactory:df307439}}
 +
 
 
*白タッチ青のタイプ。
 
*白タッチ青のタイプ。
  
===緑白===
+
===緑白型===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリチャールストン12]] ベスト4 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpcha12/welcome 参考])
+
**[[グランプリチャールストン12]] ベスト4 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpcha12/welcome 参考])
 
**使用者:[[Peter Kelly]]
 
**使用者:[[Peter Kelly]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰]])
{{#MagicFactory:df307443}}
+
 
 +
{{#magicfactory:df307443}}
 +
 
 
*緑白のタイプ。
 
*緑白のタイプ。
 
===白黒===
 
*備考
 
**[[グランプリカルガリー13]] 27位、初日9-0 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpcal13/welcome 参考])
 
**使用者:[[Travis Towns]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2013]]+[[基本セット2014]]+[[イニストラード・ブロック]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]])
 
{{#MagicFactory:df310648}}
 
*白黒のタイプ。
 
  
 
==イニストラード・ブロック構築==
 
==イニストラード・ブロック構築==
[[イニストラード・ブロック構築]]でも活躍する[[アーキタイプ]]である。[[赤白|白赤]]または[[緑白|白緑]]の構成が主流。
+
[[イニストラード・ブロック構築]]でも活躍する[[アーキタイプ]]である。[[赤白|白赤]]又は[[緑白|白緑]]の構成が主流。
  
 
{{#card:Champion of the Parish}}
 
{{#card:Champion of the Parish}}
 
{{#card:Cavern of Souls}}
 
{{#card:Cavern of Souls}}
  
動きは[[スタンダード]]と同様の[[ウィニー]]型で、大量の[[クリーチャー]]と[[トークン]]からの[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]で相手を圧殺する。[[教区の勇者/Champion of the Parish]]に始まる[[展開]]力は[[環境]]随一。また[[クリーチャー・タイプ]]を統一することで、強力な[[基本でない土地]]である[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]を最大限に活用できるのも魅力だといえる。
+
動きは[[スタンダード]]と同様の[[ウィニー]]型で、大量の[[クリーチャー]]と[[トークン]]からの[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]で相手を圧殺する。[[教区の勇者/Champion of the Parish]]に始まる[[展開]]力は[[環境]]随一。また[[クリーチャー・タイプ]]を統一することで、強力な[[特殊地形]]である[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]を最大限に活用できるのも魅力だといえる。
  
白赤の[[デッキ]]は、[[除去]]として[[火力]]を採用できるのみならず最後の一押しとして[[地獄乗り/Hellrider]]を選べるという利点もあるため、スピードに特に優れている。
+
白赤の[[デッキ]]は、[[除去]]として[[火力]]を採用できるのみならず最後の一押しとして[[地獄乗り/Hellrider]]を選べるという利点もあるため、スピードに特に優れている。→[[#サンプルレシピ(白赤型)|*1]]
  
白緑のものは、[[マナ・クリーチャー]]の[[アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim]]や、[[全体強化]]手段として[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]を採用できるというメリットがある。
+
白緑のものは、[[マナ・クリーチャー]]の[[アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim]]や、[[全体強化]]手段として[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]を採用できるというメリットがある。→[[#サンプルレシピ(白緑型)|*2]]
  
===白緑===
+
===サンプルレシピ(白緑型)===
 
*備考
 
*備考
**[[プロツアー「アヴァシンの帰還」]] ベスト8 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptavr12/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptavr/ 参考])
+
**[[プロツアー「アヴァシンの帰還」]] ベスト8 ([http://coverage.mtg-jp.com/ptavr/ 参考])
**使用者:[[Denniz Rachid]]
+
**使用者:[[Denniz Rachid]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[イニストラード・ブロック構築]]([[イニストラード]]+[[闇の隆盛]]+[[アヴァシンの帰還]])
 
