「原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger」を編集中

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[[緑]]の[[エルダー]]・[[恐竜]]は、[[Timmy, Johnny, and Spike|ティミー]]垂涎の超弩級[[ファッティ]]。12/12[[トランプル]]の[[サイズ]]に、自軍[[クリーチャー]]の[[パワー]]に応じて[[マナ・コスト]]を減少させる[[能力]]を備えている。
 
[[緑]]の[[エルダー]]・[[恐竜]]は、[[Timmy, Johnny, and Spike|ティミー]]垂涎の超弩級[[ファッティ]]。12/12[[トランプル]]の[[サイズ]]に、自軍[[クリーチャー]]の[[パワー]]に応じて[[マナ・コスト]]を減少させる[[能力]]を備えている。
  
サイズに違わず[[マナ総量]]も12[[マナ]]と超重量級だが、クリーチャーの[[展開]]という[[ビートダウンデッキ|ビートダウン]]の基礎的な動きだけで自然に[[コスト]]の減少を図れるのが強み。例えば、[[ターン]]に応じて1ずつパワーの高いクリーチャーを[[唱える|唱えて]]いけば、5ターン目には最少2マナで唱えることができる。[[除去]]の飛び交う[[構築]][[環境]]においても5~7マナ程度なら十分現実的であり、見た目より[[軽い|軽く]]非常に高[[マナレシオ]]な[[フィニッシャー]]として、盤面に与えるインパクトは大きい。
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[[サイズ]]に違わず[[点数で見たマナ・コスト]]も12[[マナ]]と超重量級だが、クリーチャーの[[展開]]という[[ビートダウン]]の基礎的な動きだけで自然に[[コスト]]の減少を図れるのが強み。例えば、[[ターン]]に応じて1ずつパワーの高いクリーチャーを[[唱える|唱えて]]いけば、5ターン目には最少2マナで唱えることができる。[[除去]]の飛び交う[[構築]][[環境]]においても5~7マナ程度なら十分現実的であり、見た目より[[軽く]]非常に高[[マナレシオ]]な[[フィニッシャー]]として、盤面に与えるインパクトは大きい。
  
一時的な[[強化]][[呪文]]やパワー偏重クリーチャーとの相性がよく、[[巨大化/Giant Growth]]系統の[[呪文]]や[[能力]]は[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]さながらに働くし、[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]、[[むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth]]や[[結束した角冠/Bonded Horncrest]]などのパワー>マナ・コストのクリーチャーも疑似的な[[マナ加速]]になる。実際鉄葉ストンピィでは1ターン目にラノワールのエルフ、2ターン目に鉄葉のチャンピオンが出れば3ターン目には[[剛力化/Titanic Growth]]からこれが出てくる。
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一時的な[[強化]][[呪文]]やパワー偏重クリーチャーとの相性がよく、[[巨大化/Giant Growth]]系統の[[呪文]]や[[能力]]は[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]さながらに働くし、[[鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion]]、[[むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth]]や[[結束した角冠/Bonded Horncrest]]などのパワー>マナ・コストのクリーチャーも疑似的な[[マナ加速]]になる。
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その他、[[アモンケット]]の[[神]]や[[機体]]など何らかの制約の代償に高い[[P/T]]を持つ[[カード]]との組み合わせも有効である。[[キランの真意号/Heart of Kiran]]→[[不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable]]と繋げれば4ターン目に出す事も可能であり、実際に[[構築]]での採用実績もある。
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[[ドミナリア]]での[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]]の[[再録]]も好材料で、併用する事でより安定した早期展開が狙える。2ターン目に不屈の神ロナス→3ターン目にキランの真意号や[[立て直しのケンラ/Resilient Khenra]]でこれも同一ターンに揃えられるほど。
  
その他、[[アモンケット]][[神 (アモンケット・ブロック)|神]]や[[機体]]など何らかの制約の代償に高いマナレシオを持つ[[カード]]との組み合わせも有効である。[[キランの真意号/Heart of Kiran]]→[[不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable]]と繋げれば4ターン目に出す事も可能であり、実際に[[構築]]での採用実績もある。[[ドミナリア]]での[[ラノワールのエルフ/Llanowar Elves]][[再録]]も好材料で、併用する事でより安定した早期展開が狙える。2ターン目に不屈の神ロナス→3ターン目にキランの真意号や[[立て直しのケンラ/Resilient Khenra]]でこれも同一ターンに揃えられるほど。
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自分のクリーチャーが少ない状態では有効に機能しないため、一般的に優先度の低い「有利な状況をさらに有利にするカード」の側面はあるものの、ある程度設えた盤面から一気に形勢を傾けるだけのリターンは見込めるため、早期展開を狙っていく価値は十分にある。並べたクリーチャーと共に[[全体除去]]を受けては元も子もないので、[[レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha]]や[[オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster]][[速攻]]を付与したり、[[投げ飛ばし/Fling]]たりするなどして、速やかに決着をつけたい。
  