**[[イニストラード・ブロック構築]]([[イニストラード]]+[[闇の隆盛]]+[[アヴァシンの帰還]])
 +
 
{{#MagicFactory:df307373}}
 
{{#MagicFactory:df307373}}
 +
 
*[[緑白|白緑]]のデッキ。
 
*[[緑白|白緑]]のデッキ。
 
*[[神聖なる反撃/Divine Deflection]]は[[忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned]]への対策[[カード]]である。
 
*[[神聖なる反撃/Divine Deflection]]は[[忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned]]への対策[[カード]]である。
  
===白赤===
+
===サンプルレシピ(白赤型)===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリアナハイム12]] 準優勝 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpana12/welcome 参考])
+
**[[グランプリアナハイム12]] 準優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpana12/welcome 参考])
 
**使用者:[[Paul Rietzl]]
 
**使用者:[[Paul Rietzl]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[イニストラード・ブロック構築]]([[イニストラード]]+[[闇の隆盛]]+[[アヴァシンの帰還]])
 
**[[イニストラード・ブロック構築]]([[イニストラード]]+[[闇の隆盛]]+[[アヴァシンの帰還]])
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{{#MagicFactory:df307037}}
 
{{#MagicFactory:df307037}}
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*こちらは[[赤白|白赤]]のデッキ。
 
*こちらは[[赤白|白赤]]のデッキ。
  
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[[アヴァシンの帰還]]で[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]が参入し、[[マナ基盤]]が安定したことで[[赤白|白赤]]タイプも登場した。[[稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler]]や[[嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker]]などで[[クロック]]を重視した構成になる。汎用対策[[カード]]である[[士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts]]の存在も大きい。
 
[[アヴァシンの帰還]]で[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]が参入し、[[マナ基盤]]が安定したことで[[赤白|白赤]]タイプも登場した。[[稲妻のやっかいもの/Lightning Mauler]]や[[嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker]]などで[[クロック]]を重視した構成になる。汎用対策[[カード]]である[[士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts]]の存在も大きい。
  
*[[忘却の輪/Oblivion Ring]]、[[悪鬼の狩人/Fiend Hunter]]、[[レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder]]といった多数の[[ナイトメア能力]]系除去により、[[ミラーマッチ]]では複雑な連鎖関係を組み上げてしまうことも。
+
*[[忘却の輪/Oblivion Ring]]、[[悪鬼の狩人/Fiend Hunter]]、[[レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder]]といった多数の[[ナイトメア]]系除去により、[[ミラーマッチ]]では複雑な連鎖関係を組み上げてしまうことも。
  
 
===サンプルレシピ===
 
===サンプルレシピ===
 
*備考
 
*備考
**[[グランプリ広島11]] 準優勝 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gphir11/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gphir11/ 参考])
+
**[[グランプリ広島11]] 準優勝 ([http://coverage.mtg-jp.com/gphir11/ 参考])
 
**使用者:[[白木高広]]
 
**使用者:[[白木高広]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2012]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]+[[イニストラード]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2012]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]+[[イニストラード]])
 +
 
{{#MagicFactory:df306071}}
 
{{#MagicFactory:df306071}}
 +
 
*[[タッチ]][[青]]のタイプ。[[打ち消す|カウンター]]不採用型で、[[青マナ]]を用いるのは[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]と[[ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt]]のみ。
 
*[[タッチ]][[青]]のタイプ。[[打ち消す|カウンター]]不採用型で、[[青マナ]]を用いるのは[[聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft]]と[[ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt]]のみ。
 
==ヒストリック==
 
[[ヒストリック]][[環境]]にも存在する。
 
 
{{#card: Esper Sentinel}}
 
{{#card: Thalia, Guardian of Thraben}}
 
{{#card: Collected Company}}
 
 
[[白単色デッキ|白単]]に[[集合した中隊/Collected Company]]のために[[緑]]を加えた構成を取る。
 
 
===サンプルリスト===
 
*備考
 
**[[イニストラード・チャンピオンシップ]] 第7位([https://magic.gg/events/innistrad-championship 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/innchamps/ 参考])
 