自分のクリーチャーが少ない状態では有効に機能しないため、一般的に優先度の低い「有利な状況をさらに有利にするカード」の側面はあるものの、ある程度設えた盤面から一気に形勢を傾けるだけのリターンは見込めるため、早期展開を狙っていく価値は十分にある。一発でも殴れればそのまま決着がつくか、そうでなくても戦況を逆転しうるので、[[レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha]]や[[オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster]]で[[速攻]]を付与したり、[[投げ飛ばし/Fling]]たりするなどのフォローがほしい。あるいは、除去されることを前提に多めに積んでおくのもよい。伝説ではあるが、基本的に1体で勝負をつけられるので、同時に複数出せないことはあまり気にならない。
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全体除去さえ受けなければ除去されても低コストで出し直せる性質から、伝説にもかかわらず2枚目以降も比較的腐りにくい。
  
以上のように非常に強力なクリーチャーではあるが、それでも「他のクリーチャーがいなければほぼ手札で腐る」という点は決して軽くないデメリットであることには留意が必要。クリーチャーは揃えるのが容易な反面、対戦相手からの妨害手段もいくらでもあり、特に[[全体除去]]は天敵である。そのため、ある程度ガルタを出しやすい構成にしている場合であっても、 [[メタゲーム]]によって枚数の調整などをする必要がある。
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[[スタンダード]]では、実質的な同マナ帯にレギサウルスの頭目や[[殺戮の暴君/Carnage Tyrant]]などのより安定した候補もいるためそれほどの存在感を示せていないが、[[恐竜 (デッキ)|赤緑恐竜]]や[[ステロイド/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|赤緑モンスター]]、[[緑単色デッキ|緑単ビートダウン]](および[[タッチ]][[黒]]に近い[[黒緑ビートダウン]])などでの採用例がある。その場合は併用される事も珍しくない。
  
[[モダン]]においては、[[滋養の群れ/Nourishing Shoal]]型の[[グリセルシュート]]で[[世界棘のワーム/Worldspine Wurm]]の代替として注目する向きがあるようだ。比べると[[除去耐性]]で劣るが、[[回復]]量で勝り、これ自体が[[御霊の復讐/Goryo's Vengeance]]で[[釣る|釣れる]]事から[[デッキ]]内の連携性が高められる。
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[[モダン]]においては、[[滋養の群れ/Nourishing Shoal]]型の[[グリセルシュート]]で[[世界棘のワーム/Worldspine Wurm]]の代替として注目する向きがあるようだ。比べると[[回復]]量や[[除去耐性]]で劣るが、これ自体が[[御霊の復讐/Goryo's Vengeance]]で[[釣る|釣れる]]事から[[デッキ]]内の連携性が高められる。
  
 
[[イクサラン・ブロック]]の[[リミテッド]]では[[クリーチャー]]が並びやすく、それでいて[[除去]]が弱いため[[戦場]]に出せる機会は多い。12/12というサイズは暴力そのもので、並大抵の[[コンバット・トリック]]で討ち取れるものではない。
 
[[イクサラン・ブロック]]の[[リミテッド]]では[[クリーチャー]]が並びやすく、それでいて[[除去]]が弱いため[[戦場]]に出せる機会は多い。12/12というサイズは暴力そのもので、並大抵の[[コンバット・トリック]]で討ち取れるものではない。
  
 
*[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャーの中に負の値のパワーを持つクリーチャーがいた場合、それらもパワーの合計の計算に含める。ただし合計の結果として負の値になっても、ガルタを[[唱える]]コストが増加することはない({{CR|107.1b}})。
 
*[[あなた]]が[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するクリーチャーの中に負の値のパワーを持つクリーチャーがいた場合、それらもパワーの合計の計算に含める。ただし合計の結果として負の値になっても、ガルタを[[唱える]]コストが増加することはない({{CR|107.1b}})。
*[[イクサランの相克]]発売前の[[ストアチャンピオンシップ]]で、別[[絵|イラスト]]のボックスレス・[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/ixalan-store-championship-goodies-2017-10-30 Ixalan Store Championship Goodies](News [[2017年]]10月30日 [[Blake Rasmussen]]著)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0030104/ マジックの1シーズンを締めくくるイベント! ストアチャンピオンシップ:『イクサラン』来週開催!](こちらマジック広報室!! [[2017年]]12月21日 [[ブルナー実久]]著)</ref>。
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*[[イクサランの相克]]発売前の[[イクサラン]]期の[[ストアチャンピオンシップ]]で、別[[絵|イラスト]]のボックスレス・[[プロモーション・カード]]が配布された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/ixalan-store-championship-goodies-2017-10-30 Ixalan Store Championship Goodies](News [[2017年]]10月30日 [[Blake Rasmussen]]著)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0030104/ マジックの1シーズンを締めくくるイベント! ストアチャンピオンシップ:『イクサラン』来週開催!](こちらマジック広報室!! [[2017年]]12月21日 [[ブルナー実久]]著)</ref>。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
{{同一の存在を表すカード/ガルタ}}
 
 
 
===サイクル===
 
===サイクル===
 
{{サイクル/イクサランの相克のエルダー・恐竜}}
 
{{サイクル/イクサランの相克のエルダー・恐竜}}
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
緑のエルダー・恐竜のデザインは、他の恐竜が怯えるような最大の恐竜を作るという事になった。必然的に非常に[[重い]]マナ・コストともなるため、何らかのコスト低減手段も必要となった。恐竜の多いデッキに入れたくなるような恐竜の王者としてのフレーバーから、従える恐竜(クリーチャー)達のパワーを参照する事とし、様々な数を試した結果、現在の数値に落ち着いた。[[ダブルシンボル]]や[[伝説のクリーチャー]]である事は、強力になり過ぎないための縛りとしても働いている。<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/rivals-no-other-part-2-2018-01-15 A Rivals No Other Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0030146/ 他ならぬ『相克』 その2](Making Magic [[2018年]]1月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
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緑のエルダー・恐竜のデザインは、他の恐竜が怯えるような最大の恐竜を作るという事になった。必然的に非常に[[重い]]マナ・コストともなるため、何らかのコスト低減手段も必要となった。恐竜の多いデッキに入れたくなるような恐竜の王者としてのフレーバーから、従える恐竜(クリーチャー)達のパワーを参照する事とし、様々な数を試した結果、現在の数値に落ち着いた。[[ダブルシンボル]]や[[伝説のクリーチャー]]である事は、強力になり過ぎないための縛りとしても働いている<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/rivals-no-other-part-2-2018-01-15 A Rivals No Other Part 2]/[http://mtg-jp.com/reading/mm/0030146/ 他ならぬ『相克』 その2](Making Magic [[2018年]]1月15日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
 
'''ガルタ'''/''Ghalta''は、[[イクサラン/Ixalan#オラーズカ/Orazca|オラーズカ/Orazca]]とともに長い眠りについていた[[エルダー|古の]][[恐竜]]の1体。巨大な肉食恐竜({{Gatherer|id=439787}})。[[緑マナ]]と、貪り尽くす自然の飢えの体現である。
 
'''ガルタ'''/''Ghalta''は、[[イクサラン/Ixalan#オラーズカ/Orazca|オラーズカ/Orazca]]とともに長い眠りについていた[[エルダー|古の]][[恐竜]]の1体。巨大な肉食恐竜({{Gatherer|id=439787}})。[[緑マナ]]と、貪り尽くす自然の飢えの体現である。
  
 
===登場記事===
 
===登場記事===
*[https://web.archive.org/web/20220122232607/https://magic.wizards.com/en/story/planes/ixalan IXALAN(Internet Archive)]/[https://web.archive.org/web/20180309072501/https://magic.wizards.com/ja/story/planes/ixalan イクサラン(Internet Archive)](公式サイト)
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*[https://magic.wizards.com/en/story/planes/ixalan IXALAN]/[https://magic.wizards.com/ja/story/planes/ixalan イクサラン](公式サイト)
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/three-hundred-steps-under-the-sun March of the Machine | Ixalan: Three Hundred Steps Under the Sun]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MOM/0036856/ サイドストーリー・イクサラン編 太陽の下の三百段]([[Daily MTG]] [[2023年]]3月21日)
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==脚注==
 
==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:イクサランの相克]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:イクサランの相克]] - [[レア]]
*[[カード個別評価:Jumpstart]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:統率者マスターズ]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:スペシャルゲスト (イクサラン:失われし洞窟)]] - [[レア]]
 
*[[Secret Lair Drop Series/2022年#Just Add Milk|Secret Lair Drop Series: Just Add Milk]]
 
 
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