**使用者:[[Christian Hauck]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ヒストリック]](~[[イニストラード:真紅の契り]])
 
 
{{#MagicFactory: df320904}}
 
 
==パイオニア==
 
[[パイオニア]][[環境]]にも存在する。
 
 
{{#card:Lurrus of the Dream-Den}}
 
 
[[イコリア:巨獣の棲処]]参入後、[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]を[[相棒]]にした[[白黒]]主体の人間デッキが出現したが、相棒のルール変更により数を減らした。
 
 
{{#card:Rally the Ranks}}
 
{{#card:Dire Tactics}}
 
 
その後、[[イニストラード:真紅の契り]]の参入により[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]がパイオニアでも使用可能となると、サリアや[[帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter]]といった妨害能力持ちのクリーチャーを[[兵員の結集/Rally the Ranks]]による[[強化]]や[[不吉な戦術/Dire Tactics]]でバックアップする[[白黒]]の[[撹乱的アグロ]]の形で環境に出現した。こちらもルールスを相棒に据えている。
 
 
*[[パイオニア・チャレンジャーデッキ2022]]の[[オルゾフ・ヒューマンズ/Orzhov Humans (パイオニア・チャレンジャーデッキ2022)|オルゾフ・ヒューマンズ/Orzhov Humans]]もこのタイプが元になっている。
 
 
2022年3月7日にルールスが[[禁止カード|禁止]]されたことにより白黒型は弱体化を余儀なくされ、次の2つの型に主流の座を譲る。
 
 
{{#card:Reflector Mage}}
 
 
一つは[[白]]を主軸に、[[パワーカード]]である[[反射魔道士/Reflector Mage]]と[[集合した中隊/Collected Company]]を採用するために[[青]]と[[緑]]を足した'''バント人間'''/''Bant Humans''。
 
 
{{#card:Brave the Elements}}
 
 
もう一つは[[色]]を[[白単色デッキ|白単色]]に絞り、[[精霊への挑戦/Brave the Elements]]を採用することで[[全体火力]]への耐性や突破力を与えた'''白単人間'''/''Mono White Humans''である。
 
 
[[2022年]]春以降の[[メタゲーム]]上位に存在する[[緑単信心#パイオニア|緑単信心]]に対しては「相手の[[除去]]が少ない」「相手クリーチャーがほぼ全て[[緑]]であるため精霊への挑戦が刺さりやすい」「あちらの得意とする高マナ域での戦いにもつれ込む前に決着をつけられる」といった点で強く出られるため、白単は人間デッキの中では特に人気の型となっている。
 
 
===白黒===
 
*備考
 
**[[Magic Online]] Pioneer Super Qualifier - #12375119(2022/01/15)  3位([https://www.mtgo.com/en/mtgo/decklist/pioneer-super-qualifier-2022-01-1512375119 参考])
 
**使用者:drevopolom
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パイオニア]](~[[イニストラード:真紅の契り]])
 
 
{{#MagicFactory: df321614}}
 
*[[夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den]]禁止前のリスト。
 
===緑白青===
 
*備考
 
**[[Magic Online]] Pioneer Challenge(2022/8/7) - 2位([https://www.mtgo.com/en/mtgo/decklist/pioneer-challenge-2022-08-0712453825 参考])
 
**使用者:maxxattack
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パイオニア]](~[[ニューカペナの街角]])
 
{{#MagicFactory: df321615}}
 
===白単===
 
*備考
 
**[[プレイヤーズコンベンション愛知22|プレイヤーズコンベンションオープン 2022 supported by 日清食品]](2022/11/26~27) 5位([https://mtg-jp.com/coverage/pcaichi22/decklist/0036523/ 参考])
 
**使用者:[[市原裕也]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[パイオニア]](~[[兄弟戦争]])
 
 
{{#MagicFactory: df321616}}
 
 
==モダン==
 
[[モダン]][[環境]]にも存在する。特に環境で見られるようになったのは、[[イニストラードを覆う影]]以降。
 
 
{{#card:Unclaimed Territory}}
 
{{#card:Kitesail Freebooter}}
 
 
優秀な[[ウィニー]][[クリーチャー]]擁する[[白]]を基礎カラーとする、[[多色]]型の[[ビートダウン]][[デッキ]]。[[魂の洞窟/Cavern of Souls]]を始めとする優秀な[[多色土地]]の存在と[[カラーパイ]]補強の観点から主に[[色の組み合わせ#3色の組み合わせ|3色]]以上で組まれ、使用クリーチャーの選出によっては[[色の組み合わせ#4色の組み合わせ|4色]]・[[白青黒赤緑|5色]]にも跨る。イクサラン参入以降は特にこの傾向が著しい(後述)。
 
 
序盤の[[教区の勇者/Champion of the Parish]]から[[展開]]を順次繋げていく事で、点と面の双方で大きな[[クロック]]を生み出し押し切るのが基本戦略。また、[[スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben]]や[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]といった[[ビート・コントロール|撹乱アグロ]]の要素も積極的に取り入れられる。
 
 
[[フォーマット]][[リーガル]]な[[部族 (俗称)|部族]][[カード]]枚数こそ圧倒的だが、概要で触れた通り、部族[[シナジー]]の整備が後発組だった事で、制定から長らく[[メタ外]]のマイナーな[[デッキタイプ]]であり続けた。部族戦略の中核となるカードの絶対数に乏しいため、一例として人間以外の[[パワーカード]]([[復活の声/Voice of Resurgence]]や[[漁る軟泥/Scavenging Ooze]]など)によって撹乱要素を強化した[[ヘイトベアー]]、より展開力に優れた[[白黒トークン#モダン|白黒トークン]]といった既存デッキに比べて、[[デッキパワー]]の面で[[クリーチャー・タイプ]]を統一する旨味の少なさに悩まされていた事情がある。
 
 
イニストラードを覆う影において、[[単体強化]]と[[全体強化]]の基本戦略に噛み合う[[サリアの副官/Thalia's Lieutenant]]を獲得した事でデッキの安定性が大幅に向上。ここに至るまでに登場していた[[反射魔道士/Reflector Mage]]や[[カマキリの乗り手/Mantis Rider]]などの優秀な人間を[[集合した中隊/Collected Company]]で取りまとめた'''カンパニー型'''が姿を現すようになり、[[環境]]に存在感を示し始める。
 
 
[[イクサラン]]では新たな[[マナ基盤]]として[[手付かずの領土/Unclaimed Territory]]、干渉や[[コンボ]]の妨害役兼[[アタッカー]]として使える[[帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter]]を獲得し、大きく強化された。とりわけ[[古代の聖塔/Ancient Ziggurat]]を併せた合計12枚の[[5色土地]]でマナ基盤を構築できるようになった点が大きく、各色にまたがる広大な[[カードプール]]を活用するためのボトルネック的な側面が解消された。これ以降は[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]を採用した'''バイアル型'''に主流が移り変わり、「'''5色人間(五色人間)'''」の呼称が定着している。多彩な妨害手段と高い打点を両立した構成から環境で最高峰のビートダウンと謳われる事も少なくなく、[[プロツアー「イクサランの相克」]]では使用者数最多でTOP8に3人を送り込み、[[グランプリフェニックス18]]では初の[[グランプリ]]優勝、[[グランプリシドニー18]]でもチーム優勝を果たすなど、長き雌伏を経て[[トップメタ]]の一角へと伸し上がった。[[ラヴニカの献身]]期のモダンでは、単に人間デッキを指すなら5色人間を指すというほど人間デッキとしてメジャー<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0032167/ ヒューマンズ(モダン)] 岩SHOWの「デイリー・デッキ」(Daily MTG 2019.3.14)</ref>。
 
 
[[基本セット2019]]では[[除去]]への耐久性を高めてくれる[[民兵のラッパ手/Militia Bugler]]を、[[ラヴニカのギルド]]では人間で無いながらも優秀な[[サイドボード]]要員となる[[秋の騎士/Knight of Autumn]]を獲得した。[[スピリット (デッキ)#モダン|バント・スピリット]]や[[アイアンワークス]]、[[青赤スペル|青赤フェニックス]]といった新勢力の台頭によって往時の勢いは幾分鳴りを潜めたが、依然として強デッキのひとつとして上位メタを張っている。
 
 
===イニストラードを覆う影以前===
 
====白赤====
 
[[ソウルシスターズ]]に人間の部族要素を組み込んだ'''ノリンシスターズ'''という亜種が存在する。
 
{{#card:Norin the Wary}}
 
{{#card:Soul Warden}}
 
詳細は[[ソウルシスターズ#サンプルレシピ2|ソウルシスターズ]]を参照。
 
 
====白緑====
 
*備考
 
**Modern [[PTQ]] - #4776138 32nd Place([http://www.wizards.com/Magic/Digital/MagicOnlineTourn.aspx?x=mtg/digital/magiconline/tourn/4776138 参考])
 
**使用者:PosMonAut
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[ラヴニカへの回帰]])
 
{{#MagicFactory:df318302}}
 
====白青黒赤緑====
 
*備考
 
**Modern Daily - #7679437 4-0([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-daily-2014-11-15 参考])
 
**使用者:MELTIIN
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[タルキール覇王譚]])
 
{{#MagicFactory:df318303}}
 
 
===イニストラードを覆う影以降===
 
====白青緑====
 
*備考
 
**[[グランプリバーミンガム17]] ベスト8([http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0019427/ 参考])
 
**使用者:[[Ivan De Castro Sanchez]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[破滅の刻]])
 
{{#MagicFactory:df318304}}
 
*[[聖遺撤退]]との[[ハイブリッド]]。
 
 
====緑白青黒====
 
*備考
 
**[[グランプリラスベガス17]] 第19位 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gplv17/9-32-decklists-2017-06-18 参考])
 
**使用者:[[Ray Gordon]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[アモンケット]])
 
{{#MagicFactory:df318305}}
 
 
====白青黒赤緑====
 
*備考
 
**Modern Constructed League - 2017/03/06 5-0([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-modern-constructed-league-2017-03-06 参考])
 
**使用者:zaelphur
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[霊気紛争]])
 
{{#MagicFactory:df318306}}
 
*中隊を用いない、[[Zoo]]系統のアグロ。
 
 
===イクサラン以降===
 
====薬瓶型====
 
*備考
 
**[[グランプリフェニックス18]] 優勝 ([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/gppho18/event-coverage/top-8-decklists-2018-03-18 参考])
 
**使用者:[[Steve Locke]]
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[イクサランの相克]])
 
{{#MagicFactory:df318432}}
 
====非薬瓶型====
 
*備考
 
**[[Magic Online]] Modern [[PTQ]] 4位 / モダン (2017年11月12日)([http://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0029932/ 参考])
 
**使用者:PietroSas
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[イクサラン]])
 
{{#MagicFactory:df318301}}
 
*霊気の薬瓶を用いない、クリーチャー偏重型。
 
 
===イコリア:巨獣の棲処後===
 
*備考
 
**Modern Super Qualifier #12138021 on 04/18/2020 優勝([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-super-qualifier-2020-04-19 参考])
 
**使用者:sparr0t
 
*[[フォーマット]]
 
**[[モダン]](~[[イコリア:巨獣の棲処]])
 
 
{{#MagicFactory:df319816}}
 
*[[イコリア:巨獣の棲処]]後のリスト。[[メインデッキ]]には新たな[[ロード (俗称)|ロード]]である[[ドラニスのクードロ将軍/General Kudro of Drannith]]が、[[サイドボード]]にはデッキをほとんど歪めず[[相棒]]となる[[湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring]]と、[[ドラニスの判事/Drannith Magistrate]]、[[ラバブリンクの冒険者/Lavabrink Venturer]]が採用されている。
 
 
==レガシー==
 
{{#card:Mother of Runes}}
 
{{#card:Recruiter of the Guard}}
 
 
[[イクサランの相克]]以降、[[レガシー]]でも少数だが見られるようになっている。
 
 
[[デッキ]]構成は[[モダン]]のそれを、[[カードプール]]の更なる拡充によって[[マナ基盤]]・戦力の両面でアップグレードしたような形を取る。前者は[[カラカス/Karakas]]や[[不毛の大地/Wasteland]]、後者は[[ルーンの母/Mother of Runes]]や[[封じ込める僧侶/Containment Priest]]、[[聖域の僧院長/Sanctum Prelate]]及びそれらを[[サーチ]]できる[[護衛募集員/Recruiter of the Guard]]や[[帝国の徴募兵/Imperial Recruiter]]といった具合に、対応力・妨害力の観点でより強化されているのが特徴。
 
 
*[[霊気の薬瓶/Aether Vial]]を使った[[ビート・コントロール|撹乱アグロ]]という点や共通パーツの多さから、[[Death & Taxes]]との関連性も見出せる。こちらは[[多色]]の柔軟性と[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]による高い打撃力を重視した型とも言えるか。
 
 
====白青黒赤緑====
 
*備考
 
**[[Magic Online]] Legacy Constructed League 5勝0敗 / レガシー (2018年11月2日)([https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0031395/ 参考])
 
**使用者:PietroSas
 
*[[フォーマット]]
 
**[[レガシー]](~[[ラヴニカのギルド]])
 
{{#MagicFactory:df318981}}
 
==ヴィンテージ==
 
{{#card:Kambal, Consul of Allocation}}
 
{{#card:Scab-Clan Berserker}}
 
 
完全に[[ローグ]]ながら、[[ヴィンテージ]]でも出没する事がある。
 
 
[[部族 (俗称)|部族]][[シナジー]]の中核を担うのは[[アヴァブルックの町長/Mayor of Avabruck]]。また、[[SoloMoxen]]に定義される特殊な[[環境]]柄、他の[[フォーマット]]とは趣きを異にする一風変わった[[メインデッキ]]の[[デッキリスト|リスト]]も見所。
 
 
====緑白青黒====
 
*備考
 
**[[Magic Online]] Vintage Constructed League 5勝0敗 / ヴィンテージ (2017年12月29日)([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-vintage-constructed-league-2017-12-29])
 
**使用者:NahHolmes
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ヴィンテージ]](~[[イクサラン]])
 
{{#MagicFactory:df318982}}
 
====黒赤緑白====
 
*備考
 
**[[Magic Online]] Vintage Constructed League 5勝0敗 / ヴィンテージ (2017年2月9日)([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/competitive-vintage-constructed-league-2018-02-09])
 
**使用者:Jogee
 
*[[フォーマット]]
 
**[[ヴィンテージ]](~[[イクサランの相克]])
 
{{#MagicFactory:df318983}}
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[白ウィニー]]
 
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]
 
{{DEFAULTSORT:にんけん}}
 
[[Category:白単色デッキ]]
 
[[Category:白青デッキ]]
 
[[Category:白黒デッキ]]
 
[[Category:緑白デッキ]]
 
[[Category:赤白デッキ]]
 
[[Category:緑白青デッキ]]
 
[[Category:5色デッキ]]
 
[[Category:ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:ウィニーデッキ]]
 
[[Category:部族デッキ]]
 
[[Category:白単ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:白青ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:白黒ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:緑白ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:赤白ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:緑白青ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:5色ビートダウンデッキ]]
 
[[Category:白単ウィニーデッキ]]
 
[[Category:白青ウィニーデッキ]]
 
[[Category:白黒ウィニーデッキ]]
 
[[Category:緑白ウィニーデッキ]]
 
[[Category:赤白ウィニーデッキ]]
 
[[Category:緑白青ウィニーデッキ]]
 
[[Category:5色ウィニーデッキ]]
 
[[Category:スタンダードデッキ]]
 
[[Category:イニストラード・ブロック構築デッキ]]
 
[[Category:ヒストリックデッキ]]
 
[[Category:モダンデッキ]]
 
[[Category:レガシーデッキ]]
 
[[Category:ヴィンテージデッキ]]
 

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